お役立ち情報
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保育士の面接では「あなたの尊敬する人は?」と質問される場合があります。普段はあまり考えることのない内容なだけに、ピンと来ない人もいるでしょう。実際にこのようなことを聞かれたときには、どんな人物でどう答えるべきなのでしょうか。今回は、保育士が面接で尊敬する人を聞かれる理由や、回答例をまとめました。
■目次
面接官が「あなたの尊敬する人は?」と問うのには、ただなんとなく知りたいからではなく、きちんとした理由があります。
質問の意図に沿った回答ができるように、面接官がなぜこの質問をするのかを理解しておきましょう。
尊敬する人とは、その人が目指す人物像そのものです。
つまり、尊敬する人を知れば、どんな人になりたいと思っているのか、どんな働き方を目指しているのかがわかるのです。
また、その人が持つ価値観や考え方から、職場との相性をチェックする狙いもあります。
他人のことを褒めたり、良いところを見つけたりすることは、社会人として非常に大切なスキルです。
また、保育士は園の職員や保護者と連携して保育を実施していく必要があるため、コミュニケーション能力や協調性が欠かせません。
面接では、尊敬する人という質問を通して、他人に対しての見方や他人を認める力、そしてチームワークを大切にできるかどうかを見極めているのです。
>>>あわせて読みたい「【保育士の面接対策】よくある質問やマナー・服装について解説」
以下で紹介するポイントを参考に、面接で答えるべき“尊敬する人”について考えてみましょう。
どのような人を尊敬する人として挙げるべきか、悩む人も多いでしょう。
尊敬する人としてよく挙がる回答は、次のような人物です。
●家族
●先輩
●先生
●著名人
●スポーツ選手
●歴史上の人物
定番の回答としては、母や父、学校の先生などがあります。
尊敬する理由は人それぞれであるため、ほかの人と被ってしまっても問題はありません。
著名人などの場合は、一般的に知られている人物だと面接官にも話が伝わりやすいでしょう。
尊敬する人が思いつかないときは、事前に“今まで自分に関わってきた人”をピックアップするのがおすすめです。
さまざまなことを思い返すうちに、尊敬する人物が見つかるかもしれません。
“好き”と“尊敬”は、似ているようでまったく違った意味を持っています。
「容姿が好みだから」や「活躍しているから」といった理由は、好きという表現になります。
「その人のようになりたい」と思うのであれば、人として敬っていることになり、尊敬しているといえるでしょう。
このように、好きな人と尊敬する人を混同しないように注意することが大切です。
尊敬する人に答えるときは、以下の流れで話を組み立てると回答しやすくなります。
❶尊敬する人の名前
❷尊敬する理由
❸自分にどう活かすか
最初は、「尊敬する人は○○です」という結論から述べます。
その後、なぜ尊敬するのかという理由をできるだけ短く簡潔に伝えましょう。
理由に具体的な経験談やエピソードを入れると説得力のある説明ができ、上手に面接官にアピールできますよ。
最後に、尊敬する人から学んだことや、今後への活かし方を交えてまとめましょう。
ここでは、面接で使える具体的な例文を、ケース別に紹介します。
自分に当てはめながら参考にしてみてください。
私が尊敬しているのは、父です。
父は営業職で非常に忙しく働いていますが、仕事の不満や他人を貶める言葉を聞いたことがありません。
父はどんなに大変で疲れているときでもネガティブな部分を見せず、穏やかな笑顔で、常に家族や周りの人のことを考えてくれます。
その広い心に触れるたびに、父の偉大さを感じずにはいられません。
私はそんな父と同じく、どんなときでも人に優しく、周りを照らせる人間でありたいと思っています。
私が尊敬しているのは、私のピアノの先生です。
先生はレッスンが終わると、いつもピアノを美しく磨いたり楽譜を丁寧に整えたりするなど、物や道具を大切に扱います。
先生は「自分に関わっているすべてに敬意を表して、感謝することが大切」と言っていました。
ピアノの指導力のみならず、物を大切にする姿勢は、まさに先生の人柄の良さを表しています。
そんな先生の姿から、私も自分に関わってくれている人や物を大切にすることの重要性を学びました。
これからも周りに感謝を忘れず過ごせるよう、意識していきたいと思っています。
私が尊敬する人は、アルバイト先の上司です。
上司は、アルバイトから社員まで一貫性のある接し方で、公平に扱ってくれます。
いつも従業員たちを気にかけて積極的に話を聞いてくれる姿勢は、理想の上司像そのものです。
それだけでなく、仕事に対して改善するべき点をきちんと指摘してくれたり、納得できるアドバイスをくれたりと、指導力にも長けています。
私も上司のように、働く人々が気持ち良く仕事ができるような環境づくりや配慮を大切にしながら働きたいと考えています。
私が尊敬しているのは、マザーテレサです。
マザーテレサは、生涯に渡り多くの貧しい人たちに無償の愛を注ぎ続けました。
それによって救われた人々は数知れません。ノーベル平和賞を受賞した後も満足せず、ずっと人のために尽力してきたことに感銘を受けました。
自分の私利私欲を捨てて人の助けになろうと動き続けることは簡単ではありませんが、彼女を動かした“愛”というものが、いかに大切かということを学びました。
私もマザーテレサのように、周りに愛情を注ぎ続けられるような保育士になりたいと思っています。
そのためには、自分自身に対しても愛を忘れないことが大切だと考えています。
私が尊敬する人は、野球の大谷翔平選手です。
日本の球団で5年間活躍し、たった一人で海を渡った後も素晴らしい活躍をされており、私たちに勇気や希望を与えてくれています。
大谷選手は、周囲から不可能だと言われていた二刀流を貫き、ポジティブに挑戦し努力を続けてきました。
慣れない環境で自分を信じ行動することは容易ではありませんが、それでも目標を見失わず、夢を実現させているところを尊敬しています。
私も行動することを恐れず、前向きにいろんなことにチャレンジしていきたいと思います。
>>>あわせて読みたい「保育士の理想像とは?面接で使える例文やポイントなどを解説!」
つい「尊敬する人って誰を選べばいいだろう」と悩んでしまいがちですが、誰を選んだかよりも、その理由やエピソードの方が重要です。
面接官は、選んだ人物によって評価することはありません。
それよりも、応募者の考え方や生き方を知りたいと思っているのです。
尊敬する人の回答を通して、自分をよく知ってもらえるように考えて準備できるとよいですね。
>>>あわせて読みたい「保育士の面接で緊張しない方法は?面接前や当日に実践しよう!」
今回は、保育士が面接で尊敬する人を聞かれる理由や具体的な回答例を紹介しました。
面接で「尊敬する人は誰?」と聞かれたときは、自分の思考や人柄をアピールできるチャンスです。
自信を持って回答すれば、仕事への熱意も伝わります。本記事を参考に、質問の意図を理解した回答を準備しておきしょう。
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