お役立ち情報
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冬にぴったりな毛糸遊びを保育に取り入れてみませんか?毛糸遊びは、編み物で使うふわふわとした感触の毛糸を何かに見立てて楽しむ遊びです。巻いたり切ったり、束ねたりと、毛糸にはさまざまな特性があることから、ごっこ遊びや製作遊びの素材として大活躍します。今回は、そんな冬の保育に取り入れたい毛糸遊びのねらいやおすすめな遊び方を紹介します。
■目次
毛糸遊びとは、編み物で使う毛糸をぐるぐると巻きつけたり、チョキチョキ切って貼り付けたりと、何かに見立てて楽しむ遊びです。
ふわふわとした感触や見た目から、冬の装飾アイテムを製作するのにもぴったり。
さらに、毛糸と身近な素材を組み合わせれば、製作の幅も広がります。
もちろん、あやとりとして毛糸遊びをするのもおすすめです。
簡単な製作遊びが楽しめる2歳児の保育から取り入れることができ、遊びによっては指先を器用に使う練習になったり、想像力を養うことに役立ちます。
保育で毛糸遊びをする狙いは、以下の点が挙げられます。
●毛糸の柔らかい感触を楽しむ
●毛糸遊びを通して、毛糸の使い方を知る
●毛糸を使った遊びを考えたりイメージすることで、思考力や想像力を養う
毛糸は、柔らかい触り心地で温かみがあるため、その感触や冬らしい季節感を楽しむことができます。
また毛糸は、ひもとして使ったり、束ねて形作ったり、編んだり…など、工夫次第でさまざまな遊び方ができるのが特徴です。
毛糸を使ってどんな遊びをしようか、どんな製作をしようか、子ども達自身で考えながら取り組める活動ができると良いでしょう。
保育で行う毛糸遊びのおすすめな遊び方は、以下の通りです。
散歩のときに小枝をたくさん拾って、毛糸をぐるぐる巻いてみましょう。
色んな枝にひっかけたり、巻きつけたり…巻き方は自由です。
色々な太さや色の毛糸を巻けば、自分だけの作品の完成です。
コットンボールとは、コットンで作られた球体のアイテムのこと。
完成したコットンボールは、玩具としてコロコロ転がしたり、壁や天井に吊るして装飾アイテムとして活用しましょう。
風船の大きさを調節して、色々な大きさや色のコットンボールがあると見た目も楽しそうですね。
特別な材料は必要なく、指だけで簡単に編めるマフラーもおすすめです。
指を順番に一本ずつ折り曲げていく動作は、子どもにとって少し難しいかもしれませんが、良い指先の運動にもなります。
短くて小さいマフラーを作れば、人形用としてもぴったりです。
段ボールと毛糸を組み合わせて、おしゃれなタペストリーを作ってみましょう。
段ボールの形を丸や三角、星などさまざまな形に切り取って、毛糸のかけ方を変えたり色々な色を組み合わせると不思議な模様に…。
ブローチとして服につけられるようにしたり、壁面装飾として飾るのもおすすめです。
●段ボール
●毛糸
●えんぴつ
●はさみ
●セロハンテープ
❶段ボールにえんぴつで好きな形を描き、線に沿って切り取る
❷❶で切り取った段ボールの周りに、1~2cm間隔で切り込みを入れる
❸毛糸の端を❷の段ボールの裏にセロハンテープで張り付け、切り込みに毛糸をかけていく
❹最後に毛糸の端を❸と同様に、段ボールの裏にセロハンテープで貼り付けたら完成
手袋の形に切り取った画用紙に毛糸を自由に通して、自分だけのオリジナル手袋を作りましょう。
画用紙や毛糸は色々な色を用意してあげると、子ども達は好きな色を選ぶことができます。
手先を使いながら楽しく取り組める、冬におすすめな製作遊びです。
●厚紙
●画用紙
●毛糸
●のり
●はさみ
●穴あけパンチ
●セロハンテープ
❶画用紙を貼った厚紙を、手袋の形に切り取る(2枚1組)
❷手袋の縁に沿って、穴あけパンチで穴を複数あける
❸毛糸の端を一つの穴に結びつけ、毛糸の長い方を自由に穴に通していく
❹毛糸が短くなったら、毛糸の端を手袋の裏にセロハンテープで止める
❺新しい毛糸を結んで、また自由に穴に通していく
❻同じものを2つ作り、毛糸でつなげたら完成
毛糸を髪の毛に見立てて、美容師さんになりきれる手作りおもちゃの製作です。
チョキチョキとはさみで切れることはもちろん、ヘアピンやヘアゴムを使ってヘアアレンジを楽しむこともできます。
美容師さんになりきって、顔や髪色に似合う髪型を考えながら遊んでみましょう。
●空き容器
●毛糸
●赤と白の丸シール(なくてもOK)
●トイレットペーパーの芯 2本
●両面テープ
●セロハンテープ
●はさみ
❶トイレットペーパーの芯に切り込みを入れ、もう一つのトイレットペーパーの芯と組み合わせる
❷セロハンテープで❶の組み合わせた部分を固定し、ペンでスイッチや模様を描いて完成
❶何本かにまとめた毛糸を、空き容器よりも長くなるように切り揃え、3分の1あたりで束ねる
❷空き容器の底に両面テープを貼り、❶で束ねた箇所を貼り付ける
(このとき、短い方の毛糸が前髪になるように調節する)❸❷にペンやシールで顔を描いたら完成
まるで本当に食べることができてしまうかのような焼きそばを毛糸で作ってみましょう。
パックに詰めれば、屋台気分を味わえますよ。
屋台ごっこやおままごとのグッズとして使えば、子ども達の気分も高まることでしょう。
●茶色と緑色の毛糸
●赤色のフェルト(毛糸でもOK)
●フードパック
●輪ゴム
●はさみ
❶茶色の毛糸を数本、30cm程の長さに切る
❷緑色の毛糸と赤色のフェルトは、短めに細かく切る
❸❶の毛糸をフードパックに入れて、❷の青のりに見立てた緑色の毛糸をパラパラかける
❹❸の上から、❷の紅ショウガに見立てた赤色のフェルトをのせる
❺輪ゴムでフードパックのフタを止めたら完成
子どもが喜ぶリアルなラーメンを毛糸で作るのもおすすめです。
麵に見立てた毛糸に折り紙で作ったナルトやチャーシュー、ネギを加えれば、おいしそうな毛糸ラーメンの完成です。
お鍋や湯切りをするためのザルも用意して、本格的なラーメン屋さんごっこを楽しみましょう。
保育で毛糸遊びをする際の注意点は、以下の通りです。
特に何でも口に入れてしまう子どもの場合は、毛糸を誤飲しないよう十分注意しましょう。
「毛糸なんて口に入れないだろう」と油断しているすきに、子どもは思いもよらない行動を起こす可能性も…。
また、毛糸以外にも製作で使用する素材や道具などで誤飲やケガを招く恐れもあるため、子どもからは目を離さないことが大切です。
子どもが遊びながら、毛糸を自分の体や友達に巻きつけないよう注意することも重要です。
毛糸を力強く体に巻きつけてしまうと、その部分の血流が悪くなり、最悪の場合、患部が壊死してしまう危険性も…。
また、巻きつける場所によっては、窒息してしまう可能性もあります。
毛糸遊びをする際は、あらかじめ「自分の体や友だちの体に毛糸を巻きつけない」ということを子ども達と約束しておくと良いでしょう。
今回は、冬の時期にぴったりな毛糸遊びを紹介しました。
毛糸遊びは、毛糸をぐるぐると巻きつけたり、はさみでチョキチョキ切ったりと、さまざまな遊び方が楽しめる遊びです。
製作遊びの材料として活用できることはもちろん、ごっこ遊びのアイテムとしても活躍します。
毛糸ならではのふわふわとした感触や紐としても巻いても使える特性を活かして、子ども達と楽しい冬を過ごしましょう。
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