お役立ち情報
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保育士同士で協力し合いながら子どもの保育を行う複数担任制は、保育士にとってストレスを抱える要因になりやすいです。そのため、複数担任をすることに気が進まない保育士も少なくありません。ですが、保育士の中には上手く複数担任制をこなしている保育士もいます。今回は、複数担任制のストレスとその要因や解決策について紹介します。
複数担任の場合、数人の保育士と一緒に子ども達の保育をする必要があるため、保育士同士のチームワークが非常に重要です。
しかし、担任同士の人間関係トラブルや情報共有不足、仕事のやりにくさなど、保育士はさまざまなトラブルを抱えているようです。
一見、このようなトラブルはどのような職場にも必ずあるように見えます。
ですが、ここで注意すべきことは、相手が子どもだということです。
情報共有ができていないが故に、子どもが不利益を被るようなことは絶対にあってはいけません。
保護者からの連絡事項や子どもの状態把握など、クラスに関わる保育士全員で情報を共有して、子どもの安全を最優先にする必要があります。
だからこそ、保育士の抱えるストレスは大きいのかもしれません。
保育士が抱えているストレスの要因は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
中には、性格が合わないと感じる保育士もいます。
例えば、スローペースとハイペースの保育士は、お互いに価値観も違います。
子ども達とゆっくり関わりたいと思っていても、他の保育士からせかされたり、指摘を受けたりすることによって徐々に溝が生じます。
逆の立場でいえば、他にしなければいけない仕事があるにも関わらず、ゆっくり仕事をしている保育士を見ると、イライラしてしまうかもしれません。
大したことではないことも、お互いを認めないことで大きなひずみとなって仕事に影響を及ぼしてしまいます。
人間関係によるトラブルは、お互いの心理的・物理的距離を広げてしまいます。
無意識に合わない人とのコミュニケーションを避け、必要な報告や連絡事項を伝えなかったり、相談したりしないといったことが起こることも。
このような状況下から、さらなるトラブルを引き起こし、大きな問題につながってしまう可能性があります。
子ども達は、感受性が豊かであるが故に、クラス内がぎくしゃくしてしまうと、その空気を敏感に感じ取り、落ち着かなくなってしまうこともあります。
ときにはいつもと違う行動を起こしたり、クラス内でトラブルが起きたり、なんだかそわそわしてしまうような状況を作り出してしまうこともあるでしょう。
そのクラスを保育士がまとめようと躍起になることで、さらにストレスを溜め込むという負の連鎖ができ上がってしまうのです。
保育士の中には、複数担任制でもストレスをあまり感じず、いきいきと働いている人もいます。
このような保育士は、複数担任制において物事をどのように解決していっているのでしょうか。
複数担任制での人間関係に悩む保育士の方は、解決策のヒントとして参考にしてみてくださいね。
複数担任制のストレスと上手に向き合っている保育士の特徴として、どんなに苦手な人がいても、子どもの前では落ち込んだり、泣いたりしないことが挙げられます。
もちろん、気分が落ち込むことは誰にだってあります。
しかし、それを子どもの前で見せることは、保育のプロとは呼べません。
保育士として、どんなことがあっても感情を一定に保ち、目の前の子ども達としっかり向き合うことが大切なのです。
先輩保育士から指導を受けた際、「私は悪くない!」と開き直ることはありませんか?
どんなときもまずは相手の話を聞き、指導を受けたらそれを一旦受け入れるということを心がけましょう。
これは、指導している側にも同じことがいえます。
むやみに叱責するのではなく、どうしてそのようなことをしてしまったのか、何が原因なのか、まずは指導している保育士の話を聞きましょう。
人の話を聞かないということは、「自分のことを信頼してくれていない」と相手に思わせてしまい、人間関係のトラブルに発展する恐れがあります。
苦手な保育士がいると、その人の嫌なところだけが目につき、イライラしてしまったり、距離を取ってしまったりしがちです。
しかし、相手の悪いところばかりに目が行ってしまっては、いつまでたってもお互いに気持ちよく働くことができません。
子ども達に良い保育を提供するためにも、相手のいいところを見つけてみてはいかがでしょうか。
子どもの泣き止ませ方が上手だったり、保護者対応が素晴らしかったり、絵が上手で子ども達から人気だったり…何かしらいいところや見習うべきところが必ず見えてきます。
少し視点を変えてみて、いいとこ探しをしてみましょう。
コミュニケーションがよく取れている保育士の特徴として、「ありがとうございます」「ほかに仕事はありませんか?」「手伝いますよ」など、他の保育士のことを気に掛けていることが挙げられます。
このことから複数担任制においては、自分のことだけじゃなく、相手のこともしっかりと観察し、協力し合う体制を主体的に作り上げることが大切ということが分かります。
また、自分が何かを手伝ってもらった際は、感謝の気持ちをしっかりと述べて、相手を気遣う、そんな気配りが複数担任制での人間関係を良好にするのです。
複数担任制は人間関係のトラブルが起こりやすく、保育士のストレスも大きいです。
このようなストレスと上手く付きあうためには、相手を見る視点を変えてみましょう。
また、苦手だと思う人と距離を置くのではなく、どうすれば距離を縮められるかを考え、認めることも大切です。
そして何より、トラブルが起こって迷惑を被るのは子ども達だということも忘れてはなりません。
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