お役立ち情報
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お正月ならではの保育活動として、年賀状ごっこを取り入れてみませんか?お正月の風物詩である年賀状は、日本の伝統的な文化の一つです。あわせて、年賀状を送る意味についても伝えれば、日本の文化をより深く学ぶことにもつながるでしょう。今回は、保育におすすめな年賀状ごっごのねらいや楽しむポイントなどを紹介します。
■目次
お正月の風物詩の一つである年賀状は、日本にしかない伝統的な文化です。
毎年何気なく送っている年賀状ですが、年賀状を送ることにはきちんとした意味があることをご存知でしたか?
年賀状の意味は、以下の通りです。
●お世話になった人へ、1年の感謝を伝える
●普段会えない人とつながれる
●周りの人との信頼関係を深められる
そもそも年賀状は、お世話になった人や大切な人、親族への新年のあいさつ回りの代わりとなるものです。
普段なかなか言えない感謝の言葉を手紙にすることで、抵抗なく伝えることができたり、遠方で頻繁に会えない人とやり取りができたり…
年賀状は、人と人をつなぐ大切な役割があるのです。
電話やメールでも良いですが、年賀状に思いを込めて送れば、もらった人も嬉しい気持ちになるでしょう。
保育園では、年賀状製作を通して年賀状を作ることの楽しさや、送る相手を思って丁寧に書くことの思いやりの気持ちを伝えていきたいですね。
保育園で年賀状ごっこをするねらいは、以下の点が挙げられます。
●年賀状ごっこを通して、年の移り変わりを知る
●年賀状を通して、さまざまな人との交流を楽しむ
●年賀状という日本の伝統文化に触れ、興味関心を持つ
小さい子どもに、時間の流れや季節の移り変わりを教えることに難しさを感じる保育士は多いのではないでしょうか?
特に、1年が終わって新年を迎える年の移り変わりを分かりやすく説明するには、さまざまな工夫がなければ子どもも理解しにくいでしょう。
そんな年の移り変わりを、身をもって実感できるのが”年賀状ごっこ”です。
年賀状のやり取りを体験することで、新年のあいさつや感謝の気持ちを伝えることの大切さを学ぶことができます。
また、やり取りする相手は、友達以外にも保育士や園長、給食調理員など、保育園で働く職員も対象にすることで、普段関わる機会がない人とつながることができます。
お正月にちなんだ製作として、年賀状製作を取り入れている保育園は多いのではないでしょうか?
製作した年賀状は、ごっこ遊びに取り入れると子ども達も喜んでくれるでしょう。
また、子ども達が存分に楽しめるような環境を作ることも大切。
そこで、以下では子どもがごっこ遊びに夢中になれるようなアイテムを作り方とあわせて紹介します。
まずは、年賀状を送り先に届けるのに大切なポストを準備しましょう。
年賀状をポストに投函する際、「年賀状がちゃんと相手にとどくかな〜」と子どものワクワク感を高めることでしょう。
少し早めに製作して、クリスマスのサンタさんへのお手紙を入れるポストとして活用するのもおすすめです。
●カッター
●段ボールやティッシュ箱などの四角い箱
●赤と白の画用紙
●接着剤
❶四角い箱の一面に、接着剤で赤の画用紙を貼る
(余った部分やはみ出た部分は、はさみでカットしておきましょう。)❷カッターで投函口の穴を空ける
❸郵便マークを白の画用紙で型取り、❷の投函口の下に貼る
❹接着剤が乾いたら完成
回収した年賀状を送り先へ届ける際に使用する郵便カバンを作りましょう。
クラスでいくつか作っておくのも良いですが、子ども達がそれぞれ自分の郵便カバンを作っても良いでしょう。
自分だけのオリジナル郵便カバンであれば、年賀状を届けるのが楽しくなりそうですね。
●牛乳パック(1lでも500ccでもどちらでもOK)
●ひも(麻ひももしくはビニールテープ)
●赤と白の画用紙
●のり
●はさみ
●カッター
●セロハンテープ
●キリ
❶牛乳パックを下から10cmのところで切る
❷赤画用紙を❶の牛乳パックの一面に貼る
❸郵便マークを白の画用紙で型取り、❷に貼る
❹❸の両横にキリで穴を開け、首から掛けられるようにひもを通して完成
年賀状を出すときに必要なのが切手ですよね。
子ども達が喜ぶようなイラストを描いたり、その年の干支を描くのも良いですね。
切手の縁をギザギザはさみでカットすれば、よりリアリティー感が増しておすすめです。
●画用紙(可愛い柄がついた折り紙でもOK)
●両面テープ
●カッター
❶画用紙を切手サイズにカットする
(一般的な切手のサイズは、縦2.6cm×横2.2cm)❷❶でカットした画用紙にイラストを描く
❸❷の裏面に両面テープを貼って完成
※❶と❷の工程を逆にしてもOKです。ごっこ遊びを通して、年賀状をポストに入れるときのワクワク感や、年賀状を相手に届ける喜びを実感できるかもしれません。
郵便屋さん役は交代制にして、多くの子ども達が同じ気持ちを共有できるようにしましょう。
以下では、年賀状ごっこの基本的な遊び方を紹介します。
❶年賀状の裏面に、送りたい人へのメッセージや絵を書く
❷表面に、送り先と相手の名前を書く
(文字が書けない子どもがいる場合は、保育士が代わりに書いてあげましょう。)❸切手を年賀状に貼る
❹みんなで決めた時間に郵便屋さん役の子どもがポストから年賀状を回収して送り先に届ける
より現実の環境に近づけるために、郵便屋さん役の子どもは回収した年賀状に消印を押したり、大人から子どもに年賀状を送ったりするのも良いでしょう。
また、「年賀状をもらったら一度は必ずお返事を書く」というお約束をすれば、「たくさん年賀状もらった!」「私には全然年賀状が来ない」というトラブルをなくすことができます。
他にも、「乱暴な言葉は書かない」「もらって嫌な気持ちになる絵は描かない」などのお約束をあらかじめ子ども達と共有することも大切です。
以下では、保育園での年賀状ごっこをより楽しくするポイントを紹介します。
年賀状ごっこは、友達同士はもちろんのこと、異年齢の子どもや保育士と触れ合う良い機会となります。
また、保育園外の地域の方々やお店屋さんに年賀状を届けることができると、地域との交流にもなります。
ただしその場合は、届けに行く郵便屋さん役の子ども達の様子にあわせて行いましょう。
年賀状ごっこは、宛先や送り先を探しながら年賀状を届けに行きます。
宛名については、保育士があらかじめ「○○がある場所」「○○先生のところ」と書いておきましょう。
子ども達は、ちょっとした宝探しをするような感覚で楽しむことができます。
年賀状は、お正月の風物詩であり、日本の伝統文化です。
最近では、年賀状がインターネットで作成でき、手書きで書くことが少なくなったり、メールや電話で済ませてしまう人も多く見受けられます。
そんな現代だからこそ、子ども達に年賀状を書く文化を伝えることは大切なことなのです。
相手を思う気持ちを込めて丁寧に年賀状を書くことや、年賀状をもらう嬉しさを年賀状ごっごで伝えていきたいですね。
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