お役立ち情報
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入園式は新しく保育園に入園した子どもたちを迎える、大切な園行事の一つですね。保育園の入園式には前もってさまざまな準備が必要です。職員全体で準備をする保育園も多いため、しっかりスケジュールを立て、役割を決めておく必要もあります。新入園児や保護者に「この保育園を選んでよかった」と安心してもらえるような、素敵な入園式にしたいですね。また、入園式当日の保育士の服装はどのようなものが適しているか、当日どのような演出が喜ばれるかについてもご紹介します。
■目次
実は入園式を開催するかどうかは保育園によって異なり、なかには入園式を開催しない保育園もあります。
4月入園の場合、入園初日(4月1日)ではなく4月上旬〜中旬の土日に開催する保育園もあるようです。
保護者が参加せず「新入園児歓迎会」という形式で行う保育園もあったり、入園式と進級式を一緒に開催する保育園もあり、実にさまざまなのです。
幼稚園とは異なり、保育園は運営スタイルによって入園式のスタイルが大きく異なります。
新卒保育士や転職したばかりの保育士は、まずは自分の勤める保育園がどのような形式なのか、具体的に把握しておく必要があるでしょう。
園行事が多く、保育士にとっては特に忙しい3月〜4月。
忙しい時期を迎える前に1〜2月から準備をはじめる保育園もあるようです。
入園式の準備は、役割分担の決定からプログラムや演出の決定、装飾や会場準備など、やることがたくさんあります。
入園式の準備がスムーズに進められるよう、準備をリスト化しておくこともおすすめです。
準備リストは下記を参考にしてください。
【1〜2月頃から準備できること】
●職員の役割分担を決めておく(装飾担当、スケジュール担当、ピアノ伴奏担当、別室での兄弟児保育担当など)
●入園式当日の流れを大筋で決めておく
●園外の会場で入園式をする場合、場所の予約と確保(場所の予約に関しては数ヶ月前から予約が必要な場合もあります。)
●入園式当日の演出の内容の検討
●入園前に渡す入園式案内書類の作成
●装飾やコサージュなどの作成
【3月〜入園式前の準備】
●看板やアーチ、壁面装飾、会場装飾などの作成
●在園児の演出がある場合は、歌やダンスの練習
●職員の挨拶や演出の準備
●入園式当日に渡すプログラム作成
●入園式会場準備と各保育室の飾りつけ
新年度にならないとできない準備もあるため、事前に決めておいた役割分担ごとに準備をすることがポイント。
また入園式当日に新入園児の名前を間違えることのないよう、新担任となった保育士は子どもの名前をしっかり覚えておきましょう。
保育園ごとに入園式の形式は異なりますが、プログラムの一般的な例をご紹介します。
【一般的な入園式のプログラム一例】
❶開式の言葉
❷新入園児入場
❸園長の挨拶
❹新入園児の紹介
❺職員の紹介
❻在園児(クラス)の紹介
❼演出
❽閉式の言葉
❾合同記念撮影
上記のほか、来賓の挨拶などがプログラムに入る場合もあります。
入園式には0〜2歳クラスの小さな子どもも出席します。
新入園児の集中力を考慮し、前半に挨拶や職員紹介をまとめ、後半に楽しい演出をまとめるのもコツの一つです。
あまり長時間になってしまうとぐずってしまうこともあるため、30分以内を目安として終了するようにすることも大切です。
入園式が終了したら、保護者懇談会がある保育園を除き、子どもたちは保護者とともにすぐに帰宅します。
しかし入園式が平日や土曜日開催の場合、入園式後は通常保育に戻る園も多いでしょう。
入園式後に子どもの保育にあたる保育士と、後片付けを行う保育士をあらかじめ割り振っておきます。
また、会場の一角に子どもと保護者が一緒に写真撮影できる「フォトスポット」を設けるのもよいでしょう。
ご家族全員の写真が撮れるよう、フォトスポットに職員を1名配置するのも親切ですね。
フォトスポットでご家族で撮影した写真は、きっと一生の思い出になることでしょう。
プログラムの例の中でも紹介した「演出」について、アイデアの例をご紹介します。
会場にいる子どもたちによく見える「大型絵本」や「紙芝居」の読み聞かせは、園行事に特におすすめな演出の一つです。
小さいクラスの子どもも楽しめるよう、短めで親しみやすいストーリーがよいでしょう。
>>>あわせて読みたい「【年齢別】保育士が読み聞かせを行う際の絵本選びのポイントは?」
新入園児や保護者と一緒に、簡単な手遊びをするのもよいでしょう。
簡単に真似ができるシンプルで親しみやすい手遊びがおすすめです。
《手遊びの例》
●パンダうさぎコアラ
●グーチョキパーでなにつくろう
●あたま・かた・ひざ・ポン
●むすんでひらいて
保護者と新入園児の楽しいふれあいタイムとしても、手遊びは簡単に導入しやすいでしょう。
在園児からお祝いの歌やダンスをプレゼントするのも素敵な演出ですね。
「保育園に入るとこんなことができるようになるんだ」と子どもの成長を楽しみに思う保護者もいるでしょう。
チューリップやちょうちょうなど、簡単に歌うことができ、春を感じる歌がおすすめです。
会場に人が多いことなどを考慮すると、場所移動が少なく、明るく可愛いダンスがよいでしょう。
2分程度とあまり長くなく、練習期間が短くても楽しく踊れるフルフルフルーツなどがおすすめです。
入園式の保育士の服装は、ベージュや淡いパステルカラー(ピンクや水色など)のスーツでまとめると、明るく優しい印象になります。
紺やグレーなどで統一してもシックな印象となりますが、リクルートスーツはビジネスシーンで着用するものであるため、入園式にはふさわしくありません。
スカートを着用する場合は膝が隠れる丈にすると、落ち着いた雰囲気になるでしょう。
また、式典ではストッキングにも気を遣うのがマナーです。
柄入りのものなどは避け、肌に近い色のベージュ系を選ぶようにしましょう。
コサージュを付ける場合は「左胸」に付けることが一般的とされています。
>>>あわせて読みたい「【保育士さん向け】入園式に着ていく服装・髪型・メイクを解説」
新入園児を迎える大切な行事でもある入園式。
現在は保育園の多様化により、入園式の開催の仕方もさまざまなようです。
保育園ごとの入園式のスタイルをよく知り、思い出に残る素敵な式を開催したいですね。
入園式の準備は園全体のチームプレーで進めていく必要もあります。
任された役割をこなす責任感を持ちながら、計画的にしっかり取り組んでいきたいですね。
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新入園児の集中力を考慮し、前半に挨拶や職員紹介をまとめ、後半に楽しい演出をまとめる