お役立ち情報
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クラス運営が上手くいかない…と、悩む保育士は多いのではないでしょうか?特に複数担任制の場合、他の保育士との関わり方に悩むという保育士は少なくありません。今回は、複数担任制におけるクラス運営を円滑にする方法について紹介します。複数担任制に悩んでいる保育士の方は、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
手厚い保育ができるのが複数担任制の魅力ですが、それゆえに悩みを抱えることも…。
以下では、複数担任制であるがゆえの保育士の悩みを紹介します。
一番多い悩みは、保育士同士の保育観が合わないということです。
一つのクラスを運営していくうえで、同じ目標を持って、それを目指しながら保育を行うのは当然のことです。
しかし、特に熟練した保育士だからこそ、自分の持っている価値観を曲げることができずに、保育士同士が衝突することもあります。
譲歩できればいいのですが、全く違う考え方の保育士の場合はトラブルの原因となることもあるのです。
新人によくあることですが、「これでいいのかな…」と思いながら先輩の目が気になってしまい、自分らしい保育ができないことがあります。
自分を押し殺しながら保育をしていると、仕事が楽しくなくなってしまい、退職に至るケースもあります。
この場合はリーダーがある程度、新人保育士の意見を聞き出したりしながら円滑にクラス運営ができるように指導していくことが大切です。
保育士同士の連携ができない原因としても多く挙げられる、情報共有の不足。
複数担任制において、保育士同士の情報共有(報告/連絡/相談)は欠かせません。
ですが、人数が多いほど情報共有は難しくなります。
情報共有ができていないと、大きなミスにつながり、保護者や子ども、他の保育士に迷惑がかかってしまうことも…。
複数担任制でクラス運営をしていくことには、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。
複数担任制でクラス運営をしていくメリットは、以下の通りです。
一人で大人数の子どもを受け持つ場合、子どもの小さな異変や些細なトラブルは気が付きにくいです。
反対に複数担任制の場合、複数の大人の目があるゆえ、小さな異変に瞬時に気が付くことができ、ケガや事故を未然に防ぐことができるでしょう。
また、複数担任制だからこそ、保育士同士フォローし合いながら保育ができることもメリットとして挙げられます。
保育活動の準備や片付けはもちろん、事務作業においても分担できるため、保育士一人ひとりの業務負担を減らすことにつながります。
複数担任制でクラス運営をしていくデメリットは、以下の通りです。
前述したように、複数担任制では、保育士同士の情報共有が重要です。
情報共有が上手くできなければ、大きなトラブルを引き起こす原因にもなるため、非常に注意が必要です。
また、複数の保育士が一つのクラスを協力して運営していくため、他の保育士の進め方などに気持ちが左右されてしまうこともあるでしょう。
例えば、「自分のやり方は間違っていないかな?」と不安に感じることもあれば、「あの保育のやり方はどうだろう…」と否定的な気持ちになってしまったりすることもあるかもしれません。
このように、自由に保育ができないということがストレスにつながることも考えられます。
複数担任制でクラス運営を円滑に進めていく方法は、以下の通りです。
複数担任の場合、情報共有する場は非常に大切です。
報連相はもちろん、気になる子どものことや保育時間での出来事など、定期的に話し合いの機会を設けるようにしましょう。
ここで大事なことは、相手の意見を否定しないこと。
人は否定されてしまうと、その先を話したくなくなってしまいます。
相手の意見を受け入れたうえで、自分の意見を述べるようにすると、トラブルを避けられるでしょう。
人間関係のトラブルは、複数担任制においてつきものです。
しかし、保育士同士の仲が悪いからといって、仕事中まったく話さないということは絶対にできません。
ある程度、仕事での付き合いだからと割り切る必要があります。
特に、子どもに関する重要事項は「この保育士には話さない」などというようなことがないようにしましょう。
複数担任制において役割を決めることも、クラス運営を円滑に進めていくうえで大切です。
クラスだよりや製作、保育活動など、ある程度ローテーションしながら役割を決めておくと、一人ひとりの業務の負担を減らすことにもつながります。
ただし、特定の保育士に負担がいくことで、トラブルとなる可能性も…。
誰か一人に業務が偏ることがないよう、どんなときも協力できるような体制に整えておくと、クラス運営が上手くいきやすくなるでしょう。
今回は、複数担任制におけるクラス運営を円滑に進める方法について解説しました。
複数担任制は新人保育士が入ることも多く、人間関係を含め、トラブルが起きやすいものです。
しかし、一番考えなければいけないのは、子どもたちに適切な保育を提供すること。
コミュニケーションをしっかり取って、情報を共有し、事故のないようにクラス運営をしていきましょう。
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