お役立ち情報
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保育園で子どもたちに「冬至って何?」と聞かれた際、きちんと説明できるでしょうか?冬至は、1年間で最も昼が短い日。かぼちゃを食べたり、柚子のお風呂に入ったり、冬至ならではの習慣が色々ありますね。今回は、保育園で子どもたちに冬至について説明する方法や、冬至の日に保育園でできる取り組みについてまとめました。
冬至は1年間で最も昼間の時間が短い日のことで、毎年12月22日頃と決まった日にちは指定されていません。
太陽の黄経が270°(冬至点)という最も南に偏ることから日照時間が短くなり、この日を境に昼間の長さが徐々に長くなっていきます。
反対に南半球では、「冬至の日が最も昼間が長い」現象が起こります。
>>>あわせて読みたい「【冬の歌】保育園で12,1,2月によく歌われる手遊び歌8選」
冬至は、二十四節気の1つです。
前述でも述べたように、冬至は1年で最も日が短い日であり、この日を境に昼間の時間は延びていきます。
そのため、古来、冬至は1年の起点となる日として考えられていたようです。
このことから、海外では、太陽が生まれ変わって再び力を取り戻す日として盛大にお祝いされています。
※二十四節気とは…
春夏秋冬の1年を24分割し、それぞれの季節を表す名称をつけたもの。
例:立春、夏至、秋分…など
「冬至の日には何するの?」と子どもたちに聞かれても、しっかり説明できる保育士さんは少ないのではないでしょうか。
冬至の日に行う習慣にはどのようなものがあるのか、まとめてみました。
冬至に行う有名な習慣として、ゆず風呂に入ることが挙げられます。
冬至を過ぎると徐々に日照時間が長くなっていくことから、冬至は運気が転じる日とされてきました。
そんな日に悪い運が入らないよう、魔除けの色とされる黄色いゆずを入れたお風呂に入ることで、厄除けを行っていたことが由来といわれています。
また「ゆず=融通」「冬至=湯治」のゴロ合わせから根付いた習慣ともされています。
かぼちゃは夏野菜として挙げられる野菜ですが、冬至の日に食べると良いとされています。
その理由はかぼちゃが持つ2つの特性にあります。
このように夏に収穫し冬までとっておける貴重な野菜であることや、栄養価が高く風邪予防になることから冬至の日によく食べられるといわれています。
あずきの赤色は鬼が嫌う色とされていることから、厄払いの意味を込めて冬至に食べると良いといわれています。
同様の意味で正月にも小豆粥を食べる習慣がありますね。
古くから「ん」のつく食べ物を食べると運気があがるといわれており、先述したかぼちゃも「南瓜(なんきん)」という別名があることから冬至に食べると良いとされていました。
子どもたちと一緒に「ん」のつく食べ物探しをしてみてもいいかもしれません。
冬至の意味や習慣について、子どもたちに分かりやすく説明する方法を紹介します。
絵を見ながら説明を聞くという点から、最も子どもたちの頭に残りやすい読み聞かせでの説明方法。
冬至と紐づけて、ゆずやかぼちゃ、あずきに関連した絵本をチョイスしてみましょう。
出典:amazon.co.jp
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冬至に行う習慣をアイデアに、エプロンシアターをするのもおすすめです。
「ゆずのお友達とお風呂に入る」「かぼちゃくんがさまざまなかぼちゃ料理を教えてくれる」などの設定だと作成しやすいでしょう。
食べ物が由来のエプロンシアターだと、食育にもつながり一石二鳥です。
>>>あわせて読みたい「エプロンシアターとは?ねらいやテーマを徹底解説」
1年に一度のせっかくの冬至の日には、冬至を感じられる保育を行いたいですね。
冬至の日に保育園でできることを挙げてみました。
せっかくの冬至なので、かぼちゃを取り入れた給食こんだてをリクエストしてみてもいいですね。
やわらかく煮たかぼちゃの煮物やかぼちゃスープ、乳児クラスであればかぼちゃを使用した離乳食を与えてみましょう。
運気が上がるだけでなく、何より栄養価の高い緑黄色野菜のため風邪予防にもつながります。
食育の取り組みを兼ねて、かぼちゃについて学ぶ機会を作ってもいいですね。
管理栄養士の料理教室なのはなキッチンさん
毎日のおやつの時間に、あずきを使ったおやつを食べてみてもいいかもしれません。
少ない材料で簡単にできるクッキーやケーキなどがおすすめ。
豆の形が残っているあずきが苦手という子どもでも、おいしく食べられるかもしれません。
冬至は1年間で最も昼が短い日。 だいたい夕方4時半ごろにはあたりが暗くなりはじめています。
みんなで窓の外を見つめて、どれくらい暗いのかな?というお話をしてみましょう。
電気を消したらどれくらい暗いのかな?もしかして星は見えるかな?
改めて空を見上げることで、さまざまな発見があるかもしれません。
冬至は年間を通して最も日照時間が短い日で、この日を境に徐々に日は長くなっていきます。
冬至の日に行うさまざまな習慣をアイデアに、保育園でも楽しい取り組みができればいいですね。
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