お役立ち情報
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5月5日は、国民の休日でもあるこどもの日。保育園でも、こどもの日にちなんだ出し物や製作などを考えているところが多いのではないでしょうか。こどもの日は長い歴史を持つ端午の節句でもあるため、子どもたちに日本の文化を伝えられる絶好の機会でもあります。そこで本記事では、保育士向けのこどもの日の出し物や遊び、製作アイデアなどをご紹介します。
毎年、5月5日はこどもの日。
こどもの日は国民の祝日のひとつで、端午の節句でもあります。
端午の節句とは、もとは男の子の健やかな成長を願い、お祝いする日のことでした。
こどもの日に、男の子をイメージする兜や五月人形などを飾るのはこのためです。
しかし、今では男女を問わず、「子どもたちの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」祝日となっています。
5月にはアメリカから伝わった母の日がありますが、実はこどもの日にも、お母さんに感謝するという意味が込められているのです。
>>>あわせて読みたい「【こどもの日とは?】子どもに分かりやすく意味を説明しよう」
保育園でこどもの日を行うねらいには、次のようなものが挙げられます。
保育計画の参考にしてみてください。
保育園のこどもの日のねらい
●こどもの日という国民の祝日を知るきっかけになる
●こどもの日に飾るこいのぼりや兜を通して、日本の文化を学ぶ
●自分や友達が健康に成長できることを祝い、喜ぶ
●家族や保育士に支えられていることに気づき、感謝する
保育園で盛り上がる、こどもの日にちなんだ出し物やゲームのアイデアをご紹介します。
ひな祭りにはひな人形を飾るように、こどもの日にもさまざまなアイテムがあります。
こどもの日当日はゴールデンウィーク中のため、お休みになる保育園も多いかと思います。
そのため、休園日を考慮しながら飾る期間を決める必要があります。
また、アイテム一つひとつに飾る理由や歴史があるため、事前に確認しておきましょう。
こいのぼり
「鯉が滝を登り、天を舞う龍となった」という中国の伝説が由来となり、「鯉のように、強く立派に成長するように」という願いを込めたこいのぼりが誕生したとされています。
基本的には屋外に飾る場合が多いため、天気のよい日などを選んで飾りましょう。
五月人形(兜や鎧など)
日本では古来より、人形が人間の身代わりとなって、災いを引き受けてくれるといわれています。
また、鎧や兜は戦で身を守る装備でもあるため、五月人形には「子どもを守るように」という願いが込められているのです。
子どもたちのなかには、保育園で初めてこどもの日を知る子もいます。
そのため、製作やゲームに入る前に、きちんとこどもの日について解説してあげましょう。
解説には、退屈せずに学べて、出し物としても人気の高いペープサートやパネルシアターがおすすめです。
先述したこいのぼりの伝説など、台本を作りやすい物語を選ぶとよいですよ。
>>>あわせて読みたい「保育で大活躍するペープサートとは?ねらいや作り方のポイント」
>>>あわせて読みたい「保育に役立つパネルシアターとは?ねらいや基本の作り方を解説」
また、こどもの日をテーマにした絵本を取り入れるのもひとつのアイデアです。
各出版社からさまざまな絵本が出ているため、子どもの年齢にあわせて選んであげましょう。
>>>あわせて読みたい「【こどもの日の絵本】年齢別!読み聞かせにおすすめ絵本8選」
こどもの日の歌といえば、「♪屋根より高いこいぼのり」の歌詞でお馴染みの童謡『こいのぼり』ですよね。
有名な歌ですが、こどもの日を逃すとなかなか歌うことがないため、この機会にみんなで歌ってみましょう。
この歌にはお父さんと子どもたちが登場しますが、実はお母さんは登場していません。
なかには、その理由を訊ねてくる子どもがいるかもしれません。
童謡『こいのぼり』が発表されたのは1931年(昭和6年)で、当時は父親が一家の大黒柱となる家父長制が一般的でした。
そのため、真鯉と緋鯉で父子を表すこいのぼりが一般的だったようです。
現代のように、3匹でお父さん・お母さん・子どもを表すようになったのは、戦後になってからなのです。
子どもの疑問にきちんと答えられるように、保育士も歌詞をチェックしておきましょう。
こちらの動画では、さまざまな難易度のこいのぼり製作が紹介されています。
工程が難しいものもあるため、年齢にあわせたものを選ぶようにしましょう。
こいのぼりのうろこを手形で表現する製作は、絵が苦手な子どもにもぴったり。
また、小さな手形が将来的にもよい思い出になりますよ。
新聞紙とはさみで作る兜もおすすめです。
子どもであれば、実際に頭に被れるサイズ感の兜が完成しますよ。
大きすぎる場合は、セロハンテープやのりなどで調整することができます。
色を塗ったり、折り紙を貼り付けたりして、オリジナルの兜を作るのも楽しいですね。
絵本や歌でこどもの日について教えたあとは、少し頭を使うクイズを出してみましょう。
習ったばかりの内容から出題すると、盛り上がること間違いなしです。
Q:こどもの日は何月何日?
①5月5日 ②5月7日 ③6月6日
A:①5月5日
Q:こどもの日に空を泳ぐ魚の名前はなんでしょう?
①たいのぼり ②こいのぼり ③うなぎのぼり
A:②こいのぼり
Q:こどもの日ができたのはいつでしょう?
①昭和時代 ②平成時代 ③江戸時代
A:①昭和時代
Q:こどもの日に食べるおやつはどれでしょうか?
①かしわもち ②さくらもち ③わらびもち
A:①かしわもち
Q:こいのぼりの歌で歌われている「まごい」はどれのことでしょうか?
①赤い鯉 ②黒い鯉 ③青い鯉
A:②黒い鯉
今回は、保育園でのこどもの日におすすめの出し物について紹介しました。
国民の祝日でもあるこどもの日は、子どもたちがお互いに成長を喜びあい、保護者に感謝する大切な日でもあります。
こいのぼりや五月人形などを飾ったり、こどもの日にちなんだ出し物をしたりして、子どもたちの興味関心を促す行事にできるとよいですね。
本記事を参考に、楽しいこどもの日を過ごしましょう。
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