子どもが喜ぶ手作り楽器!保育に取り入れるねらいやアイデアなど

更新日:

保育園で世界に一つだけの手作り楽器を作ってみませんか?手作り楽器は、さまざまな音が鳴って子どもが楽しめることはもちろん、身近な素材だけで簡単に作ることができます。年齢によっては、子どもも一緒に作ることができるため、ぜひ製作遊びの一環として取り入れてみるのもおすすめです。今回は、保育におすすめな手作り楽器を取り入れるねらいやおすすめの製作アイデアを紹介します。

保育に手作り楽器を取り入れるねらい

保育に手作り楽器を取り入れるねらいは、以下の点が挙げられます。

ものを大切にする意識を養う

集中力や想像力、表現力、音感を養う

手作り楽器を使って音楽を楽しむ

友だちと音をあわせて演奏することの楽しさを知る

手作り楽器は、身近な素材を活用して作るため、世界に一つだけのオリジナル楽器となります。

子どもが自分で楽器を手作りした場合、その楽器は子どもにとって大切なものとなるでしょう。

幼児期から大切なものを持つことで、大きくなってもものを大切にするようになります。

また、手作り楽器を作る際は、細かい作業を伴うこともあるため、夢中になって作ることで集中力を養うことにつながります。

加えて、完成した手作り楽器を使ってリズム遊びをすることで、想像力や表現力、音感なども養われるでしょう。

 

円滑に進められる!手作り楽器を作る際の手順

保育に手作り楽器を取り入れようと決めた場合、以下の手順に沿って準備を進めていくと良いでしょう。

「何から手をつけたら良いか分からない」という保育士の方は、ぜひ参考にしてみてください。

①作る楽器を決める
まずは、どのような手作り楽器を作るかを決めましょう。
ここで大切なことは、子どもの年齢や成長にあわせた楽器を作ることです。
例えば乳児であれば、振るだけで簡単に音が出る楽器、幼児であれば、音階も楽しめるような楽器…などを意識すると良いでしょう。
また、3歳児頃になると、子どもも一緒に作れるようになります。
そのため、子どもでも簡単に作れるものや作業工程が少ないものを選んだりすることもおすすめです。
②素材を集める
作る楽器が決まったら、必要な素材を集めましょう。
手作り楽器は、身近なもので作れることも魅力の一つです。
例えば、牛乳パックやペットボトル、紙皿、ストローなど、保育園にあるものを活用すれば、保育士が個別で準備する負担も少なくなります。
子ども達に使えそうなものはないか一緒に探してもらえば、子どもの興味を掻き立てられそうですね。
③楽器製作に取りかかる
素材が集まったら、いよいよ楽器製作の開始です。
手作り楽器の製作は、細かい作業はありますが、どれも簡単にできるため、忙しい保育士でも無理のない範囲で作ることができます。
また、前述でも述べたように、3歳児〜は自分で手作り楽器を作れるようになるため、保育活動の一環として一緒に製作するのがおすすめです。
「どんな楽器ができるかな?」「どんな音が出るかな?」と声掛けをしながら、楽しく作りましょう。
④完成したら、演奏会を開いて楽しむ
手作り楽器が完成したら、演奏会を開いて実際に子ども達で演奏してみましょう。
保育士が指揮者として前に立って、音を順番に出したり、同時に音を出して音を重ねたりするのも楽しそうですね。
また、子どもが好きな音楽を流して、それにあわせて自由に演奏するのも良さそうです。
子ども達が音楽を通して、楽しくコミュニケーションが取れる環境を作れば、有意義な時間となることでしょう。

保育士が簡単にできる手作り楽器のおすすめアイデア

忙しい保育士でも簡単に作れる手作り楽器のおすすめアイデアは、以下の通りです。

叩いて音を出す手作り楽器

『牛乳パックでカスタネット』

ペットボトルのキャップがぶつかり合う音が楽しいカスタネットです。

キリで穴を空ける作業は、保育士の方が事前に行っておくと良いです。

イラストを描いたり、シールを貼ったり、自由にデコレーションすればオリジナルカスタネットができ上がります。

『ペットボトルのキャップでタンバリン』

カシャカシャとした音が楽しく、見た目も可愛いタンバリンです。

その音の正体は…なんとお米!

身の回りのもので音が良く出る楽器が手作りできることに、子ども達も驚くことでしょう。

お米の代わりにビーズや小さなボタンなどを入れて、音の変化を楽しむのも楽しそうですね。

『空き瓶×風船の太鼓』

たくさん作れば見た目も楽しい太鼓です。

大きさや形がさまざまな空き瓶使って作りましょう。

それぞれどんな音がするのか試しながら、音の違いを楽しむのがおすすめです。

振って音を出す手作り楽器

『身近なものでできるマラカス』

しっかりと持ち手がついており、乳児でも持ちやすく振りやすいマラカスです。

カラフルなビーズやボタンのシャカシャカとした音や、振ったときの動く様子が楽しめます。

ただし、カプセルトイのケースが外れたり、穴からビーズが出たりして子どもの誤飲につながらないよう、しっかりとテープを貼るなどの配慮をしましょう。

『牛乳パック×ペットボトルで鳴子』

振って、カチカチと音を鳴らす鳴子です。

左右に振るだけで演奏ができるため、乳児でも楽しむことができます。

作業工程は難易度が高いですが、手先の扱いの良い練習にもなるため、子どももチャレンジして作ってみると良いでしょう。

弾いたり吹いたりして音を出す手作り楽器

『輪ゴム×空き箱でギター』

輪ゴムと空き箱で簡単にできるギターです。

作業工程も少なく、子どもでも作れるため、一緒に楽しく製作するのもおすすめ。

ギターの弦となる輪ゴムと土台の間に細く切った段ボールを挟めば、音が変わってまた違う楽しさが味わえます。

『ストローでラッパ』

画用紙を丸めて、ストローを差し込んで作るラッパです。

息を吹き込んで音を鳴らして、楽しみましょう。

画用紙の部分には、イラストを描いたり、シールを貼ったりして自由にデコレーションしてくださいね。

『ストローで笛』

ストローを活用して、音が変わる楽しい笛を作ってみましょう。

準備するものも少なく、100円ショップなどで簡単に手に入るのも嬉しいですね。

ストローを伸ばしたり縮めたり、穴を指でふさいだりすると、さまざまな音に変化するため、好きな音楽を演奏できるかもしれませんね。

 

まとめ

今回は、子どもも喜ぶ手作り楽器を紹介しました。

紹介した手作り楽器は、どれも簡単に作れるため、製作が苦手な保育士はもちろん、3歳児〜の製作遊びにもぴったりです。

そして作る楽器は、子どもの年齢や成長に合わせて決めることが大切です。

手作り楽器が完成したら、演奏会を開いてみるなど、さまざまな遊び方で楽しんでみましょう。

 

保育士さんの転職サポートは【保育求人ラボ】


【保育求人ラボ】は専門のアドバイザーがあなたに合った保育園・幼稚園の求人をご提案させていただきます。ご不安な点やご希望などしっかりとヒアリングさせていただき、サポートさせていただきます。まずはお気軽にお問い合せください。

お電話で無料お問い合わせ 簡単!Webで無料お問い合せ

 

InstagramTikTokYouTubeにてお役立ち情報更新中!
フォロー・いいね・コメントよろしくお願いします♪