お役立ち情報
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保育園で共同製作をする際、テーマは何にしようかと悩む保育士は多いのではないでしょうか?共同製作では子どもたちのさまざまな成長が見られ、子どもにとっても貴重な経験となります。そのため、せっかく共同製作をやるのであれば、子どもたちの思い出に残るような楽しい時間にしたいですね。今回は、保育園での共同製作に関して、子どもが楽しめるテーマやアイデアを紹介します。
■目次
共同製作とは、クラスの仲間たちと協力し、一緒に一つの作品を作り上げる保育活動のこと。
一人でお絵描きや工作をするのとはまた違う楽しさが味わえるのが、共同製作の特徴です。
また、友達と一つの作品を作り上げた達成感や協調性など、共同製作でしか味わえない楽しさや学びを得ることができます。
共同製作の方法 共同製作には、大きく分けて次の2種類のやり方があります。
❶子ども一人ひとりが作った物を組み合わせて大きな一つの作品にする
<具体例>❷みんなで分担して大きな一つの作品を作り上げる
<具体例>どちらの方法においても、得られる学びは変わりありません。
ですが、どちらかというと②の方が、子ども同士の協力や譲り合いといった協調性の力は発揮しやすいといえます。
最初は①の方法から行って、その後で②の方法を行うなど、子どもの成長や状況に応じて方法を取り入れても良いでしょう。
保育園での共同製作は、主に以下の点が挙げられます。
●どのようなテーマや素材が良いかなど、子どもたちが自分の意見を出せる
●友達と一緒に作り上げることで、達成感が味わえる
●友達と協力したり譲り合ったりして協調性が身につく
●友達と一緒に作品を作る楽しさを味わえる
子どもたちのアイデアは豊かであるゆえ、大人では思いつかない発想をすることがあります。
子ども同士で意見を出し合うことで、自分では思いつかない考えを知り、新しい発見をすることにつながるかもしれません。
また、大人数で制作をしていると、上手くいかないことも出てきます。
円滑に進めていくために協力したり譲りあったりすることで、子どもたちの中での協調性を養うことができるでしょう。
いざ共同製作をするとなると何から始めれば良いのか、どういう点に注意すれば良いのか悩みますね。
以下では、保育園での共同製作のポイントを紹介します。
大人が決めてしまったことを子どもたちが作り進めても、思い出になりにくいです。
自分たちで考えて作り上げるからこそ、楽しみが増します。
子どもたちの「これしたい」「こうしたい」という意欲を大切にし、製作を作り上げていきましょう。
テーマを選ぶ際、子どもたちが日常の中で、今興味を持っていることに着目するのもおすすめです。
図鑑に興味を持っているのであれば、共同製作で動物園作りを取り入れたり、ダンスに興味を持っているのであれば、コンサート会場を作ったり…
興味があることに関連していると、製作している子どもたちも楽しくなります。
日常の遊びを広げられるため、意欲的に取り組みやすくなります。
作りっぱなしになってしまうと、せっかくの作品がもったいないです。
他クラスに発表する場を設け、遊べる作品であればみんなで一緒に遊んでみても良いでしょう。
最終的に保育園内に展示することで、来園した保護者にも子どもたちの成長を共有することができます。
共同製作では、過程を大切にしましょう。
以下では、子どもたちが意欲的に取り組める進め方を紹介します。
まずは、子どもたちが興味を持っていることややってみたいと思うことを聞き出します。
アイデアがいくつか出てきた場合は、子どもたちが話し合いをしやすいように保育士がある程度テーマを絞り、子ども同士での話し合いや多数決などで決めることをおすすめします。
ここでのポイントは、保育士が全てを決めるのではなく、あくまでも子どもたちに判断を委ねるということ。
保育士は、その時々に応じてサポートに入るようにしましょう。
テーマが決まったら、具体的に何を作るのか、子どもたちにアイデアを募集します。
その際、「こんな物を作ってみたい!」といった漠然とした意見でも構いません。
ある程度アイデアが出たら、保育士は子どもたちから出たアイデアをまとめましょう。
アイデアを出すことで子どもたちの視野も広がり、子どもにとって大きな経験となります。
具体的に作る物が決まったら、使用する素材を考えましょう。
保育園にある物はもちろん、家にある身近な物でも問題ありません。
さまざまな素材があればあるほど、どの部分に使えるか、どのように活用できるか、想像力も膨らみそうですね。
あったらいいなと思う物が身近にない場合は、代わりになる物を考えても楽しいです。
子どもたちの豊かな発想を大切にしましょう。
製作物ごとにいくつかのグループに分け、作業を分担します。
ここで細かく何を作るのか具体的に決めていると、後でスムーズです。
そして、決めたグループの中で、どこを作りたいのか子どもたちの意見を聞きます。
グループの人数に偏りがある可能性もありますが、可能な限り子どもたちの意見を尊重しましょう。
材料や作業の役割分担が決まったら、いよいよ製作開始です。
作り方に戸惑うことがあれば、適宜保育士が援助して子どもたちが取り組みやすいようにしましょう。
ここでの注意点は、一人の意見ばかりが通っている状態にならないようにすることです。
子どもたち自身が、みんなで一緒に協力していくことが大切だと実感できる環境にすることが重要なのです。
製作物が遊べる物であれば、他のクラスの子どもたちを招待するのも良いでしょう。
自分たちで作った自慢の製作物を説明したり、一緒に遊んだりするなど、普段見られない姿が見られるかもしれません。
また、保護者に披露する機会を設ければ、保護者にとって普段の子どもの様子を知る良い機会になります。
以下では、保育園での共同製作におすすめなアイデアを紹介します。
みんなで楽しい共同製作にしましょう。
子どもたちに人気な絵本『スイミー』は、初めての共同製作におすすめなテーマです。
小さな魚たちが集まって一匹の大きな魚として泳ぐ印象的なシーンを、子どもたち一人ひとりの手形で作りましょう。
完成した製作物の大きな迫力に、子どもたちも驚くかもしれません。
作りたい動物やさまざまなブースを組み合わせて作る、大きな動物園の製作はいかがでしょうか?
好きな動物に囲まれた空間は、想像するだけで楽しそうですね。
完成した後は異年齢の子どもたちを招待して、運営や餌やり体験を交えて紹介すると盛り上がります。
卒園制作で壁面飾りをする時におすすめなのが、行事をテーマにすることです。
保育園で経験した思い出の行事を、グループごとに分けて一枚の紙に仕上げます。
壁面飾りであるため、シンプルに仕上げながらも、仕掛けがあると面白くなります。
保育園の共同製作では、子どもたちの発想が引き出されやすく、自分の意見を言う良い機会になります。
大人が当たり前だと思っていたことの正反対のことを言うなど、大人がびっくりするような発想をすることもあります。
保育士にとっても考え方を変える場にもなり、大変貴重な時間です。
ぜひ共同製作の過程をみんなで楽しんでくださいね。
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