お役立ち情報
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子どもが保育園で安全に楽しく過ごして保護者の元に帰るためには、保育士同士の連携が不可欠です。また、たくさんの成長が見られる乳幼児期は、なるべく家庭と保育園との差がないように過ごすことが重要です。そのためには、保護者との連携も欠かせません。今回は、保育士同士や保護者と上手く連携する方法を紹介します。
■目次
保育士は、大勢の子ども達を保育するとともに、年齢・発達に応じたサポートをすることが求められます。
そのため、保育士同士の連携が欠かせません。
以下では、保育士同士の連携の大切さについて説明します。
大勢の子ども達を、保育士一人で完璧に見守ることはできません。
子ども一人ひとり遊び方が違うため、クラス内や広い園庭では複数人の保育士で子ども達を見守ることが大切です。
保育士同士が連携して子ども達を見守ることで、クラス全員の安全を確認することができるのです。
保育士は、子どもを見守る以外にもこなさなければならない仕事が多くあります。
子ども達の成長の記録や保護者へのおたより、行事の準備などに追われて勤務時間内に終わらせられないことは珍しくありません。
他の保育士と連携して業務を分担することで、保育士一人ひとりの負担を減らすことにつながります。
保育士一人で子ども達を見ていると、手遊びや主活動に偏りが出たり、マンネリ化したりしてしまいます。
他の先生と交代で子ども達の前に立つことで、子ども達はさまざまな手遊びや主活動を経験することができます。
また、劇や運動遊びなど、保育士一人ではできないことが保育士同士で連携することによってできるようになるのです。
複数の先生が見守ることで、子どもの発達を色々な方面から見ることができます。
発達をサポートする手立てに正解はありません。
保育士同士が情報を共有し、さまざまな手立てを考えながらサポートしていくことで、子どもにたくさんの良い刺激を与えられるのです。
保育士同士の連携が大切だと分かってはいても、どうしても上手くいかないときもありますよね。
そして、悩んでいる保育士は実はたくさんいるのです。
以下では、保育士同士の連携が上手くいかない主な理由を紹介します。
保育方針は園によって統一されてはいるものの、保育士が持つ保育観は一人ひとり異なります。
そのため、保育観が異なる保育士同士がギクシャクしてしまうことは、保育士あるあるといえるでしょう。
実際に、保育士同士の保育観が合わないゆえに連携が上手くいかず、「保育が楽しくない」「仕事をするのが辛い」と感じて退職に至るケースは少なくありません。
>>>あわせて読みたい「保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法」
保育士に限らず人間である以上、性格の合う合わないは少なからずあるでしょう。
例えば、おっとりしたタイプとテキパキとしたタイプでは、性格はもちろん価値観も異なります。
お互いに足りないところを補える関係であれば良いですが、毎日一緒に仕事をするとなると、精神的に負担を感じてしまうことも…。
お互いを認め合わないことで次第に溝が深まり、やがて仕事に支障をきたしてしまうのです。
特に経験が多い保育士、いわゆるベテラン保育士の中には、自分の中に決まったやり方がある人が多いです。
ですが、自分のやり方を通すことは、保育士同士の連携を乱すことにつながります。
複数担任で保育をする場合は、保育士同士の衝突の原因になることもあるため、注意が必要です。
以下では、保育士同士で上手く連携するための方法を紹介します。
子どもの様子や保護者のことなど、どんなに些細なことも保育士同士でしっかりと情報共有しましょう。
情報共有の怠りは、大きなトラブルにつながりかねません。
全員が情報を把握しておくことで、上手く連携が取れ、業務がスムーズに進むようになります。
どうしても情報共有を忘れてしまう場合は、メモを取ることを心掛けておくと安心です。
自分が忙しいとき、周りの保育士にどうして欲しいかを考えましょう。
少しの手助けがあるだけでも嬉しいですよね。
自分がして欲しいことを率先して相手に行い、より良い関係を作ることが連携を取るための第一歩です。
無理を積み重ねると逆効果であるため、できる範囲で手助けしましょう。
相手の話をよく聞くことは、非常に大切です。
相手の話を聞き入れることで、相手も自分の話を聞いてくれるようになります。
反対に、人の話を聞かなければ「自分のことを信用していない」と相手に思わせることになり、人間関係を悪くしてしまう原因になります。
きちんと目を見て、相槌を打ったりリアクションしたりして、「自分は受け入れられている」と感じてもらうことが重要なのです。
相手に期待して上手くいかないと、その分自分にストレスがかかります。
信頼しているからこそ大きな期待をしてしまいがち、という人もいることでしょう。
ですが、人には自分なりのペースがあるため、無理に合わせたり合わせてもらうのではなく、その人自身を肯定する気持ちでいることが大切です。
保護者は、不安や期待を抱えながら大切な我が子を保育園に預けています。
保育士は保護者の気持ちに寄り添いながら、保護者と連携して子どもの発達をサポートすることが大切です。
以下では、保育士が保護者と上手く連携する方法を紹介します。
保護者は子どもが自分の元にいない間、怪我をしないか、トラブルに巻き込まれないかといった多くの不安を抱えています。
そのため、どんなに些細なことでも保育士が保護者に寄り添って話を聞くことが大切です。
そうすることで、保育士に信頼を寄せてもらえるようになり、連携が取りやすくなるのです。
保護者の小さな不安にも気づけるようになるためにも、日頃から保護者とコミュニケーションを取る必要があります。
保護者に保育園での子どもの様子を伝えると、驚かれることはありませんか?
子どもは、家では大人に甘えていても、実は保育園で頑張っていることがたくさんあるのです。
保育園生活で見られた日々の成長や変化を伝えたり聞いたりすることで、保育士も保護者も新たな発見をすることができるでしょう。
また、その発見を活かして、子どもへの声かけを臨機応変に変える工夫もできるようになるかもしれません。
保護者の悩みや相談に対しては、保育士の主観だけで語ったり、気を遣いすぎて遠回しな言い方にならないようにしましょう。
きちんと事実を明確に保護者に伝えなければ、見解や行動に食い違いが起きてしまいます。
そうなると、一番混乱してしまうのは子どもです。
適切に子どもをサポートするためにも、保護者と連携する際は必ず事実を伝えることを心掛けましょう。
保育士同士や保護者と上手く連携するためには、思いやりが大切です。
連携が上手くいかないときは、自分勝手に押し付けていないか振り返ってみましょう。
連携が上手くいくと、自分自身はもちろん、周りの保育士や保護者も気持ち的に楽になります。
可愛い子どものためにも保育士同士、保護者と上手く連携して毎日の保育を楽しみましょう。
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