運動保育士ってどんな資格?仕事内容や資格取得の方法について

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子どもの体力低下が問題視される現在、運動保育士の需要は高いといえます。実際に、キャリアアップを目指す保育士の間でも注目されているのが現状です。運動保育士は、子どもの心身の発達を促す大切な役割を担っています。今回は、運動保育士に関する、仕事内容や需要が高い理由、資格取得方法の詳細などについて解説します。

運動保育士とは?

運動保育士とは、運動遊びのプロフェッショナルの育成を目的とした認定資格です。

NPO法人運動保育士会によって運営されています。

運動保育士の役割は、子どもの運動と保育の専門家として、さまざまな運動遊びを提供し、子どもの心身の発達を促すことです。

また、子どもの発達に応じた運動遊びを通して、子どもの好奇心ややる気、達成感、自信といった豊かな社会性を育成することも期待されています。

仕事内容

運動保育士は、0歳児〜を対象として、子どもの発達段階にあわせて楽しく運動する機会を提供します。

また、鉄棒や縄跳び、跳び箱、マット運動など、遊具や器具を活用した遊びを教えることも大切な仕事です。

ですが、ただ教えるのではなく、子どもが楽しく学べるよう、工夫した指導を行えるかどうかがポイントです。

 

運動保育士の需要が高い理由は?

運動保育士の資格は、現在、キャリアアップを目指す保育士の間で注目を集めています。

以下では、運動保育士の需要が高い理由を説明します。

子どもの基礎体力の向上を図るため

近年、子どもの体力低下が問題視されています。

その原因として、社会や環境の変化により、外で遊ぶ機会が減ってしまったこと、子どもの発達状況に応じた適切な指導をできる指導者が少ないということが挙げられます。

そこで、子ども達が存分に身体を動かす機会を作り、基礎体力の向上を図るとともに、子ども達の成長をサポートする専門家が必要とされているのです。

また、基礎体力を向上させることは、病気にかかりにくい健康的な身体づくりにもつながります。

協調性や想像力、コミュニケーション能力の向上に役立つ

運動や身体を動かす遊びは、体力だけでなく、協調性や想像力、コミュニケーション能力の向上にも役立つと言われています。

つまり、身体だけでなく、脳の発達においても非常に効果的なのです。

幼児期から発達状況に適した運動に取り組むことは、子ども達の今後の人生においても大きく影響します。

 

運動保育士の資格取得をするには?

運動保育士の資格は、民間資格であるため、比較的取得しやすいといえます。

運動保育士の資格は、『運動遊び実践コース』と『子育て脳機能コース』の2つのコースがあり、それぞれ初級・中級・上級と分かれています。

習得できる日数や費用についてもそれぞれ異なるため、以下で確認していきましょう。

運動遊び実践コース

運動の指導のみならず、子どもの発達に応じた、安全で楽しい指導ができるようになる指導方法を学びます。

【初級】

・取得できる資格・・・運動遊び実践アシスタント
・取得できる日数・・・半日
・費用・・・35,200円

【中級】※初級コースを取得していることが条件

・取得できる資格・・・運動遊び実践 サブリーダー
・取得できる日数・・・1日
・費用・・・55,000円

【上級】※中級コースを取得していることが条件

・取得できる資格・・・運動遊び実践 リーダー
・取得できる日数・・・2日
・費用・・・110,000円

子育て脳機能コース

脳の発育発達について学ぶとともに、発育発達に応じた関わり方や子どもにより良い環境を提供するための知識を学びます。

【初級】

・取得できる資格・・・子育て脳機能アドバイザー
・取得できる日数・・・半日
・費用・・・35,200円

【中級】※初級コースを取得していることが条件

・取得できる資格・・・子育て脳機能ディレクター
・取得できる日数・・・半日
・費用・・・55,000円

【上級】※中級コースを取得していることが条件

・取得できる資格・・・子育て脳機能プロデューサー
・取得できる日数・・・半日
・費用・・・110,000円

参照:NPO法人 運動保育士会|「運動保育士資格認定」

 

運動保育士の資格取得をするメリット

以下では、運動保育士の資格取得をするメリットを紹介します。

転職の際に有利になる

自身の専門性を高めるために運動保育士の資格を保有していることは、転職の際のアピール材料となります。

また、運動に注力している保育園への転職を検討しているのであれば、有利になる可能性が高いです。

保育園によっては、資格手当を支給している園もあるため、給与アップも見込めるでしょう。

スキルアップにつながる

運動遊びのバリエーションが増え、保育の幅を広げることができます。

また、運動遊びの専門的な知識を活かすことにより、保育園内での運動遊びの計画を立てたり、同僚の保育士へアドバイスができるようにもなるでしょう。

加えて、保育園のみならず、障がい児施設や大規模な商業施設など、さまざまな場所で活躍することができます。

 

まとめ

近年、子どもの基礎体力の低下により、運動保育士の資格が注目されています。

転職に有利になる点やスキルアップにつながるなどのメリットがあるため、運動が好きな保育士におすすめな資格です。

運動遊びは、子どもの成長に大きな影響があるため、運動を通してサポートしたいと考える方は、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか?

 

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