お役立ち情報
お役立ち情報
「最終学歴が中卒だけど、保育士になりたい」という方は決して少なくありません。やっぱり高校や大学にいかないといけないのか、期間はどのくらいかかるのかなど、保育士資格の取得に関して気になることは多いでしょう。中卒でも保育士になるためのルートは2つあります。今回は、中卒から保育士を目指す方のためのルートと保育士の受験資格、実務経験について説明していきます。
■目次
「子どもが好き!子どもと関わる仕事がしたい!」と思ったとき、 一番に思い浮かぶのは保育士ではないでしょうか。
保育士は子どもの成長発達に関わる重要な仕事で、子どもが好き・保育に関心のある人にとって憧れの職業です。
しかし高校を卒業していない場合は、中卒として保育士を目指すことになります。
結論からいうと、最終学歴が中卒でも保育士になることは可能で、そのためのルートは2つあります。
今回は、その2つのルートについて解説します。
2つのルートを解説していきます。
厚生労働省の定めた指定保育士養成施設で必要な単位を取得し、卒業すれば保育士の資格を得ることができます。
しかし指定保育士養成施設に入学するためには、高校卒業の資格が必要です。
高校卒業程度認定試験を受験し合格することで高校卒業の資格が得られるため、まずは高卒認定試験の受験からのスタートになります。
高卒の資格が取得できれば、はれて指定保育士養成施設を受験することができます。
保育士試験の受験資格を得られれば、保育士試験を受験することができます。
最終学歴が中卒の場合、下記のいずれかを満たすことで受験資格が認められます。
❶児童福祉施設における5年以上かつ7,200時間の実務経験がある場合
❷特定の施設で5年以上かつ7,200時間以上児童の養護や保護に関わった経験があり、なおかつ都道府県知事もしくは施設長が認めた場合
中卒でも❶の児童福祉施設での一定期間の実務経験があれば受験資格が認められます。
児童福祉施設としては、以下の施設が挙げられます。
❷の場合の特定の施設としては、以下の施設が挙げられます。
なお、都道府県知事の認可した施設でないと実務経験として認められないため、注意が必要です。
受験資格認定基準に該当した場合は、必要な手続きを踏み都道府県知事に認められることで、受験資格を得ることができます。
また高卒の資格が認められれば実務経験が2年以上2,880時間に短縮されるため、中卒の場合は実務経験を積むよりも高卒の資格を取ることを優先した方が良いかもしれません。
保育士の資格がなくても、児童福祉施設等で保育補助として働くことが可能です。
保育補助は保育士の指示のもと働く、いわゆる保育士の補佐役。
主な仕事内容は保育や食事の補助、室内活動の準備、散歩の引率などが挙げられます。
保育士の仕事を間近で勉強でき、対応の仕方や仕事内容を覚えることができるため、保育士の勉強の役に立つでしょう。
さらに保育補助は、パートタイムやアルバイトとして時間に融通が利きやすいのが特徴ともいえます。
ただし実務経験には必要となる時間数が規定されているため、効率よく時間を重ねて行けるように考えながらシフトを組む必要があるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士は無資格でもなれる?保育補助の仕事内容や資格取得方法!」
厚生労働省発表の「保育士試験の実施状況(令和2年度)」によると、令和2年の保育士国家試験合格率は約24.1%とかなり低い数字です。
この数字からみても、保育士試験は難易度が非常に高いことが分かります。
なお試験は前期(4月)と後期(10月)があり、年2回実施されます。
試験内容は、一次となる筆記試験と二次の実技試験の2つ。
筆記試験は保育原理や子どもの保健・食と栄養、保育実習理論など9科目から160問出題されます。
実技試験は、「音楽表現に対する技術」「造形表現に対する技術」「言語表現に関する技術」から2つを選んで試験に臨みます。
>>>あわせて読みたい「【2022年後期保育士試験】概要まとめ|今からできる準備とは」
保育士試験の受験勉強法といえば、通信講座や独学でしょう。
>>>あわせて読みたい「【保育士試験の参考書】合格を目指す!おすすめの参考書9選」
中卒であったとしても、保育士になりたいという強い意志さえあれば保育士になることができます。
ライフスタイルや何を優先するかということは人それぞれ違いますが、まずは高卒の資格を取り、実務経験を積みながらチャレンジしていくことが一番いい方法かもしれません。
時間やお金に余裕があれば、指定保育士養成施設を受験するのもいいでしょう。
保育士試験は年に2回、筆記と実技試験があるため、余裕をもって早めに受験勉強に取りかかりましょう。
【保育求人ラボ】は専門のアドバイザーがあなたに合った保育園・幼稚園の求人をご提案させていただきます。ご不安な点やご希望などしっかりとヒアリングさせていただき、サポートさせていただきます。まずはお気軽にお問い合せください。
Instagramにてお役立ち情報更新中!
フォロー・いいね・コメントよろしくお願いします♪