お役立ち情報
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保育士の面接対策に必要な、質問やマナー、服装を完全解説します。転職を成功させるためには、面接対策は必要不可欠です。転職活動中の保育士の中には「面接で落ちたらどうしよう…」と憂鬱に感じている方も多いのではないでしょうか?これを読んで、一緒に面接対策を行いましょう。
■目次
保育士採用の面接を成功させるには、事前の準備が必要です。
『準備9割、本番1割』と言われるように、何事も準備がとても大切。
具体的にどのような準備を行うのかをまとめてみます。
求人に応募する場合、求人票に募集条件としてどのようなことが書いてあるか確認するようにしてください。
求人票には、給与や休日休暇、勤務時間などの労働条件が細かく書いてあります。
また保育園の所在地確認も忘れないようにすることが大切。
駅に近くアクセスのよい保育園もあれば、郊外に立地する保育園もあるため、通勤時間に差が発生するためです。
面接時に求人票は持参するようにしましょう。
面接の際に面接官から雇用条件を聞かる可能性があるため、面接直前に確認できるように求人票を持参することをおすすめします。
履歴書・職務経歴書は、人事担当者があなたのことを知る最初のツール。
手書きで作成が必要な場合、丁寧に書くようにしましょう。
転職を希望される方で、特に大切になるのは職務経歴書です。
職務経歴書は、あなたがこれまでに取り組んできた実績をまとめたものになります。
人事担当者に伝わるように、分かりやすく作成しましょう。
さらに履歴書・職務経歴書を郵送や持参する際は、クリアファイルに入れて持参するようにしましょう。
>>>あわせて読みたい「【テンプレートあり】保育士向け!履歴書の書き方を解説」
>>>あわせて読みたい【テンプレートあり】保育士・幼稚園教諭の職務経歴書の書き方
面接を突破できるように、面接の想定質問集を作るようにしましょう。
保育士になろうと思った理由、応募した保育園を受けようと思った理由など、面接時に聞かれることが予測される質問は事前に返答を準備しておきましょう。
質問の返答集を作ることで、安心して面接に臨むことができます。
面接のときは、受け答えの内容と同時にマナーもチェックされます。
面接官の気分を害さないように、マナーはしっかり身に付けていきましょう。
園には面接を開始する10分前までに着くようにしましょう。
受付では「〇時に面接のお約束をさせてただいております〇〇と申します。ご担当の〇〇様にお取次ぎお願いいたします。」のように、丁寧に用件を伝えます。
入室まで待っているときはスマホなどをいじらず、静かに待機しましょう。
名前が呼ばれたらドアを3回ノックし、返事があれば「失礼します」と入室します。
きちんとドアの方を向いて両手でドアを閉め、椅子の横に移動し挨拶をしましょう。
椅子は勝手に座らずに、相手から「どうぞ」などの声掛けがあってから座ります。
もしそのまま椅子まで案内された場合も、相手からの合図があるまでは勝手に座らないようにしましょう。
面接中は椅子にもたれずきれいな姿勢で、明るくハキハキと答えましょう。
目線は下に落とさず、面接官の顔あたりを見ます。
女性は足を揃えて手を両ひざに置き、男性は足を少し開いて手はこぶしにしてひざに乗せるように座りましょう。
面接終了後、椅子から立って改めてお辞儀をします。
ドアの前まで移動したら振り返り、「失礼します」と再度お辞儀をしましょう。
ドアを静かに開閉し、そのまま真っすぐ出口を目指します。
退室後すぐにスマホをいじったり、伸びをしたりすると印象が良くありません。
最後の最後まで見られているというつもりで挑みましょう。
面接において、面接官が応募者の何を重要視しているか、あらかじめ理解しておきましょう。
事前に見られているポイントを知っておくことで、そのポイントを意識した受け答えができるかもしれません。
つまり、面接官に良い印象を与えられるということです。
保育士が面接で見られている基本的なポイントは、以下の通りです。
●清潔感のある身だしなみか
●社会人としてのマナーが身についているか
●人柄が良いか
●仕事への姿勢はどうか/熱意があるか
●園が求める経験やスキルを持っているか
●園の雰囲気や考え方に合う人材か
●正しい言葉遣いが使えているか
●志望動機をしっかりと伝えられているか
●キャリアビジョンを描けているか
上記のポイントは、あくまでも基本的なものであるため、保育園によって見られているポイントは異なります。
ただし、保育園側が共通して思うことは「一緒に働きたい人材か/この保育園で働いて欲しいと思える人材か」ということです。
採用したいと思ってもらうためにも、限られた時間の中で、自分自身をしっかりとアピールすることが大切です。
保育士が面接でよく聞かれる質問は、ある程度決まっています。
その中でも、特に聞かれる項目を5つピックアップしてみました。
面接の参考として、質問内容と例文をチェックしてみてください。
「保育士になったきっかけは何ですか?」は、保育士の面接で特に多く聞かれる質問です。
この質問には「いろいろな職業がある中、なぜ保育士を選んだのか」という意図が隠されています。
いわば、保育士としての情熱が問われているのです。
この質問を聞かれた場合は「保育士を目指すきっかけになったエピソード」を具体的にして回答しましょう。
ここでのポイントは「感動したこと」「心に残ったこと」を伝えることです。
感情的な部分を回答に含めると、より説得力が増します。
「なぜ前職を辞めたのですか?」といった質問も保育士の面接で聞かれる鉄板の質問です。
この質問の回答のポイントは、ポジティブにまとめることです。
前職が保育園の場合、「給料が安い」「残業が多い」「人間関係が複雑」などの不満が理由で退職した人も多いでしょう。
しかし、回答の際にマイナスなことばかり挙げてしまうと「また同じ理由でこの仕事もすぐ辞めるのでは?」と面接官側が不安になってしまいます。
退職理由には「やむを得ない理由」「挑戦したいことがある」のどちらかをメインに伝えると好印象を持たれやすくなります。
回答例のような「保育観の違い」に加えて「今後どんなことに挑戦していきたいか」「キャリアアップを目指している」なども伝えると、より好印象を持たれやすくなります。
>>>あわせて読みたい「保育士の転職理由は何が多い?例文や面接での伝え方まで紹介!」
「なぜうちの保育園を選んだのですか?」は、保育士の面接において特に重要な質問です。
これは「数ある保育園の中で、なぜうちなのか?」という面接官側の素朴な疑問であるケースと、「うちの保育園の魅力をどれだけ知っているのか」という求職者側を試す意図が含まれているケースがあります。
志望動機のポイントは、ほかの保育園にはない、この保育園の魅力を伝えることです。
公式ホームページやブログでしっかりとリサーチしたことをアピールしつつ、「入社後にしたいこと」を明確に伝えることで、関心度の高さと熱意を印象づけられます。
「これまでどんな仕事をしていましたか」「前職のポジションや仕事内容を教えてください」という質問を受けた場合は、前職でどのように働いていたのかを簡潔に話しましょう。
前職も保育士の場合は、次のようなことも含めて説明するとよいでしょう。
夏祭りやクリスマス会といった保育園のイベントの企画・運営に携わっていた経験がある場合は、それも一緒に伝えましょう。
「特技と趣味は何ですか」「自己PRをしてください」という質問も保育士が面接でよく聞かれることの代表例です。
どちらの質問にも「保育に直接生かせる自分の強み」を伝えるのがポイントです。
スキルを述べた上で「入社した暁には○○したい」とアピールするとより好印象です。
面接官は、応募者がどのようなスキルを身につけているのかを把握することで、入職後の園での活躍をイメージしやすくなります。
面接官から「何か質問はありませんか?」と聞かれたときは、必ず質問をしましょう。
「特にありません」と言ってしまうと「この保育園にあまり興味がないのかな?」と思われる可能性があります。
質問に困った場合は、次のような質問を投げかけてみましょう。
●前職では書類や連絡帳は手書きでしたが、○○保育園さんはデジタルでの作業でしょうか?
●出産後も貴園で働き続けたいと考えています。貴園には小さいお子さんを育てながら働かれている先生もいらっしゃるのでしょうか?
●特に力を入れているイベントは何ですか?
●貴園でご活躍されている方の特徴を教えていただけますでしょうか?
…などその保育園の公式ホームページには書いていないことを聞くのがポイントです。
あらかじめ質問したいことを2〜3個用意してから面接に臨みましょう。
転職・就職の際の面接は緊張するかもしれませんが、前もって回答を準備すれば、堂々と答えられます。
志望先の保育園にあなたの「やる気」が伝えられるよう、ハキハキとした口調で、誠意を持って答えましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士面接で逆質問を聞かれたときは?評価が上がる回答例を紹介」
面接の際に気をつけるべきマナーや服装についてもチェックしていきましょう。
服装の指定がない限り、面接の際はスーツを着用します。
黒、紺、グレーなどのスタンダードなスーツを着用すれば特に問題はありません。
ただ、シワやシミ、ホコリなどがあると清潔感が欠けて見えるので、あらかじめクリーニングに出しておくことをおすすめします。
髪色は黒、もしくは暗めの茶髪が好ましいでしょう。
髪色が派手すぎると、誠実さに欠けますし、「子どもたちの前に立つ者としてふくさわしくない」と面接官に悪印象を与えてしまう可能性もあります。
化粧は、派手すぎないナチュラルメイクがベターです。
コンタクトをつける場合は、カラコンではなくクリアコンタクトを選びましょう。
面接当日は、少なくとも10分前には会場へ到着するように心がけましょう。
ただし、保育園で面接を受ける場合は、到着が早すぎるのはNGです。
面接の30分前に到着しても、面接先はまだ面接の準備ができていないケースがほとんど。
早すぎる訪問は相手側も困ってしまうため、「早すぎず遅すぎず」の時間を心がけましょう。
面接時は緊張してしまう人が多いと思いますが、緊張したときこそ大きな声でハキハキと話しましょう。
同じ内容を話していても、声が小さいのと大きいのとでは印象が大きく変わります。
質問されたときは、「はい」と返事をしてから「結論→理由」の順番で答えましょう。
文章を簡潔にまとめると、より伝わりやすくなります。
保育士の転職活動における面接は、事前にしっかりと対策をしておくことで成功に近づきます。
面接では、面接官に良い印象を与え、「ぜひ保育園に来てほしい!」と思ってもらえるよう、自身をアピールすることが大切です。
本記事を参考に、十分な面接対策を行ったうえで、後悔のない転職活動にしてくださいね。
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