お役立ち情報
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特に毎年雪が降るような地域の保育園では、冬の時期は室内遊びが多くなりがちではありませんか?子どもはなかなか走り回れず、保育士も何をして遊ぼうか悩むこともあるでしょう。室内遊びであっても、広いスペースがあれば体を存分に動かせます。今回は、心も体も温まる、冬の時期におすすめな室内遊びについて紹介します。
■目次
冬の寒い時期は、外遊びがしたくてもなかなか外に出られず、室内遊びが増えるという保育園は多いのではないでしょうか?
ですが、外で走り回ったり体を動かすことが大好きな子どもは、室内遊びばかりで飽きてしまうことも…。
そのため、子どもが飽きることなく、存分に体を動かせるような室内遊びを取り入れる必要があります。
体を動かせば、心も体もポカポカに温まり、冬の寒さも吹き飛ばせるかもしれません。
以下では、冬の保育園におすすめな室内遊びを年齢別にまとめました。
体を動かせることはもちろん、製作遊びでは冬ならではの季節感を感じられるでしょう。
ぜひ、冬の室内遊びに取り入れて、寒い冬を楽しく過ごしてくださいね。
乳児でも、安心して楽しく運動遊びができるマットを使った遊び。
マットのトンネルを作って、その中をハイハイしたり、マットの山を作って、登ったり下ったり…
マットがあれば、バリエーション豊富な遊びを楽しむことができます。
体全体を使った運動になるため、体を動かすことの楽しさを知るきっかけにもつながるかもしれません。
>>>あわせて読みたい「保育にマット遊びを取り入れよう!ねらいやおすすめの遊び方」
お座りができる乳児から楽しむことができる、風船をパンチする遊びです。
風船をパンチすることはもちろん、パンチされた風船が予想できない動きをする様子も楽しめるでしょう。
風船は、1個だけでも十分楽しめますが、数を増やせば楽しさもアップします。
丸めた新聞紙をボールにして、壁に貼りつけたビニール袋に投げ入れる玉入れ遊びです。
新聞紙を丸める作業は、指先を動かす練習にもなるため、子どもと一緒にやるのがおすすめです。
玉入れできる場所は、複数の場所に作っておくと、子ども達が自由に遊ぶことができます。
●牛乳パック
●ビニール袋
●シール
●新聞紙
●ペン
●はさみ
●セロハンテープ
●ビニールテープ
❶牛乳パックを縦の方向に4等分カットする
❷❶のそれぞれの端をテープでくっつけ、一つの輪になるようにする
❸ビニール袋の持ち手部分をハサミで切り取り、袋の部分のみを残す
❹❸の袋の開き部分に❷の牛乳パックをテープで貼りつけ、シールやペンでデコレーションする
❺丸めた新聞紙全体にビニールテープを貼り、補強する
❻壁に❹を貼りつけ、❺を投げて遊ぶ
身近な材料だけで簡単に作れるボーリングも、子どもが楽しめる遊びの一つです。
紙コップの中に重りとして入れるビー玉は、入れすぎてしまうと上手く倒れないため、入れすぎないよう注意しましょう。
転がすボールは、玉入れのボールと兼用して使うことができますよ。
●紙コップ
●ビー玉
●マスキングテープ
●画用紙
●はさみ
❶紙コップの中にいくつかのビー玉を入れ、蓋をするようにもう1つの紙コップをあわせて、マスキングテープで留める
❷❶をいくつか作り、並べる
❸並べた紙コップに向かって新聞紙のボールを投げて、紙コップを倒す
ビニール袋の中に綿を詰めて作る雪だるまは、乳児でも簡単に作ることができる製作遊びです。
毛糸をビニール袋に結ぶ作業工程は、子どもが難しい場合、保育士が代わりにやってあげると綺麗に仕上がります。
雪だるまの顔はペンで描いても良いですが、目や鼻、口の形にカットしたシールを貼りつけるようにしても良いでしょう。
●ビニール袋
●紙コップ(好きな色に塗る)
●好きな色の毛糸(15cmの長さを4~5本)
●綿
●綿棒(茶色に塗ったもの)
●コットンボール(赤や青などに染めたもの)
●画用紙
●接着剤
❶ビニール袋に綿を詰めて、袋の口を縛る
❷毛糸をマフラーに見立てて、❶の真ん中あたりに結ぶ
❸画用紙で作った目や鼻、口を顔に貼る
❹綿棒を手に見立てて、ビニール袋に差し込む
❺コットンボールをボタンに見立てて、毛糸の下に接着剤で貼りつける
❻帽子に見立てた紙コップを、袋の縛り口を隠すように乗せて完成
※❸~❻は取れないように、接着剤やテープを使って固定しましょう足形のスタンプで作るペンギンの製作遊びです。
成長記録になるため、保護者にも喜んでもらえることでしょう。
可愛いペンギンは、寒い冬にぴったりですね。
●画用紙(青色や水色、黄色、灰色など)
●折り紙
●絵の具(白色)
●クレヨン
●はさみ
●のり
●絵の具の筆
●足を拭く用のタオル
❶事前に、画用紙をペンギンの形に切り、別で足を作っておく
❷足の裏に絵の具をつけ、ペンギンの頭の部分がかかとになるようにスタンプする
(ペンギンの足の部分に足の指がくるようなイメージ)❸氷に見えるように、折り紙を台形や三角形などの形に切る
❹折り紙とペンギンを、灰色の画用紙にのりで貼りつける
❺ペンギンの目とくちばしをクレヨンで描く
❻画用紙で作っておいた❶の足をつけて完成
おしくらまんじゅうは、心も体も温かくなる冬の定番の遊びの一つですよね。
おしりとおしりをくっつけて、ひたすら押し合うというシンプルな遊びであるゆえに、白熱するのがこの遊びの魅力でもあります。
円ではなく、三角形や四角形などの形に変えたり、チーム対抗戦にするなどのアレンジを加えるのもおすすめです。
❶子ども全員がギリギリ入るくらいの円を描く
❷全員が円の中に入り、背中合わせで輪を作る
❸スタートの合図で「♪おしくらまんじゅう~押されて泣くな~」と歌いながら、背中やおしり同士を押し合う
❹円の外に押し出されてしまったり、線を踏んでしまったらアウト
広いスペースがあれば、縄跳び遊びをすることができます。
長縄を使って、ロープくぐりやにょろにょろへび、大波小波など…縄を回さない縄跳び遊びをしましょう。
通常の縄跳びが苦手な子どもでも、楽しく遊ぶことができておすすめです。
出題されたお題に対して、身振り手振りで表現するジェスチャーゲームは、大人数で盛り上がること間違いなし。
お題をさまざまな動作で表現するため、気付けば体がポカポカしてくる、実は冬にぴったりの遊びでもあるのです。
保育士はあらかじめ「ジェスチャーだけで伝える」ということを子ども達に説明し、しっかりとルールを理解してもらった上で遊ぶことが大切です。
糸巻競争は、だらんと垂れた一本の糸を素早く巻き取り、その速さを競うゲームです。
ルールは単純ですが、糸を巻き取る動作は、手首をひねる動作の練習にもなります。
アレンジとして、2人1組のペアで競争したり、糸の先につけるおもちゃを音の出るものにしたりするのがおすすめです。
●ラップの芯
●毛糸
●テープ
●好きなおもちゃ(手のひらサイズのもの/空き容器にビーズなどを入れたものでもOK)
❶保育士はあらかじめ、ラップの芯の真ん中に、ある程度の長さに切った毛糸の端をテープで貼りつける
❷反対側の端に、子どもが好きなおもちゃを縛りつける
❸❶~❷を繰り返し、人数分用意する
❶1人一つ、用意したラップの芯を両手で持つ
(毛糸はピンと張るように、おもちゃを離して置く)❷「よーい、どん!」の合図で、ラップの芯をくるくる回して毛糸を巻く
❸一番早くおもちゃの部分まで巻き取れた子が勝ち
2つの材料のみで簡単に作れる、雪だるまのパズルを製作してみましょう。
冬が感じられるパズルは、気分も高まることでしょう。
カッターやはさみを使う工程は、保育士が代わりに対応してあげると安心です。
●段ボール
●画用紙
●のり
●はさみ
●クレヨン
●カッター
❶段ボールで、同じ大きさの長方形を2つ作る
(そのうちの1つは、ふちを残してカッターでくり抜く)❷ふち部分を、もう1枚の長方形の上にのせてのりで貼る
❸くり抜いた中身は、❷のふちの中に戻す
❹画用紙に、冬のモチーフとなる雪だるまなどのイラストを描いて、❸のくり抜いた中身の方に貼りつける
❺❹をカッター(もしくははさみ)で好きな大きさに切り取って完成
キラキラと輝く色とりどりなカラーセロハンが楽しい、スノードームはいかがでしょうか?
雪だるまやペンギン、白くまなど…瓶の中には、冬っぽさが感じられるモチーフを自由に入れましょう。
自分だけの世界が広がる、オリジナルスノードームを楽しんでくださいね
●蓋つきの空き瓶
●プラスチック皿
●カラーセロハン
●ペットボトルのキャップ
●色画用紙
●モール
●はさみ
●ボンド
●クレヨン
❶プラスチック皿を、自分の好きなモチーフの形に切り取る
(瓶の中に入るくらいの置物でもOK)❷クレヨンで❶に顔や模様を描き、はさみでカラーセロハンを細かく切る
❸ペットボトルのキャップに❷のモチーフを差し込む
❹❸のペットボトルキャップの裏にボンドを塗り、空き瓶の蓋に貼りつける
❺瓶の中に水を満タンに入れて、❷のカラーセロハンを入れる
※精製水を用いると、劣化しにくいです。❻ボンドで瓶の蓋にモールをつける
❼モチーフがついた瓶の蓋をしっかりと閉めれば完成
冬に保育園で室内遊びをする際の注意点は、以下の通りです。
遊びによっては、同じ遊びでも少しアレンジを加えるだけで、乳児もしくは幼児が楽しめる遊びに変わります。
遊びを考える際は「こんな風にしたら、乳児も楽しめるだろうな」「このままだと、幼児は物足りないかも」と1つの遊びから、年齢ごとに遊び方の工夫を考える習慣をつけてみましょう。
子ども達も飽きずに、毎回新鮮な気持ちで楽しんでくれるかもしれません。
子どもの安全を守るために、走り回ってぶつかってしまったり、転ぶことがないよう、配慮することが大切です。
特に運動遊びやゲーム遊びをする際は、広いスペースを確保したうえで遊ぶ必要があります。
また、子どもの人数が多く、しっかりと広いスペースが確保できない場合は、運動遊びと製作遊びで分けたり、年齢ごとに時間を区切って場所を使うなどの対応を取ると良いでしょう。
特に冬の時期の保育室は、寒く乾燥しがちです。
子どもは、体温機能調節がまだ未熟であるため、保育士がしっかりと観察し、室温・湿度を調節してあげることが非常に大切です。
保育室は20〜23度に保ち、必要があれば暖房器具や加湿器を使用するようにしましょう。
>>>あわせて読みたい「冬の保育室の適温は?子どもの体を考えた快適な保育室づくり」
今回は、冬の保育園におすすめな室内遊びについて紹介しました。
外遊びが大好きな子どもの場合、室内遊びばかりでは飽きてしまったり、ストレスが溜まってしまう原因になることもあります。
そんな子ども達が室内でも存分に体を動かして遊べるよう、楽しい遊びを取り入れてあげましょう。
体を動かせば、心も体もポカポカになりますよ。
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