お役立ち情報
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春の親子遠足に向けて、親子で楽しめるレクリエーションを企画している保育士も多いのではないでしょうか。親子遠足は子どもだけで行く遠足とは目的が異なるため、レクリエーションにも親子ならではの遊びを取り入れたいところですね。そこで今回は、親子遠足におすすめのレクリエーションアイデアを、バスレクと目的地到着後の2種類ご紹介します。
■目次
保育園で行われる親子遠足とは、子どもと保護者が一緒に参加する遠足のことで、気候のよい春か秋に開催されることが多い行事となっています。
春の親子遠足は4月〜6月ごろに実施されることが一般的で、子ども同士が新しい友だちを作ったり、保護者同士が親睦を深めたりするきっかけにもなります。
親子遠足の多くは、大型バスでテーマパークや動物園、広い公園などに出かけることが多いようですね。
当日は親子で取り組むレクリエーションや交流タイムなどがあり、盛んにコミュニケーションが行われます。
>>>あわせて読みたい「保育園で春の遠足に行こう!ねらいや前日準備・当日の流れを解説」
春の親子遠足には、次のようなねらいや目的があります。
レクリエーションを考える際の参考にしてみましょう。
●保護者と子どもの思い出を作る
●忙しい保護者が子どもと触れ合う機会を作る
●子どもたちが新しい友だちを作るきっかけになる
●保護者同士が交流を深め、情報交換をする
●保育士と保護者の距離を縮める
親子遠足におすすめのレクリエーションをご紹介します。
室内でも行える内容のため、雨天時にもおすすめですよ。
子どもに馴染みのあるアニメソングや童謡、流行りの音楽などのイントロ部分を流し、わかった子は手を挙げて答えます。
アニメソングの場合は曲名だけでなく、アニメのタイトルを答えた場合も正解にしてよいでしょう。
ある人の特徴をヒントとして挙げていき、最後に「私は誰でしょう?」と尋ねるクイズです。
正解はバス内の人物でも、アニメのキャラクターでも構いません。答えが分かったら、手を挙げて答えてもらいましょう。
(例)
私は、髪の毛が長いです。
私は、歌を歌うのが得意です。
私は、26歳です。
私は誰でしょう?
A:○○先生
『どんな色が好き』の歌を歌いながら、お題の色を見つける遊びです。
例えばお題が「青」なら、空の色でもよいですし、お友達の服の色でも正解です。
窓の外の景色からたくさんの色を探すことができるため、子ども達の観察力を培うことにもつながりますよ。
「♪八百屋のお店に並んだ 品物見てごらん」の歌詞でお馴染みの『やおやのおみせ』も、バスレクにぴったりの遊びです。
歌詞に出てくるのはトマトやキュウリなどの野菜ですが、動物の種類やアニメの登場人物など、自由にアレンジしても盛り上がります。
親子遠足は保護者も一緒にバスに乗っているため、親子でできるふれあい遊びもおすすめです。
子どもが片手で輪を作り、保護者がそのなかに指を入れていきます。
子どもは保護者の指を捕まえるために手を握り、保護者は捕まらないように逃げるというルールです。
>>>あわせて読みたい「【保育園のバスレク】ねらいや注意点、おすすめのアイデアを解説」
<ルール>
❶リズムにあわせて掛け声
保育士「もうじゅうがりにいこうよ♪」
みんな「もうじゅうがりに行こうよ♪」
保育士「鉄砲だって持ってるし♪」
みんな「鉄砲だって持ってるし♪」
保育士「やりだって持ってるもん♪」
みんな「やりだって持ってるもん♪」
保育士「あ!(どこかを指さす)」
みんな「あ!(保育士が指さした方を指さす)」
❷保育士が動物の名前を言う
保育士「○○○!(ゾウ、キリン、ライオンなど、なんでもよい)」
※親子遠足のため、2文字の動物からスタートし、徐々に文字数を増やすとおもしろい
❸動物の文字数と同じ人数でグループを作る
❹グループができたら座る
❺人数が足りずに座れなかったら負け
<ルール>
❶音楽に合わせて、参加者は自由に歩き回る
❷音楽が止まったら、近くにいる人と2人組を作ってじゃんけんをする
❸じゃんけんに負けた人は、勝った人の後ろにまわって両手を肩にかける
❹再び音楽が始まり、負けた人は勝った人にくっついて歩き回る
❺①~④を繰り返すと、列が列車のようにどんどん長くなる
❻最後に先頭になった人が優勝
<ルール>
❶親子でペアになる
❷掛け声をする
保育士「くーっついた、くっついた」
親子「どーことどーこがくっついた」
保育士「お腹とお腹がくっついた」
❸親子はお腹とお腹をくっつける
❹「お腹とお腹」の部分を「お尻とお尻」や「背中と背中」など変えていく
<ルール>
❶保育士が宝をいたるところに隠す
※宝はお土産にできて、高価すぎないものを選ぶ
※忘れないように、隠した場所を地図などでチェックしておく
❷なぞなぞや暗号など、親子だからこそ解けるヒントを用意する
❸参加者は、制限時間内に宝を見つけられるよう頑張る
<ルール>
❶ひもやタオルなど、しっぽになるものを人数分用意する
❷子どもチームと保護者チームに分ける
❸全員がズボンにしっぽを挟む
❹自分のしっぽを取られないように、対抗チームのしっぽを狙う
❺自分のしっぽが取られたらコートの外に出る
❻最後にしっぽを多く持っていたチームの勝ち
保育士が親子遠足で気をつけるべきポイントについて解説します。
親子遠足での保育士は、やることが多くて大忙し。
子どもや保護者への配慮に加えて、レクリエーションの進行もしなければいけません。
しかし、現地には保育園の関係者だけでなく、一般のお客様がいることも忘れてはいけません。
公共のマナーを守り、拡声器やスピーカーの音量にも注意しましょう。
また、交通機関の乱れや天気の急変など、予期せぬ事態も視野に入れておく必要があります。
親子遠足の最中は、保護者が笑っているか、体を動かした後で辛そうにしていないかなど、一人ひとりの表情をきちんと確認するようにしましょう。
全員が楽しめるような演出や進行をすることも、保育士の大切な役割です。
また、春の親子遠足が行われるのは、保護者同士の人間関係ができあがりつつある時期でもあります。
環境に馴染めず孤立してしまうお母さんが出てこないよう、配慮することも必要です。
バスの走行中を安全に過ごすためには、下記のような約束事を設けるのがおすすめです。
<バスでの5つのお約束>
●バスが走っているときは、立ち上がってはいけません。
●バスの中は声が響きやすいので、大声を出してはいけません。
●シートベルトをきちんと閉めましょう。
●きちんと前を向いて座りましょう。
●体調が悪くなったり、トイレに行きたくなったりしたら、すぐに教えてくださいね。
今回は、春の親子遠足におすすめのレクリエーションをご紹介しました。
子ども達にとって馴染みのある遊びでも、お父さんやお母さんが加わることで、普段とは違う楽しさを味わうことができますよ。
子ども達の年齢や行き先、天候にあわせたレクリエーションを企画して、親子遠足を楽しいものにしてくださいね。
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