お役立ち情報
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保育士が辞める際に伝える転職理由にはどのようなものが多いでしょうか。人間関係や保育の方針などさまざまなものが思い浮かびます。今回は、転職理由や面接での答え方についてお伝えします。例文もご紹介しますので、これから転職を考えている保育士の皆さんのお役に立てていただければと思います。
■目次
保育士は子どものお世話を通して、成長を見守り発達を支えていくとても重要な仕事です。
しかし保育という仕事は大好きだけど、今勤めている保育園はなんだか自分には合わない気がする…と転職を考える人も少なくありません。
どんな理由で保育士が転職していくのか、その理由についてご紹介します。
仕事をするうえで人間関係の構築は避けられず、どこの職場でも人間関係トラブルに陥る可能性はあります。
特に保育所は女性中心の職場のため、陰でこそこそ言われたり、きついことを直接言われたりすることもあるかもしれません。
保育に対する指導であれば、保育士として成長しなければいけない、子どもの安全を守るために大切な指導だ、と受け入れることはできるでしょう。
しかし、人間性を否定されるような言い方をされたり、明らかにいじめと思われるような態度を取られたりすると、その職場にいるのがつらくなってしまいます。
待機児童問題とともに保育士不足問題が問題視されているなかで、収入面に関する待遇は少しずつよくなりつつあります。
しかし、保育士の給料は決して高いというわけではありません。
手取り10万円代という保育士も少なくはないでしょう。
運動会やお遊戯会などの行事の前は残業をすることも多く、保護者からのクレーム対応など業務の多さから、給料が仕事内容に見合わないと感じてしまう保育士も多い現実です。
ほとんどの保育士が、子どものことを一番に考え自分の理想とする保育士を目指し、熱意をもって子ども達と接していることでしょう。
しかし保育園を運営するうえで、どうしても利益や合理性を最優先にする保育園もあるということは否めません。
熱意をもって子ども中心の保育をしたいのに、そのような運営方法に反感を抱き、方針やルールを受け入れることができずに転職を考える保育士も多いのです。
保育士の仕事は時差出勤があるとはいえ、長時間労働になります。
早出の場合7時前に出勤し、遅出の退勤は19時以降になることも。
そのほかにも、保育行事前になるとどうしても準備に追われ、残業や休日出勤などこなす必要があります。
特にママ・パパ保育士さんの場合は、自分の育児の兼ね合いや子どもの行事と保育園の行事がかぶることもあり、ワークライフバランスがとりづらいかもしれません。
>>>あわせて読みたい「保育士がワークライフバランスを確保するには?働き方を紹介!」
保育業務は思ったよりも体力を使います。
未満児の場合は抱っこをしたりおんぶをしたりしながら保育業務をすることがあり、腰を悪くしてしまうことも。
園庭での外遊びや散歩、体育指導に力を入れている保育園であれば、跳び箱やマット運動、縄跳びなどを保育士が行うこともあります。
子どもは遊びの中で成長していくため、体力に自信がない場合は体調を崩してしまう保育士も多い現状です。
保育士として働くうえで、なにかしら不満を抱えている人は多いのではないでしょうか。
現状を変える選択肢としては、以下のような方法があります。
愚痴や不満ばかり抱えていると、どうしても表情や態度に出てしまいがち。
子どもたちは敏感なため、日々の保育に影響が出てくるかもしれません。
もし本当に今の環境に不満を感じ、限界を感じている場合は思い切って転職することも有効です。
転職することは逃げではありません。
今よりもいい待遇や労働環境に行きたいと思うのは自然なことです。
ただし転職理由を考えるときは、そのまま不満や愚痴を伝えるのではなく、できるだけ前向きな転職理由を考えるようにしましょう。
保育士は子どもと接する仕事であるため、いつも明るく笑顔でいる必要があります。
子どもは明るく笑顔の保育士のもとに集まってきます。
次の転職先では、保育士らしい笑顔で子どもと接することができるように、気持ちをしっかり切り替えましょう。
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面接の際に、勤務していた保育園の不満や愚痴をストレートに伝えるのはよくありません。
愚痴や不満でいっぱいの人を、誰も採用したいとは思わないでしょう。
人間関係が悪い・給料が安い・方針が合わないなどの理由は、もっと前向きな理由として言い換えてみましょう。
転職理由に合わせて、例文もご紹介します。
人間関係に不満があり退職した事実があっても、「仲が悪かった」「お局がいた」などのネガティブな理由をそのまま伝えてはいけません。
例えば風通しが悪く職員同士のコミュニケーションに問題があった場合は、「個人主義の考えが強い体制で、チームで協力しあったり意見を出し合う環境ではなかった」など、自分が希望する職場環境で働きたいという意思をアピールすることがポイントです。
まずは自分がどんな環境を希望しているのか、それが面接する園では叶えられるかという点を考えてみましょう。
全国的な保育士の収入の平均は似通っており、園を変えたといって収入が満足に上がることがあまり考えられません。
そのため月収額などが原因で退職したことを伝えても「またすぐに辞めてしまうのではないか」「そもそも保育士は向いていないのではないか」などと思われてしまうことも。
収入面に不満があった場合は、成果に対し正当な評価が得られる環境でなかったということにフォーカスして伝えるといいでしょう。
>>>あわせて読みたい「【2024年最新】保育士のボーナスは平均いくら?いつ?」
ほとんどの保育園では、子どもを第一に考え、本当に保育のことを考えた方針を掲げています。
保育方針に相違を感じ退職した場合は、前園の悪かった点をいかにも悪いように伝えるのではなく、「自分とは考え方が違うようだ」くらいのニュアンスで伝えることが大切です。
あまりにダメ出しの強い言い方をした場合、「我が強すぎて自分の園でも満足できないのではないか」と思われてしまうため注意が必要です。
「休日がもっと欲しい」「長い時間働きたくない」などの抽象的な理由で伝えることは、あまり良い印象を与えません。
残業や拘束時間に不満を抱く原因となった業務のなかで、改善されるべき点や希望する点を述べ、あくまでポジティブに伝えることがポイントです。
体調不良があった場合は、事実としてその旨を伝える必要がありますが、採用側からすると不安材料となってしまいます。
どうしても伝える必要がある場合は、あくまでも現在は完治していることを全面的に押し出しましょう。
保育士の転職理由は、人間関係や労働環境、体力面などさまざまです。
転職するということは、なにかしら不満を抱えている保育士がほとんどではないでしょうか。
もし転職する際は、前向きで好感が持てるような転職理由を考え、保育士として笑顔で再出発できるようにするとよいですね。
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