お役立ち情報
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保育士としてある程度キャリアを積むと、若手指導を任されることがあります。ですが、若手に上手く指導できないと悩む先輩保育士も多いのではないでしょうか。もちろん相性の関係もありますが、ポイントを押さえると上手くいくことがあります。今回は、そんな先輩保育士に向けて、若手指導を円満に行うポイントや悩んだときの対処法などについて解説します。
■目次
若手指導をする上で、若手保育士がどのような悩みを抱えているのかを知っておくと関わりやすくなります。
人によって抱える悩みは違いますが、以下では、若手保育士が抱えやすいよくある悩みを紹介します。
子どもの身の回りのお世話や保護者対応、園内整備など、保育士は毎日慌ただしいです。
特に保育士の仕事の大半を占める書類作業には、戸惑いを感じる若手保育士が多いようです。
若手のうちは覚えることが多いため、簡単な業務にも時間がかかってしまい、勤務時間内に仕事が終わらない…ということは少なくありません。
このように、学生時代に想像していた仕事内容と違う現実に自信を無くしてしまう人もいます。
保育士は、年齢層の幅が広く、働き方もさまざまです。
それゆえに、関わり方が分からずに悩む若手保育士は多いようです。
聞きたいことがあっても上手く聞くことができずに失敗してしまい、叱責されてさらに萎縮してしまう…という悪循環に陥るケースもあります。
子どもを預かる保育の現場において、保護者との関わりは非常に大切です。
ですが、実際に子育てをしている保護者と、知識や経験が不十分な状態で関わることに対して大きな負担を感じる若手保育士は少なくありません。
保育士から育児の相談をされた際に上手く答えられなかったり、緊張して自然な会話ができなかったりといったことから、周りの保育士と自分を比べて落ち込むということもあります。
子どもをおんぶ・抱っこしたり、一緒に園庭を走り回ったり、重い荷物を運んだり…と、保育士は想像以上に体力を使います。
特に学生のときに運動をしていなかった場合、保育士になってからの負担が大きいようです。
また、膨大な仕事量をこなさなければならないため、十分に休息を取ることができず、体力的に不安を感じてしまう若手保育士も多くいます。
以下では、先輩保育士が若手指導を円満に行うためのポイントを紹介します。
若手保育士にやってもらいたいことを指示する際は、的確に伝えましょう。
先輩保育士と若手保育士では経験してきたことに差があるため、先輩保育士が「知っていて当たり前」と思っていることでもきちんと伝わらないことがほとんどです。
「これやって」「これを移動しておいて」と曖昧に伝えるのではなく、「○○を××の場所に運んで」と具体的に指示することを心がけましょう。
若手保育士に分かりやすく指示することで、保育園全体の事故防止や業務効率化につながります。
若手保育士が積極的に良い行動をしていたり、上手くできたことがあった際は、その頑張りを言葉で褒めるようにしましょう。
どんなに些細なことでも褒められると、嬉しい気持ちになりますよね。
特に若手保育士は、右も左も分からない中で、毎日もがきながら頑張っています。
具体的に良いと思ったことを伝えてあげると、自信にもなるでしょう。
若手のうちは、一生懸命に取り組んでいても、上手くいかないことがたくさんあるものです。
その積み重ねで自信を無くし、心が折れてしまう保育士もいることでしょう。
そんなときに、「○○ができていて良かったよ」などと声をかけてフォローに入ると、若手保育士は安心して次も頑張ろうという気持ちになるかもしれません。
ただ指示を出したり、注意をするだけでは良い若手指導とはいえません。
ときには、若手保育士からも意見を聞いて、耳を傾けることも大切です。
経験を積んだ保育士には思い浮かばないような、若手保育士ならではの新鮮な提案があるかもしれません。
また、若手保育士から意見を伝えてもらうためには、日頃から相談しやすい雰囲気や柔軟な姿勢でいることを心がけましょう。
若手保育士がミスをした際、先輩保育士として注意しなければならない場面も出てきます。
そのときに「全然できていない」と過大に叱ったり、相手を傷つけるような言葉で叱ることはしてはいけません。
叱る場合は、問題点を提示したうえで、今後の対応方法について冷静に伝えることが大切です。
また、ただ叱るだけではなく、若手保育士の考えも聞くことを心がけましょう。
若手指導をする中で、他の保育士と比べるような発言はしないよう注意しましょう。
他人と比較するような言葉は、本人を傷つけることはもちろん、保育士同士の関係にも悪影響です。
また、いつも他の保育士と比較されていると「なんで自分はできないのだろう」と自信を無くしてしまいかねません。
成長のスピードは人それぞれであるため、指導する側と指導される側で互いに補い合いながら成長していくという心構えでいましょう。
若手指導をすることは、簡単ではありません。
以下では、先輩保育士が若手指導で悩んだときの対処法を紹介します。
自分が普段何気なくしている作業でも、人に教えるとなると難しいものです。
そのため、何からどう伝えれば良いのか悩む保育士もいるでしょう。
人によっては、分からないことがあっても自分から質問できないという消極的な人もいるかもしれません。
そんなときは、「このやり方は分かる?」「次はどうしたらいいかな?」と、適宜質問しながら指導することをおすすめします。
質問をされた若手保育士は、答えを探そうと自ら動いてくれるようになるでしょう。
思うように伝わらずに、イライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし、経験が豊富だからといって、自分のやり方が全てではありません。
視点を変えて、若手保育士の意見を取り入れる方が良いこともあります。
「そういう方法もあったんだ」と、新しい発見にもなるかもしれません。
また、若手保育士からしても「先輩はちゃんと自分の意見に耳を傾けてくれる」と、モチベーションアップにもつながることでしょう。
優しく理解のある先輩でいたいと思うと、どう叱れば良いか悩む保育士もいることでしょう。
良く思われたいからといって、間違いをそのままにしておいて困るのは新人保育士であり、指導をしている自分です。
一人前の保育士になってもらうためにも、冷静かつ簡潔に問題点を指摘することが大切です。
性格の不一致から、教えてもなかなか思うように動いてくれないこともあるかもしれません。
その場合は、一人で抱え込まずに、他の保育士に協力してもらうのも一つの方法です。
また、どうしても意見などが合わず働きづらさを感じてしまう場合は、早めに園長先生に相談し、指導者を交代してもらうことも必要です。
若手保育士にとっては、言葉で長々と説明されるよりも、見て真似ることが一番身につきます。
そのためには、指導する側の人格がとても大事です。
自分に憧れて「保育士になりたい」と言ってくれる子どもがいると頑張れますよね。
若手保育士が上手く育たないと嘆くよりは、自分を磨いて憧れの存在になれるように努力しましょう。
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