クリスマスの由来や意味とは?子どもに分かりやすく説明しよう!

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保育園で子ども達に「クリスマスってどんな日?」と聞かれた際、どうやって説明しようかと考える保育士は多いのではないでしょうか。あわせて、クリスマスの時期に飾るツリーやリース、クリスマスカラー、サンタさんについても説明してあげるとクリスマスをより楽しめるでしょう。今回は、クリスマスの由来や意味について解説します。

そもそもクリスマスってなに?

クリスマスは、イエス・キリストが生まれてきたこと(=降誕)をお祝いする日です。

イエス・キリストは、人々を救うために人間の形になった神様とされています。

「クリスマスは、キリストの誕生日」と聞いたことがある方が多いかもしれません。

ですが、聖書などにイエス・キリストの正確な誕生日が記載されているものは残されおらず、今日に至るまで不明なままなのです。

とはいうものの、イエス・キリストが誕生したのは今から約2000年も前のこと。

にもかかわらず、多くの国では特別な行事の一つとして親しまれています。

日本では、クリスマスツリーやリースを飾ったり、クリスマスケーキや七面鳥を食べたりして過ごすのが一般的ですね。

 

クリスマスの語源と由来

以下では、クリスマスの語源と由来について紹介します。

語源

クリスマスの英語表記は『Christmas』です。

”Christ”はキリスト、”mas”はキリスト教の礼拝であるミサのことをいいます。

クリスマスは、このキリストとミサが合わさって”キリストの降誕祭”を表しているのです。

由来

クリスマスの由来には諸説ありますが、キリスト教が広まり始めた紀元前4世紀頃から12月25日にクリスマスを祝うようになったとされています。

その頃ヨーロッパでは、1年の中で日照時間が最も短いとされる冬至のお祭りが盛んに行われていました。

そのお祭りとイエス・キリストの降誕祭を融合したことにより、クリスマスが広く知られるようになったようです。

また、日本でのクリスマスは、1552年にキリストを日本に伝えたとされるフランシスコ・ザビエルが周防の国(現在の山口県)にやってきて、ミサを行ったことが始まりとされています。

 

クリスマスにまつわる疑問

クリスマスにまつわるいくつかの疑問についてまとめました。

豆知識として、子ども達に伝えましょう。

クリスマスカラーに意味はあるの?

クリスマスの時期になると街にあふれる赤・緑・白・金のクリスマスカラー。

この3色には、以下のような意味があります。

イエス・キリストが流した血、神の愛

永遠の命、神への永遠の愛

純潔、平和、潔白

高貴、希望

サンタクロースって一体何者?

クリスマスと言えば、サンタクロースですよね。

赤い服に白いひげ、トナカイに引いてもらうソリに乗ってプレゼントを配る不思議なおじさんという印象がありますが、一体何者なのでしょうか?

サンタクロースは、聖ニコラウスという実在した人物に由来しています。

富裕層の家に生まれた聖ニコラウスは、貧しい家族を救うために、煙突から金貨を投げ入れてその家族を救ったとされています。

また、投げ入れた金貨がたまたま暖炉のそばにあった靴下に入ったことから、”プレゼントは靴下の中に入れる”という習慣になったようです。

なぜツリーとリースを飾るの?

クリスマスの時期になるとツリーやリースを飾る保育園も多いのではないでしょうか?

ツリーやリースにもきちんとした意味があります。

<ツリー>

諸説ありますが、クリスマスツリーで使用される”もみの木”は、針葉樹で冬の時期でも葉を落とさない力強さがあることから”永遠の命”という意味があるようです。

また、旧約聖書の創世記に登場する”知恵の樹”の象徴ともされています。

<リース>

クリスマスリースには、以下の3つの意味があるとされています。

永遠

リースの丸い形は、終わりのない”永遠”の象徴とされています。
特に、”永遠に続く神の愛”という意味が込められています。

魔除け

玄関に飾ることが多いリースは、家の中を守るという意味があります。
リースに用いられるヒイラギなどの針葉樹は、生命力の象徴とされ、殺菌作用・抗菌作用もあることから、悪いものから実を守ってくれる存在として信じられています。

豊作祈願

ヒイラギや松ぼっくり、果物が飾られているリース。
これらのモチーフは、作物を表しており、新年やこれからの春に向けた豊作を祈願する意味が込められています。

『メリークリスマス』ってどういう意味?

メリークリスマスを英語表記にすると『Merry Christmas』となります。

”Merry”は、英語で”楽しい”という意味。

つまり、『メリークリスマス』とは、「楽しいクリスマスを」「クリスマスおめでとう」という明るい挨拶なのです。

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保育園でのクリスマスのおすすめな過ごし方

保育園でのクリスマスのおすすめな過ごし方は、以下の通りです。

絵本の読み聞かせ

クリスマスにちなんだ絵本の読み聞かせをして過ごすのはいかがでしょうか?

子ども達の中で、クリスマスは「サンタさんからプレゼントをもらう日」「ケーキを食べる日」というイメージがあることでしょう。

ですが、「クリスマスって具体的にどんな日?」と疑問に思う子どももいるかもしれません。

クリスマスがどんな日なのか、何をする日なのか、クリスマスの様子を描いている絵本を読んであげることで、分かりやすくクリスマスについて学べるでしょう。

>>>あわせて読みたい「【クリスマスの絵本】年齢別!読み聞かせにおすすめ絵本9選」

クリスマスソングを歌う

クリスマスの歌は、サンタさんや冬の季節にちなんだ歌がたくさんあります。

どの歌もクリスマス気分を盛り上げてくれるものばかり。

ただ歌って踊って楽しむのも良いですが、ハンドベルで演奏すればより一層気分が高まります。

>>>あわせて読みたい「【クリスマスの歌】保育園で歌って遊べる!クリスマスの歌9選」

サンタさんについて話し合ってみる

「サンタさんはどんな人?」「どうやって空を飛んでいるの?」「どこに住んでいるの?」…
子どもは、サンタさんにまつわる疑問をたくさん持っていることでしょう。

そんな疑問をみんなで考えながら話し合う機会を設ければ、さまざまな考えが聞けて子どもたち自身も面白いと感じるかもしれません。

年長クラスでは、サンタさん宛に手紙を書いてみるのもおすすめです。

クリスマス製作を楽しむ

クリスマスの過ごし方として、クリスマス製作を楽しむのもおすすめです。

手作りでクリスマスツリーやリース、オーナメントなどを作ってみましょう。

あわせて「クリスマスツリーは永遠の命という意味があるんだよ」「リースには悪いものから守るという意味が込められているんだよ」と、それぞれの意味についても説明できるとクリスマスへの興味も掻き立てられそうですね。

>>>あわせて読みたい「保育園でクリスマス製作をしよう!おすすめの製作アイデア」 

 

まとめ

クリスマスは、イエス・キリストが生まれたことをお祝いする日です。

子ども達に「クリスマスって何の日?」と聞かれた際は、「イエス・キリストという神様がみんなのところへ来てくれた日だよ」と噛み砕いて説明してあげると良いでしょう。

絵本の読み聞かせやクリスマスソング、製作などを通して、クリスマスという日がどのような日なのかを伝えてあげると、子ども達も楽しく学ぶことができます。

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