お役立ち情報
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寒い冬の保育園には、感触遊びである氷遊びがおすすめです。自然遊びの一環としても取り入れることができ、自然の不思議さを楽しく学ぶ良い機会にもなります。寒い冬こそ、冷たい氷に触れて、楽しく冬を過ごしませんか?今回は、冬の保育園におすすめな氷遊びのねらいや遊びのアイデアなどについて紹介します。
■目次
そもそも氷遊びとは、氷に触れながら氷の冷たさや感触、溶けていく様子を楽しむ感触遊びの一つです。
冬に行う氷遊びでは自然遊びの一環として、バケツや空き容器に水を張入れて凍らせる氷作りや、冬にしか見られない霜やつららの観察が楽しめます。
氷遊びは、氷はなぜできるのか、どのようなものなのかを楽しく学ぶ機会にもなります。
また、導入として、氷や雪を題材にした絵本を読み聞かせすれば、氷遊びへの興味を掻き立てることができるかもしれません。
乳児から楽しむことができるため、冬の保育として取り入れてみましょう。
>>>あわせて読みたい「【冬の絵本】年齢別!12月・1月・2月におすすめの絵本9選」
冬に保育園で氷遊びをするねらいは、以下の点が挙げられます。
●氷の冷たさやツルツルとした感触を楽しみ、五感を養う
●氷を握ったり持つことで、指先を存分に使いながら遊ぶ
●氷ならではの性質から、自然の不思議さを学ぶ
氷遊びでは、水が氷へと変化する不思議さや冷たさを感じる触覚・感触、氷を使ってさまざまな物を作る創造力、「凍りそう」「冷たい」という状態を表す言葉を使うなど…
五感を存分に使って遊ぶ要素がたくさん詰まっています。
また、氷を踏んだときや割ったときの音、光にかざした際の氷がキラキラとする様子など、子どもの好奇心を刺激するような、さまざまな楽しみ方ができるのも氷遊びならではです。
氷遊びを通して、氷の性質に興味を持つことで、自然の不思議さを学ぶきっかけになるでしょう。
以下では、冬に保育園で氷遊びを楽しむための遊びのアイデアを紹介します。
冬の氷遊びの定番でもある氷踏み。
外遊びや散歩の際、水たまりにできた氷を踏んで、その音や踏んだときの感触を楽しみましょう。
「パリパリ」「ミシミシ」など、さまざまな楽しい音が聞こえてきませんか?
外で氷を見つけるのが大変なときは、平べったいお皿に水を入れて凍らせてみてください。
触ったり、押したり、割ったり…簡単に自然遊びを楽しむことができます。
花や落ち葉、木の実などの自然物を水の中に入れて凍らせる氷遊びです。
牛乳パックやバッド、ボウルなど、さまざまな形の容器で氷を作ってみましょう。
できた氷は、手に取って遊んだり、観察して楽しむのがおすすめ。
毎日自然の中で見ている自然物が凍っている様子は、子ども達の興味を掻き立てることでしょう。
前述した『自然物を入れた氷作り』を応用した遊びです。
あらかじめ保育士は、水を入れた容器の中に、おはじきや水にぬれても大丈夫な小さい玩具の人形などを入れて凍らせておきます。
子ども達にどうしたら氷の中の玩具を取り出せるかを質問し、玩具を取る方法を考えながら遊びましょう。
温めたり、氷を叩いて壊したり、子どもが自由な発想で取り組む機会を作ると、思考力や想像力を養うことにつながるかもしれません。
ゴム手袋や水風船など、身近な物を活用してさまざまな形の氷を作ってみましょう。
ゴム手袋や水風船を入れて凍らせたらどんな風になるかな?と子ども達に質問し、みんなで想像しながら氷作りをするのがおすすめです。
ちょっとした実験要素が加わって、ワンランクアップした氷遊びができそうですね。
まずは、絵の具を混ぜた水と棒を入れて、色氷を作ります。
カラフルな氷は見ているだけでも楽しい気分になりますが、さらにその色氷を使って紙にお絵描きしてみましょう。
紙の上をスイスイッと滑らせながらするお絵描きは、クレヨンや絵の具とは違った感覚を楽しめます。
お絵描きではなく、アイスキャンディーに見立ててごっこ遊びをするのもおすすめです。
冬の時期は、ぼこぼこしている地面の下に霜柱が隠れていたり、落ち葉や野草の葉っぱに霜がついていたり、家の屋根に大きなつららができていたり…
さまざまな自然現象を見て楽しむことができます。
そんな冬にしか見られない霜やつららを、散歩で探してみましょう。
子ども達に霜やつららができる理由や、どのような場所にできるのかを教えてあげれば、散策をより一層楽しめそうですね。
寒い冬の日でも、ちょっとした縁日気分を楽しめる氷釣はいかがでしょうか?
折り紙で作った魚を入れた氷をいくつか作り、バケツや小さいサイズのビニールプールの中にいれます。
氷の上に塩を振りかけておくと、糸の先に氷がくっついて釣りを楽しむことができます。
この現象に、子ども達は「なんで?」「どうして?」と不思議に思うことでしょう。
魚以外にも、木の実や落ち葉などを入れた氷を用意するのもおすすめです。
●裁縫糸
●塩
●氷を作る容器(一般の製氷皿やゼリーカップなどの小さいサイズがおすすめ)
●折り紙で作った魚
●木の実
●落ち葉
●絵の具(なくてもOK)
●バケツや小さいサイズのビニールプール
●❶水を入れた容器に折り紙の魚や木の実、落ち葉などを入れて一晩置き、氷を作る
❷❶でできた氷をバケツや小さいサイズのビニールプールの中に入れる
❸氷に塩をかける
❹❸に糸を垂らすと氷がくっつく
以下では、冬に保育園で氷遊びをする際の注意点を紹介します。
氷に長時間触れていると、凍傷になる危険性があります。
氷を触り続けないよう声掛けしたり、こまめに休憩を入れて身体を冷やさないようにすることが大切です。
遊ぶ際は、ぬるま湯を用意しておき、いつでも温められるようにしておくと安心です。
氷遊びに夢中になるあまり、ケガや事故などのトラブルが起きる可能性もあります。
そのため、遊ぶ前にあらかじめ子ども達といくつか約束事を決めておきましょう。
氷遊びをする際の約束事の例は、以下の通りです。
「冬だから大丈夫」と水分補給を怠りがちですが、冬こそこまめな水分補給が大切です。
気付かないうちに脱水症状を引き起こしていたり、喉の渇きによって風邪を引いてしまう危険性があります。
また、冬でも元気に走り回る子ども達は喉が乾きやすいため、保育士が随時声掛けをして水分補給を促しましょう。
加えて、汗をかいた後は身体が冷えやすいため、遊び終わった後はすぐに着替えることも重要です。
今回は、冬に行う氷遊びについて紹介しました。
氷遊びは、感触遊びの一つであり、子どもの五感や指先の使い方を養うことに役立ちます。
また、氷遊びを冬に取り入れることで、自然の不思議さを学ぶきっかけとなります。
自然遊びの一環として楽しめるため、ぜひ本記事の遊びのアイデアを参考に、存分に氷に触れて遊びましょう。
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