リーダーの役割が苦手な保育士は多い!苦手な原因や対処法など

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保育士の多くが苦手と感じるリーダーの役割。中には「向いていない」「上手くまとめられない」と自己嫌悪に陥ってしまう保育士も…。リーダーという役割には向き・不向きもありますが、適切に対処すれば働きやすくなるかもしれません。今回は、リーダーの役割に関する保育士が苦手と感じる原因や対処法について解説します。

リーダーの役割が苦手な保育士は多い

リーダーの役割を任される保育士は、基本的に正社員です。

パート保育士でない限り、何年も保育士として働いていればリーダー的ポジションは避けることができないでしょう。

リーダーになると保育士として更なるスキルアップが望めたり、責任を持つ仕事を経験できたりとやりがいを感じられることが多くなります。

ですが、実際のところリーダーとして仕事を進めることに苦手意識を感じたり、やりたくないと思う保育士は多いようです。

保育士がリーダーの役割を苦手と感じる原因

保育士がリーダーの役割を苦手と感じる原因は、主に以下の通りです。

経験不足

リーダーの役割を苦手と感じる原因に、保育士として、リーダーとして経験が不足しているということがあります。

複数担任制を設けている場合、保育園によっては、週ごとにローテーションをしてリーダーを行うこともあるため、入職して間もない保育士がリーダーを任されることも…。

知識や経験がまだ十分でない保育士がリーダーとなると、急なトラブルにも臨機応変に上手く対応することができず、自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

他の保育士に指示を出すのが苦手

他の保育士に指示を出し、仕事が円滑に進むようにすることもリーダーの大切な役割です。

しかし指示出しをする保育士の中には、年上の人やベテラン保育士がいることも珍しくありません。

また場合によっては指示出し以外にも注意をしなければならない場面もあり、言いづらさを感じたり、緊張してしまう保育士も少なくありません。

広い視野を持ってクラス全体を見なければならない

リーダーはクラス全体を観察し、子ども達を見守る役割があります。

それに伴い、子ども達の日頃の状況から保育活動の内容を決めなければなりません。

このような、全体的な状況を判断し、それに基づいて行動することが難しいと感じる保育士は多いようです。

自分に決定権があるため悩む

クラス運営に関わる決定権は、全てリーダーに委ねられます。

そのため本当に決定してよいのか、自分の判断に誤りはないのかと悩むことも多いでしょう。

自分に自信がないあまり、リーダーという役割に苦手意識を感じることもあるようです。

リーダーの役割が苦手な保育士の対処法

リーダーの役割が苦手な保育士の対処法は、以下の通りです。

積極的にコミュニケーションを取る

リーダーの役割として仕事を進めていく上で、他の保育士との連携は欠かすことができません。

保育士同士の関係が悪いと協力をしてもらえなかったり、孤立をしてしまう原因にもなり、リーダーの役割に対して更なる苦手意識を感じる要因にもなりかねないでしょう。

日頃から積極的にコミュニケーションを取り、良い関係を築くことが大切です。

完璧を求めすぎない

特に優柔不断の人は「完璧にしなきゃ」と思うあまり、強い口調で他の保育士に注意してしまったり、ワンマンになってしまうことも…。

そうなると他の保育士との良好な関係を築くことは遠ざかってしまい、自身でも嫌な気持ちで働くことになってしまいます。

もちろん完璧を目指すことは大切ですが、ときには心に余裕を持つことも大切です。

余裕のあるスケジュール管理

保育園ではスケジュールを組み立てても、子どもの予想外な行動にスケジュール通りにいかない場合がほとんどです。

スケジュールに余裕が無いと慌ててしまい、通常上手くいくことも上手くいかなくなってしまいます。

そのため、急な事態にも対応できるようなスケジュール管理をする必要があります。

また他の保育士と、その日の保育活動で予測される事態について話し合い、スケジュールを作成するのも良いでしょう。

「聞く」ことに注力する

リーダーは他の保育士へ意見を伝えたり、ときに保育士側からの意見を聞いてまとめたりしなければなりません。

しかし的外れな意見や回答ばかりでは「話を聞いていないな」と思われ、それが積み重なればリーダーとしての頼りがいに欠けてしまいます。

じっくりと話を聞いたうえで、その人が何を考えているのか、どんな点に不安や不満を感じているのかなどの気持ちを汲み取ることが大切です。

聞くことに注力することは、たとえ保育士同士の意見が分かれてしまったときでも、最善策を見つけ出すことに役立ちます。

一人の時間を有意義に過ごす

リーダーは、常に他の保育士への気配りや目配りを行っているため、その分人一倍疲労が蓄積されているといっても過言ではないでしょう。

特にリーダーになったばかりの人であれば、なおさらエネルギーを消耗しているのではないでしょうか。

仕事が終わって帰宅した後や休日は、自分の好きな趣味に時間を充てたり、一人の時間を大切に過ごしてストレスを上手く解消していくことをおすすめします。

どうしてもリーダーの役割が辛い場合は?

一生懸命やったとしても、やはりリーダーとして仕事をすることが辛いと感じてしまう保育士もいるでしょう。

その場合は、以下の方法を実践してみるのはいかがでしょうか?

パートや派遣保育士として働く

どうしてもリーダーという立場に苦手意識を感じる場合は、パートや派遣保育士として働くのはいかがでしょうか。

前述でも述べましたが、リーダーを任されるのは正社員であり、正社員である以上、リーダーになることは避けられないでしょう。

パートや派遣保育士であればリーダーを任されることがないため、保育士のキャリアアップにこだわりがないという方にはおすすめの働き方です。

転職をする

リーダーを苦手と感じる原因の中に、保育園自体との相性が合っていない可能性も考えられます。

仕事を全てリーダー任せにされる、保育園のサポートがなくプレッシャーだけをかけられるなどといった状況であれば、転職を検討するのも手段の一つです。

また保育園の中には、クラスを細かく分けて1人担任制を設けているところもあります。

リーダーをやりたくないという方は、面接の時点でリーダー制度があるか確認をするのも良いでしょう。

アドバイザーに相談する

 

まとめ

正社員の保育士であれば避けては通れないのが、リーダーの役割。

このリーダーの役割に、保育士の多くは苦手意識を感じているようです。

自分の働き方を見直し、適切に対処することで苦手意識は薄れるかもしれません。

どうしてもリーダーという役割に精神面で負担を感じる場合は、思い切って環境を変えることも大切です。

何より自分自身が働いていて、やりがいを感じられることが一番でしょう。

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