お役立ち情報
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地震などの災害に備えて、防災グッズの見直しを検討している保育園も多いのではないでしょうか。災害はいつなんどき起こるか分からず、予測することは不可能です。だからこそ、保育園に元気に通う子どもたちを守るために、災害に備えて防災グッズを準備しておく必要があります。そこで今回は、保育園に必要な防災グッズの揃え方について紹介します。チェックリスト作成のポイントや防災頭巾の選び方もお伝えしているため、ぜひ参考にしてみてください。
■目次
地震・水害・火災などの災害は、いつ起こるかわかりません。
実際に起こってしまったときに何の対策もしていないと、子どもたちの安全を守ることができません。
さまざまな災害に対応できるよう、必要なものをピックアップしてリスト化し、状況に合わせて活用できるものを準備しておくと安心です。
また、保育士がそれぞれ動けるように、避難時の経路や災害時の保護者連絡手段など明確化しておきましょう。
防災グッズを取り揃える前に、まず必要なものを選び、チェックリストを作成することが大切です。
そのチェックリストを使って、アイテムの確認や使用後の補充などを行います。
以下では、防災グッズのチェックリストを作る際のポイントを紹介します。
>>>あわせて読みたい「保育園での避難訓練のねらいや方法|子どもを災害から守る手順」
災害時に保育園で必要なものは、地域の自治体やインターネットから情報収集しておきましょう。
その道具は“どのようなときに”“どうやって使用するのか”事前に確認しておくと安心です。
また、防災グッズが一式そろって販売されているものもあります。
その場合は“何が入っているのか”“本当に必要かどうか”を検討する必要があります。
まずは何が必要か、何があれば保育園で災害時に対応ができるか情報収集しましょう。
どんな防災グッズが必要かお互いの意見を聞いたり、それぞれの防災に関する意識を高めたりするためにも、職員会議で保育士同士の意見交換の場を持つことが重要です。
保育士一人ひとりが、多角的な視点で物事を見るきっかけにもつながります。
>>>あわせて読みたい「保育士の人間関係をうまく保つには?こじれる原因や対処法」
防災の知識を深めるためにも、防災に詳しい講師から勉強会を開いてもらうとよいでしょう。
知識だけではなく意識も高まるため、定期的に開催することをおすすめします。
このような勉強会を踏む前と後では視点も異なるため、チェックリストの項目もより具体的になります。
実際に保育園で必要になる防災グッズはどのようなものがあるでしょうか。
項目ごとに解説します。
赤ちゃんや未満児のお世話に必要なものを準備します。
災害によっては断水する可能性があるため、体を拭くためのウェットティッシュを準備しておくと便利です。
おんぶ紐はいつも使用しているものを、予備の災害用として持っておきましょう。
避難時などで子どもの安全を確保するために、保育士が身に付けておくとよいものを紹介します。
「子どもたちが全員避難できているか」「迷子になっていないか」「保護者の連絡先の確認」などのために、名簿は必ず持つようにしましょう。
そのためには、年度初めに必ず名簿を入れ替え、昨年度のものが混じらないようにすることが大切です。
点呼の際には、名札の代わりに布テープに名前や連絡先を記入して貼るなどの工夫をしてみましょう。
緊急避難時に子どもが迷子になったり、集まらなかったりするリスクを減らすためには、保育士同士でこの問題について話し合う機会を設けることも大切です。
話し合いがしにくく、職員間での情報共有がしにくい園で働いている保育士もいるでしょう。
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災害時に備えて、保育園には備蓄品を必ず常備します。
いざとなったら使用する防災頭巾は、どの保育園でも必ず常備しています。
防災頭巾は、子どもたちを守ってくれる非常に重要なアイテムのため、妥協しないようにしたいですね。
防災頭巾を選ぶときは、サイズ・素材・デザインを重視しましょう。
子どもの頭に合わないと、避難中に脱げたりずれたりして危険です。
そのため、防災頭巾の役割を十分果たせなくなります。
市販のものは、縦30~45cm、横24~28cmの範囲のものがほとんどです。
大人用のものを被せないよう注意してください。
子どもを守るためにも、防炎素材・難燃素材・耐衝撃性など、素材にはしっかりこだわりましょう。
子どもの肌に直接当たるものであるため、綿100%のものがよいかもしれません。
避難時に園児だとしっかり分かるように、赤や黄色、青などはっきりした色合いのもの、声が聞こえるように耳穴加工がされているものを選ぶようにしましょう。
また、防災頭巾は、長方形タイプと正方形タイプがあります。
災害は、いつ襲ってくるか分かりません。
もしも保育園で災害にあったときは、保育士として大切な子どもたちの安全を確保するとともに、命を守る義務があります。
防災に対する意識を高めるために勉強会を開いたり、職員会議で意見交換をしたりしながら、防災グッズを見直すようにしましょう。
子どもたちを災害から守るためにも、家庭でも防災について話をする機会を作ってもらうようにするとよいですね。
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