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保育士としてハイクラス転職を検討している方の中には、面接が心配…という方もいることでしょう。保育士のハイクラス、いわゆる管理職の転職と一般の保育士の面接内容は異なります。そのため、管理職向けの面接対策をしっかりと行うことが大切です。今回は、ハイクラス転職を検討している保育士に向けて、面接でよく聞かれる質問を紹介します。
■目次
保育士のハイクラス、いわゆる管理職の転職と一般の保育士の面接内容は異なります。
一般の保育士の面接では、自己紹介や志望動機、転職理由、自己PRなど、形式に沿った一般的な質問が多いです。
一方、管理職の場合、一般の保育士のような形式的な質問ではなく、実際の業務を想定したスキルに関する質問やより具体的な質問が多い傾向にあります。
また、中には、保育園の保育方針や理念をどれだけ理解したうえで入社を希望しているのか、思考力を確認するような質問を投げかけられることも…。
そのため、自己分析はもちろんのこと、保育園のリサーチも徹底的に行うことが大切といえます。
前述したように、一般の保育士と管理職の面接内容は異なるため、しっかりと管理職に向けた質問内容を想定して対策を行う必要があります。
以下では、保育士のハイクラス転職において面接でよく聞かれる質問5つを紹介します。
「これまでの職務経歴について教えてください」という質問では、社会人以降に経験した職務内容とあわせて、そこから得たスキルと経験、実績などを説明しましょう。
ここで大切なことは、簡潔にまとめて話すこと。
長々と説明することは、かえって面接官の心証を悪くする可能性があるため注意が必要です。
<回答例>
私は、15年間でこれまでに3施設で保育を経験してまいりました。
担任業務に加えてリーダーとして、現場で働く保育士のマネジメントに携わりました。
これまでの経験を活かし、保育士自身も働きやすい環境だと思えるような園づくりに貢献していきたいと考えております。
管理職の面接における志望動機は、今後のキャリアプランや転職理由に矛盾が生じていないかというところが見られていると捉えましょう。
基本的には、現在の職場で自分の目的を達成したため、次のステップとして転職を行っているということを説明できるとよいですね。
また、職務経歴の中で説明したスキルや経験と志望動機に関連性を持たせることも大切です。
<回答例>
保育士として10年間経験を積んでまいりましたが、今後は主任として保育園全体の業務を支える存在として活躍したいと思い転職を決意しました。
また、前職では地域との交流を大切にした行事の運営などを行ってまいりました。
○○保育園様の公式ホームページを拝見し、子どもを持つお母様の育児相談の場だけにとどまらず、広い地域との関わりを大切にした活動を行っているという点に大変魅力を感じました。
これまでの経験を活かして、主任として周囲の保育士さんから信頼されることはもちろん、積極的に地域交流の活動にも携わりたいと考えております。
保育士としての保育観が問われる質問です。
保育園によって保育観や方針は異なるため、応募者が持つ保育観と保育園の考えに大きな違いがあるかどうかなどが見られます。
無理にその保育園に合わせる必要はありませんが、事前に保育園のホームページや求人サイトを確認したうえで保育観を理解しておくことが大切です。
<回答例>
子ども一人ひとりとじっくりと向き合うことが一番大切だと考えております。
前職では、大勢の子どもたちと過ごすことが多かったのですが、その中でも子どもと1対1で関わり、信頼関係を築くことを心がけていました。
貴園では、「子ども一人ひとりを大切にする保育」という方針のもと、子ども一人ひとりとじっくりと向き合える環境であると感じております。
現在の役職で部下を育てた経験がないからといって、そのまま「経験がない」と答えることは避けるべきです。
上司・部下という関係でなくても、メンターとして後輩指導を行った経験や後輩に指示を指示をしながら業務を進めていったといった経験も十分なアピール材料といえます。
自分がどのようなことを心がけて、どのように後輩指導にあたってきたか、そして今後その経験をどのように活かしていきたいかを説明できるとよいでしょう。
<回答例>
新人保育士の育成では、1ヶ月に1回は面談を行い、不安や悩みを相談してもらう機会作りを行いました。
また、こちらから積極的に声かけを行うことで、役職という壁を感じさせない関係づくりを目指してまいりました。
これまでの経験を活かして、若手の保育士さんのどんな悩みにも耳を傾けられる、信頼される相談役として努めたいと考えております。
保育園側としては、園の運営に関わる重要なポジションであるゆえ、長く勤めてほしいと考えています。
そのため、お互いの方向性がしっかりと合致しているかを確認するための質問といえます。
また、保育の仕事に対する熱意や意欲も見ているようです。
<回答例>
現場全体をまとめ、保育士一人ひとりが問題なく業務に携われるよう支援したいと考えております。
そのためには、保育士同士の意見交換の機会を多く設けたり、積極的に声かけを行っていきます。
また、現場の保育士にとって働きやすい環境づくりを進め、精神的なケアもしながら、園全体の団結力を高められる存在になれたらと考えております。
以下では、保育士のハイクラス転職において面接を成功させるためのポイントを紹介します。
まずは、これまでのキャリアと、そこから得たスキルや経験を整理することが大切です。
自分自身の能力がどれくらいかを証明するためには、仕事の中で達成した実績を示すのが最も有効的です。
また、面接においては概要のみではなく、具体的に話せるようにするようにしましょう。
今の職場と転職先の共通点と相違点の洗い出しを行うことも大切なポイントです。
共通点については、今の職場で培った経験やスキルを、転職先で発揮できる強みとして説明ができるとよいでしょう。
反対に相違点は、転職後に身につけなければならないスキルを指します。
今の職場では身につけることが難しいけれど、転職先でなら身につけられることを考えるとよいでしょう。
面接官は職務経歴書に沿って質問をするため、質問の回答と職務経歴書の内容を一致させる必要があります。
もしも、職務経歴書と異なる内容を話している場合、面接官からすると”一貫性がない人”としてよい印象を与えません。
また、職務経歴書の内容をそのまま説明することもNGです。
一貫性を持たせつつ、書面だけでは伝わらない情報を自分の言葉で補足するということを心がけましょう。
>>>あわせて読みたい「【テンプレートあり】保育士・幼稚園教諭の職務経歴書の書き方」
ハイクラス転職の面接を成功させるポイントとして、転職エージェントにサポートしてもらうことも挙げられます。
特に初めて転職活動を行う方の場合、何から手をつけたらよいか分からず面接対策を行う余裕がないという方もいるでしょう。
転職エージェントによっては、面接対策をしてくれるところもあるため、心に余裕を持って面接に臨むことができるかもしれません。
加えて、保育園の雰囲気や職員の人柄も事前に教えてもらうことができ、自分に合った職場で働くことができます。
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今回は、ハイクラス転職を検討している保育士に向けて、面接でよく聞かれる質問を紹介しました。
管理職の面接は一般の保育士の面接とは異なるため、管理職向けの面接対策をしっかりと行うことが大切です。
実際の業務を想定したスキルに関する質問やより具体的な質問に対して、面接官がイメージしやすく、また納得できるような回答を準備する必要があります。
本記事を参考に、保育士の管理職としてどうなりたいかをイメージしながら、面接に臨みましょう。
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