【おたより】10月のアイデア!年齢ごとに書き出し・例文を紹介

更新日:

保育士さんにとっては毎月の仕事でもある「おたより」の作成。毎月似たような内容になってしまう、ネタに困ってしまう、なんて悩みもあるかもしれません。10月はちょうど年度の折り返し。この半年のクラスの成長ぶりや、季節の話題を盛り込んでもよいでしょう。今回は、年齢別に10月のおたよりの文例について紹介していきます。10月のおたより作成のヒントとして、ぜひ参考にしてください。

10月のおたより【書き出し】のポイント

書き出しは、読み手の心を掴む大切な部分です。

季節を意識したフォーマルな文章であり、かつ読みやすい内容がよいでしょう。

以下の文例を参考にしてみてください。

夏の暑さも和らぎ、お散歩の際も心地よい秋風を感じる季節になりました

高く澄み切った青空のもと、◯◯組さんの笑顔もキラキラ輝く季節となりました

キンモクセイの甘く優しい香りに包まれ、自然と気持ちも穏やかになる季節となりました

園庭の木々も赤や黄色に色付き始め、◯◯組さん達はそんな自然の移り変わりに興味津々の日々を過ごしております

10月になると、30度を超える真夏日もほぼなくなり、過ごしやすい季節となります。

穏やかな季節を迎えたことで、お散歩や外遊びも一層生き生きとしていることを伝えると、より保育園のおたよりらしくなるでしょう。

10月のおたよりで保護者に伝えること

10月は季節の変わり目でもあります。

気温の変化による注意点や心がけなど、園生活でや普段の生活で必要な点についてお願いしてみましょう。

10月は衣替えのタイミング

全国的に10月は、半袖から長袖へ衣替えをするタイミングとなります。

登園時の服装や、園に置いておく「お着替え」も秋物に衣替えするようお願いしましょう。

しかしまだまだ朝晩の寒暖差も大きいため、あまり着込んでしまうと、遊びの最中に汗をかいてしまいます。

おたよりでは、衣類調節しやすい服(カーディガンや羽織もの)の準備も併せてお願いするとよいでしょう。

靴のサイズを再チェック

10月は炎天下が続いた真夏より、外遊びをする機会が増える季節でもあります。

お散歩の回数を増やし、木の実や葉っぱなどを探すことで、自然に触れる機会を増やしたい保育士さんも多いでしょう。

また園によっては、運動会の練習が始まる時期でもあります。

外での活動が増えますが、靴は意外と新年度(4月)に準備したサイズのもののままである場合もあります。

靴は小さすぎても大きすぎても足に良くないため、その都度ちょうどよいものに変えてもらうようお願いしましょう。

体調観察のお願い

10月は急に気温が下がり、朝晩の気温差もあって小さな子どもは風邪を引きやすい季節でもあります。

咳や鼻水など、風邪の初期症状の観察や毎日の検温をしっかり行なってもらうようお願いしましょう。

10月の園行事のお知らせ

10月は暑さも和らぎ、全国各地で運動会が開催される時期ですね。

保育園によって異なりますが、10月に運動会・遠足・お芋掘り遠足・ハロウィンなどたくさんの行事を行う場合も多いでしょう。

各行事について日程や準備物などしっかり伝え、また詳細は別途行事ごとにプリントを配るので目を通してほしいことを伝えましょう。

10月は「園行事の多い月」でもあるため、保護者へ伝え漏れのないよう気を付けましょう。

年齢別(クラス別)10月の保育内容について

10月は年度の折り返しであり、4月からの成長を感じる時期でもあります。

子ども達の成長した部分に触れ、保護者と喜びを共有できるおたよりにするのもよいですね。

年齢別の文例を紹介します。

0歳児の文例

食欲の秋のとなりました。 「自分で食べたい!」と意欲たっぷりの◯◯組のみんな。 スプーンで何度もすくおうと頑張る姿が、とてもかわいらしいです。 ほとんどのお子さんがミルクを卒業し、今では美味しい給食をあっという間に間食しています! 食べることに一生懸命な◯◯組さん。 10月はお芋やカボチャメニューにも挑戦してみます。

1歳児の文例

歩き方が安定し、楽しく園庭を走り回るお子さんも増えてきました。 園庭やお散歩が大好きな◯◯組さん。 どんぐりや木の実を拾っては先生に見せてくれます。 園庭のコスモスにも興味津々で、秋の自然探しを楽しんでいます。 進級時には先生のそばから離れなかったお子さんも、クラスのお友達との関わりができてきました。 絵本に出てきた「かして」「どうぞ」のフレーズをみんな気に入っています。 そんな◯◯組さんのやり取りに、つい胸が温かくなってしまいます。

2歳児の文例

暑さも和らぎ、運動にぴったりな季節となりました。 毎日のように園庭で元気よく走ったり、ボール遊びに夢中な◯◯組さん。 みんな、ずいぶん速く走れるようになりました。 ボールも上手に投げられるようになり、先生やお友達に何度も「いくよー」と投げてくれます。 そんな姿に成長を感じます。 ◯◯組さんはボール遊びが大好きなので、運動会でもボールを使った種目を行う予定です。 楽しみにしていてくださいね。

3歳児の文例

クラスのみんなといっしょに遊ぶのが大好きな◯◯組さん。 声を合わせて「やきいもグーチーパー」を歌い、ジャンケンをしては、喜んだり「もう一回!」と悔しがったりしています。 鬼ごっこやかけっこをしたり、園庭での外遊びにもちょうど良い季節となりました。 みんな鬼役の先生やお友達から、夢中になって逃げ回っています。 室内遊びでは、おままごとやお買い物ごっこを楽しんでいます。 ママの真似をして、一生懸命お料理を作って振る舞ってくれています。 「おいしかったよ!」と言うと、「ありがとう。また作ってあげる。」と優しく言ってくれる姿に、成長を感じます。

4歳児の文例

涼しくなってきたので、保育園から少し離れたの公園へ散歩に行っています。 みんな、体力がついてきて、少し遠くまでのお散歩もへっちゃらです! お友だちと手をつないで、色んな歌を歌いながら歩く◯◯組さんたち。 「あとちょっとだよ」と声を掛け合う心優しい姿に、成長を感じます。 仲間意識が芽生え、クラスのお友だちとの関係もより深まってきました。 困っているお友だちにみんなで「どうしたの?」と声を掛けに行く姿は、見ているだけで心が温かくなります。 お友達が大好きな◯◯組さんです。

5歳児の文例

読書の秋になりましたね。 ◯◯組さんの保育室にも新しい絵本が増えました。 新しい絵本に気付いて、さっそくみんなで読書を楽しんでいます。 「その絵本、面白い?」と、お友達が読んでいる絵本にも興味津々です。 たくさんの絵本に触れてほしいなと思います。 運動会も近づき、チームごとの旗をみんなで作っています。 「こんな絵を入れたい」「赤チームだから消防車がいい」など、みんなで楽しく意見を出し合っています。 運動会当日、◯◯組さん達が作った色とりどりの旗にも、ぜひご注目ください。

子どもの成長を中心に見つめて

  • たくさん歩けるようになった
  • こんな遊びができるようになった
  • お友だちとの関わり方が変わってきた

など成長面でのエピソードを保護者と共有することで、保護者も子どもの成長を微笑ましく感じるでしょう。

園行事の練習や準備を進めている園では、その様子をお伝えするのもよいですね。

新年度のスタートから半年が経った10月。
クラス全体も落ち着いてくる時期です。

保育士自身も子どもの成長を改めて観察することで、4月からの子どもの成長を感じることができるでしょう。

成長したなと思う点を素直に書くのがポイントかもしれません。

まとめ

10月は園行事やイベントも多く、気候も変わる時期であるということが分かりました。

保育士にとっては少し忙しい時期ですが、子どもたちにとっては、素敵な経験がたくさんできる楽しい時期でもありますね。

4月から受け持ってきた子どもの成長も感じやすい時期でもあり、この半年間のクラスの成長ぶりを総括してみるのもよいかもしれません。

保育士ならではの優しい目線と表現で書くことで、おたよりが保護者にとってより身近で親近感のあるものとなるでしょう。

 

保育士さんの転職サポートは【保育求人ラボ】


【保育求人ラボ】は専門のアドバイザーがあなたに合った保育園・幼稚園の求人をご提案させていただきます。ご不安な点やご希望などしっかりとヒアリングさせていただき、サポートさせていただきます。まずはお気軽にお問い合せください。

お電話で無料お問い合わせ 簡単!LINEで無料お問い合せ

Instagramにてお役立ち情報更新中!
フォロー・いいね・コメントよろしくお願いします♪