私立保育園の特徴は?公立との違いやメリット・デメリットを紹介

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私立保育園は、子どもの個性を存分に伸ばせるような、多様な保育があるのが特徴です。 保育士を目指している人、転職を検討している保育士の中には「公立、私立のどちらが良いのか?」迷っている方もいるのではないでしょうか?今回は、私立保育園の特徴に関する、公立保育園との違いやメリット・デメリットについて解説します。

私立保育園は”個性”ある多様な保育が魅力!

私立保育園の特徴は、何といっても保育園によって大きく異なる保育方針ではないでしょうか。

私立保育園は、社会福祉法人をはじめ、株式会社やNPO法人、学校法人、宗教法人など、さまざまな団体が運営をしています。

そのため、英語やスポーツ、音楽など、さまざまなジャンルに力を入れている保育園が多く、独自の保育カリキュラムを組んでいます。

また、延長保育や早朝保育、休日保育といった充実した保育サービスを提供している保育園が多く見受けられます。

公立保育園との違いは?

私立保育園と公立保育園の大きな違いは、運営元と働いている保育士です。

それぞれどのような違いがあるのか、見てみましょう。

◆運営元の違い◆

前述でも述べたように、私立保育園は、園によって運営元が異なります。

一方、公立保育園の運営元は、地方自治体(市区町村)です。

そのため、保育園によって保育内容がバラエティー豊富である私立保育園に対し、公立保育園の保育内容は、各園ごとに大きな違いは見られず、比較的均一に見受けられます。

◆職員構成の違い◆

保育園で働く職員構成も、私立保育園と公立保育園によって違う点です。

通常、保育園で保育士として働く場合、基本的に保育士資格を取得している必要があります。

ですが、公立保育園の場合、この保育士資格に加えて、公務員試験に合格していることが働く条件になります。

つまり、公立保育園の保育士は、公務員として働くことになるのです。

給与が安定しており、残業もほとんどありませんが、園によっては数年単位での異動があるようです。

 

私立保育園の保育士として働くメリット

私立保育園の保育士として働くメリットは、以下の通りです。

自分に合ったタイプの保育園を選べる

私立保育園は、園によって運営元が異なることから、保育方針もさまざまです。

宗教系やモンテッソーリ教育、シュタイナー教育など、プログラムも多種多様です。

そのため「○○な保育をしたい」と、明確な保育方針が自身の中であるのであれば、自分に合った保育園を選ぶことができるでしょう。

活気にあふれている

私立保育園で働く保育士は、比較的若い年代の保育士が多い傾向にあります。

その理由として、保育士資格+公務員試験合格が条件の公立保育園よりも、保育士資格があれば就業することができる私立保育園のほうが職に就きやすいことが挙げられます。

特に若い保育士にとっては、同年代の仲間と一緒に働けることに嬉しさと安心を得られることでしょう。

設備が整っている

私立保育園は、設備や建物など、施設をきちんと整備している園が比較的多くあります。

そのため、新しい玩具や遊具を設置していたり、建物にこだわりがある園も多く見受けられます。

加えて、冷房や空気清浄機を完備している園もあるため、職場環境は非常に良いです。

 

私立保育園の保育士として働くデメリット

一方、私立保育園の保育士として働くデメリットも存在します。

長時間労働になりがち

延長保育や早朝保育、休日保育など、保護者にとっては嬉しい保育サービスを提供している園が多くあります。

それ故に、私立保育園で働く保育士は、長時間労働になりがちというデメリットが挙げられます。

また、保育園によっては、行事を多く実施する園もあるため、その場合は、残業が頻繁にあることも…。

ですが、全ての保育園が長時間労働になりがちというわけではないため、気になる場合は、しっかりと保育方針を確認しましょう。

経験豊富な保育士が少ない

デメリットの一つとして、経験豊富な保育士が少ないことが挙げられます。

若い保育士ばかりで保育経験が浅い場合は、きちんと一から指導してくれる経験豊富な保育士がいないことに不安を感じるかもしれません。

また、新設された保育園では、経験豊富な保育士があまりいないが故に、経験が浅い保育士が役職に抜擢されることもあります。

そのため、責任の重さからストレスを感じてしまうこともあるようです。

保育園の特色に差がある

私立保育園の特徴は、保育園ごとにさまざまな特色があることですが、その特色が強すぎてしまい、「こんなはずじゃなかった」「馴染めないかも」と思ってしまうことも…。

その逆もまたしかりで、無理に保育園の特色を出そうとして、中途半端な保育内容になってしまっている園もあります。

実際に、「この特色に惹かれたけど、思っているのと違った」と保育方針が合わず、辛い思いをする保育士もいるようです。

保育園の運営者によって保育方針や特色は大きく異なるため、園見学を行うなどして、見極める必要があります。

 

私立保育園で働く際のポイントは?

以下では、私立保育園で働く際のポイントについて紹介します。

<年収>
私立保育園で働く保育士の平均年収は、362万1,876円となります。
公立保育園で働く保育士の平均年収は、363万7,356円であることから、あまり大きな差はないですね。
主任保育士、園長とキャリアアップするにつれて昇給していく流れです。
私立保育園は比較的キャリアアップがしやすいため、保育士としてのキャリアプランが立てやすいかもしれません。
参照:内閣府|「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の 経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】」
<待遇・福利厚生>
待遇や福利厚生は、保育園によって大きく異なる部分です。
借り上げ社宅制度を取り入れている園があったり、テーマパークの入場料を割引にする福利厚生を行っている園もあります。
また、私立保育園は、基本的に異動がありません。
そのため、同じ園で長く勤めることができます。
<仕事内容>
仕事内容においては、保育園で取り組んでいる保育方針や教育によって異なります。
また、独自のカリキュラムを組んでいる園も多いため、その保育園でしか経験できないような仕事に携われるかもしれません。
また、保護者のニーズに応えて行くために、シーツの貸し出しやオムツ回収といったサービスを取り入れている保育園もあるため、そのような新しいサービスの対応に慣れていくことが求められるでしょう。

まとめ

私立保育園の特徴をはじめ、働くメリット・デメリットなどについて紹介しました。

中には、これから保育士を目指す方、公立保育園から私立保育園への転職を検討している保育士の方もいるでしょう。

私立保育園には、私立保育園ならではの特徴があります。

本記事を参考に、自分に合った保育園を見つけてくださいね。

 

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