お役立ち情報
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保育士5年目を迎えると、本格的に辞めたいと思い始める人が増えてきます。この時期はベテランといわれる領域に入ってくるため、クラスのリーダーや学年のリーダーになる人もいるでしょう。行事の責任者など、さまざまな場面で保育活動をリードしていくことになります。こうした責任が増えてくるため、5年目になると辞めたいと思う保育士が増えてくるようです。そこで今回は、5年目の保育士が辞めたいと思う理由や、その際の対処法を紹介します。
■目次
保育士としての経験が長くなるにつれて、「自分には合っていない」と冷静に感じることが増えてきます。
以下では、その具体的な理由を紹介します。
保育士の仕事は、体力勝負なうえに持ち帰り仕事や残業が頻繁で、給料に不満を抱く人が多くいます。
同年代の友人と比べ「きれいな服装で、たくさん給料をもらっていいな」と羨ましく思ってしまうこともあるでしょう。
一人暮らしとなると、貯金もできずに遊ぶお金も不足気味になりがちです。
保育士としての喜びよりも現実的なことが見えてきて、辞めたいと思う人が増えてくるようです。
>>>あわせて読みたい「保育士が割に合わないと感じる理由|なぜ保育士は大変なの?」
保育士の日々は、まるで筋トレのように、重たい荷物の運搬や子どもを抱っこなど、体力を消耗する作業が続きます。
最近では気温の上昇により、外遊びやプール遊びが重なると、熱中症になる保育士も増えています。
また、持ち帰り仕事も多く、家でゆっくりと休む時間が確保されないなど、保育士は大変な仕事です。
「このまま保育士を続けられるかな」と不安になり、退職を真剣に考える人も増えてきます。
>>>あわせて読みたい「体力勝負の保育士は何歳まで働ける?長く働くための秘訣を紹介!」
保育士が5年目に差し掛かると、後輩の指導が求められます。
世代間の違いにより考え方や言葉の捉え方が異なるため、思っていることをうまく伝えられずに悩む保育士は多くいます。
「注意すると落ち込む」「何を言っても伝わらない」と感じることが増え、ストレスを抱えてしまうのです。
ほかの保育士に協力してもらえるとよいのですが、責任ある立場では、常に他人に仕事を任せることも難しいのが現状です。
>>>あわせて読みたい「新人保育士はどう育成すればいい?大切にしたい指導のコツとは」
就職して保育士として頑張ってきたものの、「自分には保育士の仕事が合わないかもしれない」と感じる人もいます。
子どもが好きで保育士になったとしても、実際には保護者対応や書類作成など、子どもと関わること以外の仕事が多くあるからです。
また、実際に働いてみると、子どもの視点に立つことが難しいと感じる人もいるでしょう。
人間関係が良好であることは、長く働くうえで重要な条件の一つです。
「仕事がハードでも、人間関係がいいから頑張れる」という人はたくさんいます。
保育士は女性が多い職場であるため、一度トラブルがあるとその影響が長引く可能性があります。
そのため、人間関係が悪いと徐々に居心地が悪くなり、退職したくなってしまうでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の人間関係をうまく保つには?こじれる原因や対処法」
保育士5年目になると、自分がしたい保育の方向性が明確になってきます。
現在の保育のやり方に疑問を感じたり、自分が目指す子ども像が違うことに戸惑ったりすることもあるでしょう。
思うように保育ができないのは辛いことですよね。
他園の話を聞いたり、研修会で情報を得たりすると、さらに保育方針が合わないという思いが強くなります。
>>>あわせて読みたい「保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法」
保育士5年目になると、退職や転職を視野に入れることが増えるでしょう。
以下では、「辞めたいな」「どうしようかな」と悩んだときにすべきことを紹介します。
まずは、辞めた後のメリット・デメリットを考えましょう。
よくあるメリット・デメリットを紹介します。
◆メリット
●腰痛や膝の痛みが軽減した
●家での仕事がなくなり、自由時間が増えた
●転職して給料が上がった
●子どもの泣き声を聞くことがなくなり、心に余裕が出てきた
●休憩時間を自由に過ごしたり、休憩の時間が取れるようになった
●違う業界で働くことができた
◆デメリット
●転職先がすぐに見つからずに、お金の不安があった
●大人だけの職場(子どもがいない職場)は向いていなかった
●お別れした子どものことを思い出すと申し訳なくなった
●転職したが、前と同じような思いをした
●新人として1から覚えないといけない
●人見知りをして新しい環境に馴染むのに時間がかかる
保育士の処遇改善のために、キャリアアップ研修が用意されています。
この研修を受講することで、給料アップが期待できますよ。
さらに、リトミック指導者や絵本保育士などさまざまな資格取得を目指すことで、保育の幅が広がり、スキルアップも可能です。
新たな刺激を受けることで、退職や転職以外の道が開けるかもしれません。
>>>あわせて読みたい「保育士のキャリアアップ研修とは?仕組みや研修内容について」
退職する前に、同僚の意見を聞いてみましょう。
意外にも、同じような悩みを抱えているかもしれません。
お互いに話しをしているうちにスッキリしたり、解決策が見えてきたりすることもあります。
また、上司は若い頃に同じような経験をしてきたかもしれないため、アドバイスをもらえる可能性があります。
ただし、園の人手不足のことを持ち出されて辞めづらくなる可能性があるため、注意が必要です。
プライベートを充実させることも一つの方法です。
予定をたくさん組んで、それを仕事へのやる気につなげてみましょう。
オンとオフのバランスが取れることで仕事に集中できるため、モヤモヤと悩んでいたことがスッキリする可能性があります。
>>>あわせて読みたい「保育士がワークライフバランスを確保するには?働き方を紹介!」
保育士5年目で、何らかの理由により辞めようと決心した場合でも、スムーズに退職できないケースが少なくありません。
そのため、さらに悩みが深まることもあります。
以下では、よく起こり得る問題とその対策について紹介します。
5年の経験を積むと、多くの場合、保育士としてのスキルが職場に認められます。
保育士不足の中で、実力を持つ保育士に辞められると保育園が回らなくなる可能性があるため、引き止められるケースが少なくありません。
退職になかなか応じてもらえない場合は、退職代行サービスを利用したり、労働基準監督署に相談したりするとよいでしょう。
>>>あわせて読みたい「退職代行を利用したい保育士必見!利用方法やメリットを解説」
人手不足が深刻な状況で、休みを取ることさえ慎重になる中、退職となるとなかなか言い出すのが難しいですよね。
周りから「辞めないよね?」「人足りないもんね?」などとプレッシャーをかけられると、辞めることを諦める方が楽に感じることもあるでしょう。
しかし、人生は一度きりです。自分のやりたいことや優先順位を改めて考え、自分の人生を大切にすることが大切です。
もし保育士以外の仕事を探す場合は、履歴書に書ける保育士としての経歴が5年目で止まってしまいます。
せっかく保育士を5年続けてリーダーをしているのに、退職してしまうのはもったいないと思う人もいるでしょう。
悩んだ場合は、今後自分がどうしたいのかを考えてみるのがおすすめです。
今いる園でキャリアを築くのもよいですし、新たな園で新しい保育を学ぶのも成長につながりますよ。
新しい職場に移ることは、誰にとっても不安です。
「同じような経験を繰り返さないかな」「職場の雰囲気が悪かったらどうしよう」といった不安は尽きません。
しかし、すべての保育園が働きづらい環境というわけではありません。
自分にぴったりの職場を見つけたいときは、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すると、専門のキャリアアドバイザーが希望に合った求人を紹介してくれます。
ほかにも、次のようなサービスを無料で受けることができますよ。
●無料で内定までサポート
●理想や条件に合った求人をご提案
●履歴書や職務経歴書の添削
●事前に保育園の雰囲気を調査
●条件交渉や面接日程の調整などの仲介
保育士5年目となると、さまざまな理由から「辞めたい」と思う場面が増えてきます。
この時期は、自分自身がどのような方向に進みたいのか、人生全体について考えるよい機会ともいえます。
働き方を変えたり、キャリアアップを目指したりして、充実した日々を過ごせる道を模索してみましょう。
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