お役立ち情報
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保育士の中には、転職初日に菓子折りが必要なのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。日本には昔から、何かの節目には菓子折りを渡すという習慣があります。退職時に菓子折りを渡して最後のあいさつをした保育士もいるでしょう。転職時の初出勤日も非常に重要な日のため、失礼のないようにしたいですよね。そこで今回は、保育士の転職初日に菓子折りは必要かどうか、そして持参する場合の選び方などをまとめました。
■目次
菓子折りを配る風習は、昔から多くの保育園に存在しています。
保育園は女性職員が多いため、お菓子の差し入れなどは非常に喜ばれます。
休憩時や職員会議中に、コミュニケーションの一環としてみんなでお菓子を楽しむ園もあるでしょう。
しかし、菓子折りを持参するかどうかはケースバイケース。
中には、あえて公平性を保つために菓子折りやお土産の持参を禁止している職場も存在します。
自分が働く保育園で菓子折りを配る習慣があるか、またはそのような取り決めが存在するかは、先輩保育士に聞いてみることをおすすめします。
また、働くうちに自分でも職場の雰囲気が分かってくるため、徐々に判断できるようになるでしょう。
以下では、保育士の転職初日に菓子折りを持参すべきかどうか解説します。
保育士は転職初日に菓子折りを準備して行った方がよいのでしょうか。
結論から言うと、基本的に菓子折りを持参する必要はないでしょう。
これからお世話になる職員に対して「よろしくお願いします」という気持ちを込めて用意したいという方もいますが、“転職初日に菓子折りは渡さない”というのが一般的です。
菓子折りは社会人にとって身近な贈り物である一方、よかれと思って用意したのにかえって気を遣わせてしまったり、ネガティブに捉えられてしまったりすることもあります。
新しく入職する保育士に対して、菓子折りを持ってくることを期待する保育園はまずないため、手土産の有無を気にする必要はないのです。
また、同じ日に入職する仲間が複数いる場合、自分だけが菓子折りを持っていくと不公平感が出てしまいます。
しかし、まだ会ったことのない他のメンバーと事前に相談するのは難しいため、現実的ではありません。
これらの理由からも、菓子折りは持っていかない方が無難です。
>>>あわせて読みたい「保育士の初出勤!入職時の挨拶はどうする?例文やポイントを紹介」
>>>あわせて読みたい「保育士の自己紹介のポイント!子ども&保護者向けに分けて解説」
初出勤日に菓子折りを持参する必要はありませんが、それ以外で菓子折りを渡すのはどんなときでしょうか。
以下で詳しく解説します。
仕事でお世話になったお礼や、「ありがとう」の気持ちを形にして伝えたいときに菓子折りを渡します。
このような場面では、菓子折りを通じて会話が弾むため、職員同士のコミュニケーションを円滑にする手助けとなるでしょう。
体調不良で早退や欠勤をしたり、自分のミスをほかの保育士に助けてもらったりした場合、お詫びの印として菓子折りを渡すことがあります。
その際は、なるべく迅速に対応し、誠意をもって菓子折りを渡すよう心がけましょう。
ちょっとしたお菓子の差し入れがあれば、仕事がひと段落したときに職員同士で楽しく食べられて、会話も活発になりますね。
また、自分の出身地の名物菓子などを用意しても、職場で喜ばれることでしょう。
菓子折りが必要になる場面として最も一般的なのが、退職する最後の日です。
「お世話になりました」という気持ちを込めて、職員一人ひとりに手渡しするケースが多いでしょう。
万が一退職日に会えない職員がいる場合は、最後にシフトが被っている日などに菓子折りを渡すよう配慮するとよいですね。
菓子折りを渡す際には、どんなマナーに気をつければよいでしょうか。
以下で詳しく解説します。
忘れがちですが、菓子折りは紙袋から取り出して渡すのがルールです。
その際、紙袋は自分で持ち帰るよう心がけましょう。
ただし、外出先などで荷物になる場合は、相手が持ち帰りやすいように紙袋に入れた状態で渡しても問題ありません。
菓子折りを渡すタイミングは、目的によって異なります。
まず、お礼の場合は、最初の挨拶をしたときに菓子折りを渡すのがベストです。
その際は「心ばかりではございますが、ぜひお召し上がりください」という言葉を添えるとよいでしょう。
一方で、謝罪やお詫びの場合はお礼とは異なり、最後に渡すのが適切です。
相手が菓子折りを受け取るということは、謝罪を受け入れることを意味するため、最初に渡すのはマナー違反なのです。
菓子折りは、何らかの意味や気持ちを表すものです。
可能であれば一人ずつていねいに手渡しし、気持ちが伝わるように心がけましょう。
そうすることで、相手の心にも気持ちが届きやすくなります。
手渡しが難しい場合は、「みなさんで召し上がってください」等のメモを添えるなどの配慮ができるとよいですね。
以下では、上記のマナーと合わせて菓子折りで注意すべきことを紹介します。
菓子折りの“折り”とは、外箱のことを意味する言葉です。
昔は箱入りのお菓子が高級品として扱われていたことから、贈答用のお菓子は箱入りのものを選ぶのがマナーとなりました。
したがって、袋入りのお菓子は選ばないように注意しましょう。
菓子折りを渡す際、お菓子の数が人数より足りないことは失礼にあたります。
保育士だけでなく、事務員や調理師、園の関係者など、用意する対象の範囲が判断しづらいこともあるでしょう。
そのため、菓子折りの個数には余裕をもって準備することが大切です。
菓子折りはきちんと箱に入っていて、個包装になっている商品を選びましょう。
保育士はほとんどがシフト制で勤務時間が異なるため、時間を問わず配れるような個包装のものがベストです。
個包装であれば仕事の合間に短時間で口にしたり、手軽に持ち帰ったりできるため、忙しい保育士にもぴったりですよ。
パートの保育士などは毎日出勤しない場合があるため、菓子折りが手元に届くのが遅くなる可能性があります。
常温で保管でき、賞味期限に余裕のある商品を選ぶことで、いつでも配布可能な常態を保ちましょう。
職員全員分の菓子折りを用意するとなれば、費用がかさみます。
一般的な相場は2,000円〜3,000円程度。
まだ転職先で働き始めていない場合は、高額な菓子折りは避けるべきです。
自分の予算に合わせ、相手にも遠慮されない程度の価格帯のものを選びましょう。
体調不良で欠勤する度に菓子折りを渡したり、頻繁に差し入れを持って行ったりすると、「お返しを渡さなければ」と、ほかの職員に気を遣わせてしまう可能性があります。
菓子折りは適切な頻度で、何かの節目に気持ちを伝える手段として活用しましょう。
菓子折りの持参について悩む保育士は多いかもしれませんが、それよりも大切なのは、きちんとした挨拶や身だしなみだということを忘れてはいけません。
「好印象を持たれたい」「手ぶらでは失礼だろうか」と心配する気持ちも分かりますが、礼儀正しい挨拶や清潔感のある服装を心がければ、悪い印象を持たれることはないのです。
しかし、やはり初出勤日は緊張してしまうもの。
どうしても挨拶が不安だったり、うまくコミュニケーションを取る自信がなかったりする場合は、それを補う意味で菓子折りを準備していくのも一つの手段かもしれません。
>>>あわせて読みたい「保育園入社前準備!保育学生が入社前に準備しておくことって?」
今回は、保育士が転職初日に菓子折りを持参すべきかどうか解説しました。
菓子折りは職場でのコミュニケーションのきっかけになるため、上手に活用すれば働きやすさにもつながります。
本記事を参考にマナーなどをチェックして、就職や転職の参考にしてくださいね。
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