お役立ち情報
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新型コロナウイルスの流行により、近年急増している「保育士の在宅勤務」。これまでなかった勤務形態に、戸惑う保育士さんも少なくありません。そこで今回は、保育士は在宅勤務が可能なのか、在宅勤務ではどのような作業ができるのか、在宅勤務の注意点についてまとめました。
新型コロナウイルス感染拡大予防や園内感染者増加による休園措置により、保育士が在宅勤務を行うケースが増えてきています。
また自身が濃厚接触者となった場合は出勤することができないため、体調が悪くなければ自宅で作業をすることが必要になることも。
普段子どもたちと向き合って仕事をする保育士にとって、自宅で一人で作業をするということはあまり想像しにくいことでしょう。
しかし保育士でも、自宅でできる作業があります。
時間を有効活用して、効率的に在宅勤務を行いましょう。
多くの保育士がはじめて経験するであろう在宅勤務。
具体的にどのような作業を行うべきなのか分からず、戸惑ってしまう保育士さんも多いのではないでしょうか。
保育士が在宅勤務でできる作業には、以下のようなものが挙げられます。
製作物の作成や、対面保育ができるようになったときの活動の準備を行います。
普段は保育業務に追われて作成できなかったものも、在宅勤務のタイミングで一気に作成してしまいましょう。
<主な製作物>
●壁面装飾
●行事の製作物
●教材(エプロンシアター、指人形など)
●手作りおもちゃ
●活動で使うものの準備
在宅勤務のタイミングで、今作成できる書類を作ってしまいましょう。
パソコンが苦手な保育士さんは、自宅で自分のペースで練習する機会にもなります。
<在宅で作成できる書類>
●保育計画(日案、週案、月案)
●保育記録
●園だよりやクラスだより
●行事などの企画書
在宅勤務はピアノや歌、ダンスなどの練習の機会になります。
次に子どもたちと会うときのための新しい歌を覚えたり、ピアノの特訓をしてみましょう。
<在宅でできる実技の練習>
●ピアノの練習(自宅にピアノがない場合は楽譜の解読など)
●子どもたちが合奏で使う楽器の練習
●歌の練習
●導入の練習(エプロンシアターや読み聞かせなど)
在宅勤務では、保育園からレポート作成などの課題が与えられることがあります。
なおレポート内容は保育園によってさまざまですが、以下の内容で作成させることが多いようです。
<在宅勤務のレポート内容>
●保育方針について
●食育(子どもの好き嫌いなど)について
●子どもの発達について
●子どもの年齢別活動について
●事故防止について
●保護者とのコミュニケーションについて
在宅勤務で職員会議を行う場合、オンライン会議ツールを使用してPCなどで行います。
在宅勤務を行っている保育士同士の打ち合わせや、普段なかなか行えない懇親会、保育に関する研修等を行うこともできるでしょう。
在宅勤務になると、保育士同士の交流が減ってしまいます。
定期的にオンライン会議を行って、会話を交わす機会を作ることが大切です。
園内での業務量が増えることを懸念している人もいるでしょう。
今働いている園は残業が多いのか、まずは専門のアドバイザーに相談してみてください。
よりゆとりをもって保育できる園を紹介してくれますよ。
保育園が休園している場合、同じように自宅で過ごしている子どもたちのケアと、保護者へのご協力のお願いの連絡対応をすることも大切です。
園に関するお知らせや子どもの様子のお伺いも、定期的に行いましょう。
なおこの場合、保護者の方の個人情報を自宅に持ち帰ることになるため、取り扱いには十分注意が必要です。
>>>あわせて読みたい「保育園で子ども同士のトラブル!解決策や保護者への伝え方は?」
保育園のなかには、PCなどを使ったオンライン保育を行う園もあるでしょう。
この場合は、在宅勤務中にオンライン保育の準備を行います。
オンライン保育でできる取り組みについては、以下のような方法があります。
<オンライン保育のアイデア>
●手遊び歌配信
●絵本の読み聞かせ配信
●オンラインゲーム
●オンラインエプロンシアター
>>>あわせて読みたい「オンライン保育とは?保育士の企画の流れやおすすめのネタを解説」
普段の仕事内容とは全く異なる在宅勤務。
慣れない園・保育士さんも多いため、以下の注意点に気をつけながら実施しましょう。
在宅勤務を行う際は、自宅に子どもたちの個人情報を持ち帰ることがあります。
この場合個人情報の漏えい、紛失に注意が必要です。
取り返しのつかないトラブルに発展する可能性があるため、子どもたちの個人情報はなるべく持ち帰ることのないようにしましょう。
園での決まりが決まっていない場合は、保育士同士でルールを決め、共有することがポイント。
個人情報を取り扱う仕事は、園に出勤できる保育士がメインで行うなどの工夫が必要です。
在宅勤務では、今現在誰が何の作業を行っているのかを把握しづらいというデメリットがあります。
この点をカバーするために、それぞれの作業進捗を可視化できるようなルールを策定するようにしましょう。
<作業進捗を可視化するための工夫>
●Googleスプレッドシートで逐一報告する
●進捗報告する時間を定期的に作る
●チャットツールを活用する
在宅勤務では、その日にどのような作業を行ったのかを報告することも大切です。
報告することによって、在宅勤務で何をどれくらい作業できたのかを園が把握できるためです。
報告方法は、以下のポイントを踏まえて決めるようにしましょう。
保育士の出勤シフト削減や休園など、未曾有の事態により苦境に立たされる保育業界。
保育士が在宅で仕事をするという新たな試みにも、果敢に挑戦していくことが必要です。
コロナ禍においても子どもたちが楽しく安全に過ごせるよう、保育士にできることを着実に行っていきましょう。
今の園での働き方に不安がある方は、転職してみてもよいでしょう。
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