お役立ち情報
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0歳児から楽しめるボール遊びは、年齢問わず子ども達が大好きな遊びの一つです。屋外・屋内問わず遊べ、子どもの運動能力の向上に期待できるなど嬉しいポイントがたくさんあります。今回は保育園でのボール遊びに関する、そのねらいや年齢別のおすすめの遊び方について解説します。
■目次
ボール遊びは投げる・蹴る・転がす…などさまざまな遊び方があり、屋外や屋内問わずできる楽しい遊びです。
遊びのレパートリーの豊富さと子どもの運動能力の向上に期待できるというメリットがあり、保育にぜひ積極的に取り入れてもらいたい遊びの一つでもあります。
0歳児の保育から取り入れることができるため、幅広い年齢の子ども達が楽しめるのも嬉しいですね。
子ども達の成長過程に合わせて、遊び方を考えることが大切です。
ボール遊びのねらいは、以下の点が挙げられます。
●ボール遊びを通してさまざまな動きを経験する
●人との関わり方を学ぶ
ボール遊びは投げる、蹴る、転がす、つく、捕るといった動作を引き出します。
これにより、脚や腕などのさまざまな動きを身につけることができるのです。
加えてボールの動きをコントロールするための、手指の使い方も身につけることができるでしょう。
またボール遊びは、サッカーやドッチボールなど大人数で行う遊び方が多いです。
このような遊びの中でお友達との関わり方を学び、コミュニケーション力や協調性を養うことができます。
ボールの種類によって柔らかさや大きさ、素材はさまざまです。
保育でボール遊びを取り入れる際は、ボールの選び方にも配慮することが大切です。
また、年齢ごとに使うボールを変えるのもおすすめです。
ボールの柔らかさは、乳幼児が当たっても痛くないものを選びましょう。
ただし噛み切れるほどの柔らかさのものは、子どもの誤飲につながるためNGです。
また乳児の場合、寝転んだ状態でボールを持つこともあるかもしれません。
重かったり、顔の上に皮膚を傷つけるようなパーツがついているものは避けましょう。
ボールの大きさは、両手でつかめる大きさのサイズが最適です。
大きすぎてしまうと扱いづらく、小さすぎてしまうと誤飲の恐れがあります。
投げやすかったり、捕りやすかったりといったところも合わせて配慮してあげらると良いでしょう。
ボールの素材は、万が一子どもが舐めてしまっても安全な布素材で洗濯できるものがおすすめです。
またポリエチレンの素材のものであれば、除菌シートや水洗いができるため、清潔に保つことができます。
保育士が子どもの側から約1m前にボールを転がし、ハイハイやズリバイをしながら取りに行く遊びです。
ボールをつかんだらゴールであるため、保育士は子どもに「頑張ったね!すごいね!」と褒めてあげましょう。
ボールの色の種類を増やしたり、ボールの大きさを変えるなどの工夫をすると、子ども達も喜んでくれます。
保育士と子どもが向かい合い、保育士が「コロコロ〜」と言いながら子どもがボールをキャッチする遊びです。
子どもがキャッチするタイミングで「キャッチ!」と言ってあげましょう。
子どもがこちら側に投げ返すことは難しいですが、徐々に慣れてくることで「コロコロ〜」保育士が子どもにしたら「コロコロ〜」と返せるようになるかもしれません。
子どもがボールをつかめるようになったら、ボールをバウンドしてパスしてみましょう。
最初は保育士と子どもでペアになって遊び、慣れてきたら子ども同士で挑戦してみるのもおすすめです。
バウンドしたボールをキャッチすることができるようになってきたら、キャッチボールにうまく移行できるかもしれません。
かごや段ボールなどの大きな入れ物を用意し、そこへボールを投げて入れる遊びです。
ボールのサイズは、片手で投げられるくらいの大きさが扱いやすいでしょう。
難易度別に距離を変えたり、さまざまな大きさのかごや段ボールを用意すると、子ども達も飽きずに遊ぶことができます。
両手で持てる大きさのボールを用意し、保育士がする動きを子どもにまねっこしてもらう遊びです。
保育士は前や上にボールを投げたり、転がして追いかけたり、バウンドさせてキャッチしたり…さまざまな動作を取り入れましょう。
また少し難易度を上げて、ドリブルして見せるのも良いですね。
「先生のまねっこが上手なのは誰かな?」と声をかけながらやれば、大人数で楽しく遊べます。
お友達と協力しながらボールを上手に運ぶゲームです。
道具を使わずに、子ども達が1列になってボールが頭の上を通るよう後ろの子に渡す方法は難易度も低く、導入としておすすめです。
また徐々に難易度を上げて、新聞紙やブランケットの上に乗せて運ぶのも良いでしょう。
リレー形式やチーム対抗など、さまざまなアレンジができることがこの遊びの特徴です。
保育園で行うドッジボールは通常のドッジボールよりも少し優しく、ボールを転がす「転がしドッジボール」がおすすめ。
子どもの中には、飛んでくるボールに当たるのが怖いという子もいます。
転がってくるボールであれば当たっても痛くないため、みんなで楽しく遊ぶことができます。
保育士は外野としてゲームに参加し、積極的に声かけを行ってゲームを円滑に進めていきましょう。
円の中に置いてあるボールを、他のボールを転がして円の外に押し出すゲームです。
転がしたボールは、外に出てはいけません。
チーム対抗戦にしたり、手持ちのボールの数を決めたり、さまざまなアレンジを加えてみましょう。
ボールを転がす力加減やコントロール力が問われるため、集中力を養うことにもつながる遊びです。
子ども達が安全に遊ぶためにも、ボール遊びを行う際は、以下の点に注意しましょう。
ボール遊びは、脚や腕の動きをはじめ、身体全体を存分に動かす運動遊びです。
そのため、関節を痛めてしまったり、捻挫や突き指などの怪我をする可能性も考えられます。
ボール遊びを行う際は、手首や足首を回すなどの入念な準備運動や体操を行うようにしましょう。
>>>あわせて読みたい「保育園で体操しよう!ねらいや種類、年齢別おすすめリトミック」
子どもは遊びに夢中になると、水分を取らずに遊び続けてしまいます。
そのため、水分補給や休憩を取るよう、保育士がこまめに声掛けをして行動を促すことが大切です。
特にまだ暑くない時期や涼しくなり始めた時期は、油断してしまうことがあります。
夏に限らず運動遊びをする際は、きちんと水分補給と休憩を取ることを心掛けましょう。
特に園庭や公園などの屋外でボール遊びをする際は、道路の飛び出しに気をつけましょう。
ボール遊びに夢中になっている子どもは、周りが見えにくくなってしまい、ボールを走って追いかけて道路に出てしまった…というケースは多いです。
また、周りに人がいる場合、自分よりも小さい子どもとぶつかって怪我をさせてしまった、ということもあるため、周りの環境には十分注意する必要があります。
ボール遊びをする際は、周りに人や障害物が無い、広い場所で遊ぶようにしましょう。
ボール遊びは0歳児の保育から取り入れることができるため、年齢問わず遊ぶことができます。
また遊び方のレパートリーは非常に豊富であり、子ども達は飽きずに遊べることでしょう。
ボール遊びには、子ども達のさまざまな力を養うための動作が多いため、保育に積極的に取り入れていきましょう。
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