お役立ち情報
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貯金をしたいけれどなかなか貯まらない…そんなお悩みを持つ保育士は多いのではないでしょうか。給与額が少なくて貯まらない、貯金しようとしても挫折してしまう、など貯金するにあたってさまざまな事情があるかもしれません。また一人暮らし、実家暮らしなど環境の違いでも貯金額には差がありそうです。今回は、保育士の気になる貯金事情と、お金を貯めるポイントをご紹介します。
■目次
厚生労働省のデータによると、保育士の平均月給は、約23.8万円です。
ここから所得税、年金、保険料などが引かれるので実質の手取り額は約20万円となります。
一人暮らしをしている保育士は、ここからさらに家賃、光熱費、食費などが引かれるため、貯金に回すお金はあまり多額ではないといえます。
しかし、先述した将来に必要な資金のことを考え、貯金をしているという保育士は多数。
少ない金額からでもコツコツと、工夫して貯金に取り組んでいるようです。
厚生労働省の調査によると保育士の平均年収は、以下の通りです。
また保育士に限らない、一般貯金額の平均データは以下の通り。
<二人以上世帯>
●20代平均貯金額:350万円
●30代平均貯金額:644万円
<単身世帯>
●20代平均貯金額:203万円
●30代平均貯金額:484万円
平均で見ると多い印象ですが、それもそのはず、平均値は極端に貯金の多い回答にひっぱられることから高くなる傾向にあります。
実際に、単身世帯の20代の場合「貯金額が100万円以下」に回答した割合が49.9%と約半数を占めています。
保育士の平均年収は一般的な平均年収とさほど大差がないことから、貯金額が200万円に達しているパターンは稀といえるでしょう。
>>>あわせて読みたい「データから見る関西の保育事情」
>>>あわせて読みたい「データから見る関東の保育事情」
保育士の貯金額はそれぞれの環境によって異なります。
貯めたくても貯まらない、という理由の裏には保育士の給与額だけではない、さまざまな事情があるはずです。
住んでいる場所の物価によって貯金額も変わってくるでしょう。
特に住環境は貯金額に大きく関係してきます。
実家暮らしは、固定費の最大出費とも言える家賃を支払う必要がありません。
そして実家に車があれば、電車やバスに乗らず車で移動できるため、その分交通費も抑えられます。
また、基本的に食費にも困りません。
このように貯金の視点で見ると、実家暮らしで得られるメリットは数多くあります。
貯金する意思があれば上手に貯められるのが、実家暮らしです。
一人暮らしの最大の出費はやはり家賃でしょう。
さらに食費、光熱費、交通費、通信費など、ありとあらゆる生活費を全て一人で支払う必要があります。
少なく見積もっても手取り給与の半分ほどが、毎月必要経費として出費に回すことになるのです。
そのため保育士の一人暮らしでは、貯金する余裕があまりないといえるでしょう。
そもそも保育士の貯金はどのくらい貯めるといいのでしょうか。
具体的な例を出して、今後必要になる金額を細かく見ていきましょう。
厚生労働省のデータによると、全世帯平均貯金額は1,077万円です。
この数値はあくまでも全世帯平均値のため、保育士の貯金額に比べ高いものとなっているはず。
そのため、「こんなに貯金はない…」と心配しなくても大丈夫です。
しかし、今後人生を歩んでいくうえでこのくらいの貯金額は必要だ、という認識を持っておくと良いでしょう。
目標額があれば、貯金する意欲も湧いてくるのではないでしょうか。
人生における最大イベントの1つ、結婚にかかる資金は約450万円と言われています。
さらに結婚後、マイホームを購入したり賃貸契約をしたりすると、この金額に上乗せされることになります。
出産には出産一時金として42万円の助成金が出ますが、助成金を引いても出産にかかる費用は30万~40万円と言われています。
これは子ども1人当たりの費用のため、2人・3人と子どもを考えている場合は、人数×約35万円がかかります。
また、子どもが成人するまでの養育費、教育費は1人当たり1千万円を超えるとも。
このことからも出産・子育てを心配なく行うためには、ある程度の貯金が必要ということが分かります。
購入する物件や条件によって必要な資金は変わってきますが、マイホーム購入に必要な資金は最低1千万円といわれています。
マイホーム資金は一般的に、結婚・出産と重なって必要になってくるもの。
一方マイホーム資金はローンを組んで時間をかけて返済していくことが一般的のため、計画的な資金のやり繰りが必要です。
65歳定年として、平均寿命から換算した必要な老後資金は約4千万円といわれています。
「年金が出ない」ともいわれている近年は特に、老後のための資金の大切さが訴えられています。
人生は何が起こるか分かりません。
事故や病気で長期の入院が必要になるかもしれませんし、思わぬトラブルやイベントなど予測できない出費が発生する可能性もあります。
そんなとき慌てないためにも貯金があると安心です。
何かあったときの安心材料として、貯金は多いに越したことがないでしょう。
保育士の給料で貯金するのは難しいかな、と不安になることはありません。
お金を貯めるにはいくつかのコツがあります。
お給料をもらって余った分を貯金に回すのではなく、手取り額の10%~20%を貯金すると決めて、お給料をもらった日に貯金してみましょう。
例えば手取り20万であれば2万円です。
最初に貯金額を決めて貯金し、余ったお金を生活費に回します。
もし10%でもきついと感じる方は、5%でもOKです。
大切なのは、貯金のルールを自分に課し守ることにあります。
お給料と生活費を上手にコントロールして、少しずつでも貯金できるようにしましょう。
毎月貯金する自信がない、という保育士におすすめなのが積立貯金です。
積立貯金は、銀行で契約し給料から毎月決めた額を自動的に積み立てていく仕組みです。
初めは無理せず1万円からスタートし、慣れてきたら2万円と徐々に金額を増やしていくと良いでしょう。
継続していくと次第に出費を抑えるコツを覚え、ある中からやりくりする方法も上手くなってきます。
貯金するにあたって基本的とも言えるのが、普段の出費を見直すことです。
携帯電話を安いプランに変更する、外食を控える、無駄なものは買わない、などが挙げられます。
一見地味に見える事柄ですが、積み重ねることで大きな節約につながります。
保育士の生活の負担を軽減するために、近年ではさまざまな制度が活用されています。
その例の一つに、借り上げ社宅制度が挙げられます。
借り上げ社宅制度とは、保育園が借り上げた物件に保育士が住む場合、そこにかかる家賃の全額また一部の補助を受けることができる制度のこと。
毎月大きな出費となる家賃の負担を減らしたいと考えている保育士さんにおすすめの制度です。
制度をうまく活用し、毎月の出費を最大限に抑えましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の家賃をサポート!借り上げ社宅制度をご存知ですか?」
保育士の貯金額は生活スタイルによって異なります。
貯金できる、できないというのも結局は保育士自身の考え方次第です。
まずはこれから必要になる費用を確認して、生活プランを立てることから始めてみましょう。
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