お役立ち情報
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乳歯が生えそろう3歳ぐらいから、歯磨き指導を始める保育園は多いように思います。
子ども達の中には、歯磨きが嫌いな子もいるため、歯磨き指導に苦労することもあるかもしれません。
この記事では、どのようにして歯磨き指導を行うのか、子ども達がいかに楽しく歯磨きができるようになるか、具体的な指導方法やうまくいくコツを月齢別にご紹介いたします。
■目次
子ども達が毎日通う保育園だからこそ、歯磨き指導を行うことで歯磨きが習慣化しやすくなります。
歯磨き指導といっても、はじめから歯ブラシで歯磨き指導をするわけではありません。
まだ歯磨きの習慣がついていない0歳児のころから、保育士がミルクや離乳食の後にお口の中をガーゼなどで拭き取ってあげることから始まります。
その次の段階ではうがいの練習、そして歯ブラシを使って歯を磨くなど、次第に段階を踏んでいきます。
そうすることで、口の中がきれいになると気持ちがいいという感覚を覚え、歯磨きが習慣化していくのです。
保育園では、基本的な生活習慣を身につけるという役割もありますので、保育園の中で歯磨き指導を行うことはとても大切なことです。
周りのお友達がいる中で一緒に歯磨き指導を行うことにもメリットがあります。
歯磨きが苦手で家では歯磨きをさせてくれなかったり、大泣きしたりする子もいて、苦労することも多いのではないでしょうか。
どうして歯磨きが嫌いなのか、その子どもの気持ちによりそうことも大切です。
保育園ではお友達がたくさんいますから、歯磨きを素直に受け入れやすく、抵抗感を持ちにくくなります。
保育園という集団だからこそ、子ども達が楽しく歯磨きができるのですね。
また子どもたちに歯磨き指導を行うにあたり、どうして歯磨きをしないといけないのか、ということをきちんと説明する必要があります。
口頭で歯磨きの大切さを説明しても、子ども達は理解できません。
子ども達がいかに楽しく歯磨きが出来るか、その必要性を理解できるかは、保育士の腕にかかっているといっても過言ではないでしょう。
絵本や教材、音楽などを使って、歯磨きのコツや虫歯の怖さ、歯磨きの大切さを子ども達に伝えましょう。
保育園の本格的な歯磨き指導の開始時期は、歯がおおよそ生えそろう3歳くらい、つまり年少クラスです。
最初は保育士が歯ブラシを支えながら一緒に行いますが、年中さんではほぼひとりで歯磨きが出来るようになり、年長では歯磨きが習慣化できるようになります。
それぞれ具体的な歯磨き指導をご紹介していきます。
歯が生えはじめ、生えそろう時期になります。
0歳児クラスは口の中にものを入れることの抵抗感をなくすため、口の中にいれてもいい安全なおもちゃを用意したりすることも、今後を見据えた歯磨き指導の一環です。
ミルクや離乳食後に口の中の汚れをガーゼで拭き取ったりすることもあります。
食事後にお茶を飲ませたりして、口の中がすっきりする感覚を覚えさせたり、うがいの練習をしていきましょう。
そうすることで、食事の後は口の中をきれいにするという習慣が少しずつ身についていきます。
この時期から本格的な歯磨き指導の始まりです。
まずは歯ブラシを自分で持つことから始めます。
歯ブラシの正しい持ち方や動かし方、歯磨きをするときの注意点について繰り返し説明していきましょう。
3歳児はまだ説明しても理解できないことも多く、歯ブラシをくわえて歩き回るなど危険な行動もしがち。
一番事故が起きやすい時期でもありますので、目を離さないように注意しましょう。
少しずつ、なぜ歯磨きをしないといけないのか、その必要性が理解できてきます。
また自分で磨くこともできるようになってくる時期でもあります。
正しく歯が磨けているか、一人ひとり見守るようにしましょう。
早い子は夏あたりから乳歯が抜け始めますので、歯に関する関心も高まる時期でもあります。
歯磨きの重要性も正確に理解できるようになってきます。
歯磨きも生活習慣の一つとして獲得できる時期でしょう。
このころになると、1本は乳歯が永久歯に生え変わっているはずです。
お兄ちゃん・お姉ちゃんになったことを認め、奥歯まで届くようにブラッシング指導をしたり、これまで以上に鏡を見て磨くなど、細かい指導を行うようにしましょう。
小学校入学を見据え、保護者とも連携をとり、歯磨き指導の啓発を進めていきましょう。
歯磨き指導をするときは、なぜ歯磨きをしないといけないのか、歯磨きをしないとどうなるのかということをきちんと子ども達に説明する必要があります。
しかしただ口頭で伝えたとしても、子ども達には響きませんし、難しすぎて理解できないことも。
そんなとき歯磨き指導を行う保育士さんには、絵本や教材・音楽・劇などの活用をおすすめします。
いかに子ども達にわかりやすく、楽しく伝えるかは保育士の醍醐味でしょう。
歯磨きの必要性を伝えるときに、一番子ども達に伝わりやすいのはやはり絵本です。
子ども達は絵本が大好き。
歯磨きについて書かれている絵本は、とても分かりやすく、視覚に訴えるため子ども達の興味をそそるでしょう。
「歯磨きやってみたい!」と思ってもらえるように保育の時間の中で、繰り返し読み聞かせを行うといいでしょう。
>>>おすすめの歯磨き絵本
絵本で歯磨きの必要性を伝えた後は、いよいよ実践です。
子ども向けの歯磨きの歌を一緒に歌いながら、歯磨きをもって実践してみましょう。
どういう動きをすればいいのか、どこを磨けばいいのか、歌をうたって楽しく実践することで、スムーズに子ども達の頭にはいってくるでしょう。
>>>おすすめの歯磨きの歌
年に2回ほど、歯科検診を設けている園は少なくないでしょう。
そのタイミングに合わせて、可能ならば歯科衛生士の方、もしくは看護師にブラッシング指導をしてもらうとよいでしょう。
手作りの歯の模型や歯ブラシを使って、どんな風にブラッシングすればいいのか子ども達に実践してもらうといいですね。
6月4日~10日は歯の健康習慣です。
その期間に合わせて、エプロンシアターやパネルシアターを活用して歯の大切さについて子ども達に伝えたり、クイズを取り入れたりすると、子ども達も歯について楽しく学習することができますね。
子どもだけではなく、保護者にも歯磨きの大切さを理解してもらう必要があります。
基本的な生活習慣は本来家庭で習得するものだからです。
保護者向けの保健だよりを作成し、仕上げ磨きについて、虫歯にならないために家庭で気を付けること、歯を強くする食べ物など家庭でも積極的に歯磨きの大切さについて話す機会を設けてもらいましょう。
特に仕上げ磨きについては、虫歯予防はもちろん、親子のスキンシップをとる目的もあります。
普段保育園で頑張っている子ども達には、最高の時間になること間違いなしです。
保育園における歯磨き指導は、子ども達の基本的な生活習慣の獲得にとても大切です。
長時間子どものそばにいる保育士だからこそ、子どもに合わせた歯磨き指導ができ、子ども達も楽しく日々の生活習慣の中に取り入れることが出来るでしょう。
絵本や歌など、子ども達が歯磨き対して興味がわくような工夫をたくさん取り入れてみてくださいね。
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