お役立ち情報
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保育士1年目は何かと失敗するものです。「自分は保育士に向いていないのかも…」と落ち込んでいる新人保育士に向けて、保育士1年目でよくある失敗談と解決策をまとめてみました。原因と対策をしっかりと確認すれば、ミスの回数もぐんと抑えられます。詳しくチェックして、あなたらしい保育ができるように備えていきましょう。
保育士になりたての頃は、失敗がつきものです。
そこで今回は、現役保育士へのアンケート結果をもとに、「保育士1年目でよくある失敗談」を集めてみました。
20代の保育士が転職する理由は大きく分けて3つあります。
❶クラスをうまくまとめられない
❷伝達し忘れ&伝達ミス
❸勝手に判断して失敗
❹何度も同じ失敗を繰り返す
❺保護者に相談されてもうまく答えられない
それぞれの原因や、ミスが起こりやすい状況をチェックして、対策を考えていきましょう。
現役保育士のアンケートで特に多かったのが、「クラスをうまくまとめられない」という失敗談でした。
保育士1年目の頃は、子どもが言うことを聞いてくれなかったり、主活動(製作や音楽など)に集中してくれなかったりする場面もあるでしょう。
クラスがまとまらない原因としては次の3つが考えられます。
●まだ信頼関係が築けていない
●保育士の声が小さい・自信なさげ
●保育の段取りが悪い
子どもは、信頼している保育士の話はよく聞いてくれます。
その状態になっていないのは、まだ信頼関係ができていない証拠です。
また、声が小さいと子どもに話が伝わりませんし、保育の段取りが悪いと、そのすきに子どもが遊び始めてしまいます。
>>>あわせて読みたい「クラスが落ち着かなくて困る…保育方法とポイントについて」
伝達し忘れや伝達ミスも、保育士1年目でよくある失敗の一つです。
ほかの職種も同じですが、保育士は「報・連・相」が重要な仕事です。
保育士から保育士へ、保護者から保育士へ、連絡や報告をする機会がたくさんあります。
そこでミスをしてしまうと、仕事がうまく回らなくなったり、周りの保育士や保護者から不信感を抱かれてしまったりすることも。
伝達し忘れや伝達ミスの原因は、次の通りです。
●伝達内容の聞き間違い
●メモを取らなかった
情報の伝達は「コミュニケーション」を通じて行うものであるため、聞き間違えや解釈のミスなどが生じやすくなります。
人為的なミスをなくすような工夫を心がけていきましょう。
新人の頃は分からないことが多い一方で、「先輩保育士が忙しそうで、聞きにくい…」と悩む保育士も少なくありません。
聞きたいことを聞けずに、自分で判断したところ、後になって先輩保育士に「なぜ何も聞かずに勝手に○○したの?」と注意されるケースもあります。
質問できない原因としては、次の2つが考えられます。
●「同じ質問を何度もしたら怒られそう」と委縮してしまう
●「先輩の仕事の邪魔をしたくない」と気を遣ってしまう
保育士は子どもの身の回りの世話や事務仕事など、たくさんの業務を抱えているため、「周りの保育士に頼れない」と困る新人保育士も多いでしょう。
しかし、勝手に判断してしまうと、失敗やミスにつながりますし、周りから孤立してしまうこともあります。
相談するタイミングをきちんと見計らって、端的かつ丁寧に質問してみましょう。
何度も同じ失敗を繰り返してしまうのも、保育士1年目でよくある失敗の一つです。
新人のうちは、保育の進め方や、スケジュール管理といった重要な部分のほか、掃除の方法や用具を置く位置といった細かい部分まで、覚えることがたくさんあります。
すべてを完璧にこなすのはとても難しいことです。
ときには、以前も先輩保育士から注意や指摘を受けたことを、再び繰り返してしまうこともあるでしょう。
同じ失敗を繰り返す原因としては、次の2つが考えられます。
●以前の失敗の原因を解明していない
●失敗が起こりやすい環境にいる
最初の失敗をうまく消化しないと、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。
最初に失敗したときを思い出して、失敗を繰り返さないような対策をしたり、環境を作ったりしましょう。
1年目の保育士の中には、「保護者に相談されてもうまく答えられない」という悩みを持つ人も少なくありません。
保育経験が浅いと、育児の相談や、子どもの健康や病気に関する専門的な意見を求められたときに、言葉に詰まってしまうこともあるでしょう。
相談にうまく答えられない原因は、次の通りです。
●保育経験の不足
●知識の不足
経験と知識は、すぐに身につくものではありませんが、日々学ぶ姿勢を心がければ、自然と身についてくるでしょう。
保育士1年目でよくある失敗に対する解決策5つをまとめてみました。
❶焦りは禁物!まずは楽しんで保育する
❷復唱&メモで伝達ミスを防ぐ
❸分からないことがあれば周りに聞く
❹失敗しやすい場面を分析する
❺保育士向けの雑誌やコラムを読む
それぞれの解決策をチェックして、失敗を未然に防ぎましょう。
クラスをうまくまとめられないときこそ、焦りは禁物です。
焦りや緊張が子どもに伝わると、ますます子どもは落ち着かない気分になります。
まずは、保育士が楽しみながら保育しましょう。
保育士が楽しそうにしていれば、子どももつられて楽しい気持ちになり、親近感や愛着を抱いてくれます。
伝達ミスが起こらないようにするためには、復唱とメモが有効です。
人からの伝達事項をそっくりそのまま口に出して復唱して、メモを取ります。
そうすれば解釈ミスや伝えそびれることもありません。
スマホや腕時計のアラーム設定を利用して、伝達するタイムリミットを決めておくのもおすすめです。
分からないことがあれば、勝手に判断してミスが起きる前に、周りに聞きましょう。
先輩保育士の手が空いている時間を見計らえば、迷惑になることもありません。
すぐに聞きたい場合は、「忙しいところすみません…」と一言置けば、失礼な印象になりません。
「〇時頃、ちょっとお話が…」とアポを取っておくのも有効です。
同じ失敗を繰り返さないためには、まず失敗しやすい場面を分析することが大切です。
❶失敗した根本的な原因
❷失敗した場所や時間
❸失敗したときの環境
❹失敗する前後の状況
上記を客観的に分析して、同じ状況にならないための対策を練りましょう。
保護者に相談されてもうまく答えられないときの対策方法として、保育士向けの雑誌やコラムを読むのがおすすめです。
保育士向けの雑誌やウェブサイトには、保育の知識や子どもの健康・病気に関することや、保育士ならではの悩み相談やその回答が載っていることがたくさんあります。
定期的に読んで、まずは知識を身につけていきましょう。
保育士1年目は失敗がつきものです。
しかし、そんなときこそ振り返りが大切です。
失敗した原因を客観的に分析して、同じ失敗を繰り返さないように防止策を実践していきましょう。
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