保育にクレヨン遊びを取り入れよう!ねらいやおすすめの遊び方

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クレヨン遊びは、0歳児からのお絵描きにもぴったりであり、簡単に保育に取り入れることができます。遊びのバリエーションも豊富であるため、子どもが飽きずに遊ぶことができます。今回は、保育に取り入れてほしいクレヨン遊びに関するねらいやおすすめの遊び方、クレヨンの選び方について解説します。

クレヨン遊びは小さい子どもも楽しめる!

お絵描きやぬりえ遊びは、保育園でも気軽に取り入れられる遊びですよね。

絵を描いたり、色を塗ったりすることに楽しさを覚え、お絵描きが大好きという子どもも多いです。

その中でもクレヨン遊びは、幅広い年齢の子どものお絵描きにおすすめ。

クレヨンは、色鉛筆やカラーペンとは異なり太くて持ちやすく、子どもの弱い力でも簡単に色をつけることができるため、0歳児からのお絵描きにぴったりなのです。

ただし、0〜1歳児は、何でも口に入れてしまうため、安全な素材で作られたものや、折れにくいものを選ぶなどの配慮が必要です。
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保育でクレヨン遊びを行うねらい

保育でクレヨン遊びを行うねらいは、以下の点が挙げられます。

クレヨンで紙をこする際の感覚を楽しむ

クレヨンで絵や色を、自分なりに表現することの楽しさを味わう

手先や指先を動かし、発達を促す

0歳児の場合は、絵を描くというよりも、色を塗るということに楽しさを感じるかもしれません。

2歳児頃になると、自分のイメージしたものを絵にしようとするため、飛躍的に表現力が高まります。

年齢が上がるにつれて、考えて色を選んだり、考えて絵を描く姿が見られ、表現することの楽しさが実感できるようになるでしょう。

子どもの年齢にあわせて、さまざまな技法を取り入れれば、より表現の幅が広がります。

 

クレヨン遊びで使うクレヨンの選び方

以下では、クレヨン遊びで使うクレヨンの選び方を紹介します。

口に入れても安全

特に何でも口に入れてしまう乳児には、口に入れてしまっても害がない、安全な素材で作られたクレヨンを選ぶのがベストです。

安全性重視のクレヨン素材としては、ミツロウやお米、野菜から作られたものがあります。

加えて、折れやすいクレヨンも子どもの誤飲・誤食につながる危険性があるため、折れにくいものを選びましょう。



汚れを落としやすい

紙からはみ出していることなんてお構いなしに塗り続け、机がクレヨンまみれ…なんてこともありますよね。

そんなとき、水性のクレヨンであれば水拭きですぐにふき取ることができます。

また、手や服についてしまった場合でも簡単に洗い落とせるため、保護者にも喜んでもらえるでしょう。



握りやすい

特に握力がまだ弱い乳児には、握りやすく力が入れられるクレヨンを選ぶことが大切です。

よく見るやや細めのクレヨンは、乳児にとって使いづらく、上手く色を塗ることができません。

ブロックタイプや三角形、持ち手が丸いものなどであれば、乳児にも描きやすくておすすめです。

 

【年齢別】クレヨン遊びのおすすめの遊び方

乳児向け

『自由に殴りがき』

大きいサイズの模造紙を用意し、絵を描いたり、色をつけたり…思い思いにクレヨンで遊んでもらいましょう。

クレヨンで遊んだ後は、その模造紙に自由にシールを貼るのも楽しそうですね。

土台となる素材を段ボールなどに変えれば、模造紙とは違った感覚を楽しむことができます。

<準備するもの>

クレヨン

シール

模造紙(白や黄色、桃色など)

ブルーシート


<遊び方>

床の上にブルーシートを敷き、その上に模造紙を広げる

子ども達は、模造紙を囲むように座る

クレヨンで自由に色をつけたり、絵を描いたり、シールを貼ったりする

『落ち葉のフロッタージュ』

落ち葉の模様をクレヨンで写し取り、どのような模様が浮かび上がるのかを楽しみます。

色々な色で模様を写し取ると、同じ落ち葉でも印象が変わって面白いですよ。

複数の落ち葉をあわせて形作ったり、身の回りの素材で試してみるのもおすすめです。

<準備するもの>

クレヨン

落ち葉

薄い紙(コピー用紙など)


<遊び方>

落ち葉を紙の上に置く

❶の落ち葉の上に紙を重ねる

クレヨンで落ち葉がある場所を、模様が浮かび出るまでこする

『はじき絵』

画用紙にさまざまな模様を描いて、水で溶いた絵の具を塗りましょう。

絵の具がクレヨンをはじいていく様子が楽しめます。

不思議な光景に、子ども達も興味津々になることでしょう。

<準備するもの>

クレヨン

絵の具

画用紙


<遊び方>

画用紙にクレヨンで好きな絵や模様を描く

水で少し薄めた絵の具を❶の上から塗っていく

絵の具を乾かしたら完成

幼児向け

『ひっかき絵』

真っ黒に塗りつぶした画用紙から、カラフルな世界が浮かび上がるひっかき絵もおすすめです。

ひっかく際の尖ったものは、竹串やシャープペン、割り箸など、さまざまな太さの材料で試してみると面白いです。

ただし、子どもが怪我をしないよう、保育士は目を離さず注意しましょう。

<準備するもの>

クレヨン

先が尖ったもの(竹串やシャープペンなど)

画用紙


<遊び方>

画用紙を色々な色のクレヨンで塗る

❶の上から黒いクレヨンで塗りつぶす

先の尖ったものでひっかいて模様を作る

『マーブルクレヨン』

小さくなったり、折れてしまったクレヨンを集めて作る、マーブルクレヨンは子ども達も喜んでくれること間違いなしです。

元気が出るクレヨンやお花畑のクレヨンなど、同系色のクレヨンを混ぜると見た目もきれいに仕上がります。

完成した後は、どんな色が出るのか、みんなでお絵描きして楽しみましょう。

<準備するもの>

小さくなったり、折れてしまったクレヨン

シリコン製の型(電子レンジでの使用が可能なもの)


<作り方>

小さくなったり、折れてしまったクレヨンをポキポキと折って細かくする

※できるだけ細かくすると、溶けやすいです。

❶のクレヨンをシリコン製の方に入れる

500Wの電子レンジで5~6分加熱して、クレヨンを溶かす

❸をよく冷まして、型から取り出せば完成

『ステンドグラス』

細かく砕いたクレヨンで、きらきらと輝くステンドグラスを作ってみるのはいかがでしょうか?

紐を通して窓際に吊るしたり、季節に応じたオーナメントを作ったり…素敵なアート作品ができあがります。

配色や使うクレヨンの量などをじっくりと考えながら、世界に一つだけのオリジナルステンドグラスを作ってくださいね。

<準備するもの>

細かく砕いたクレヨン

クッキングシート 2枚

黒い画用紙

アイロン

はさみ

のり


<作り方>

好きなクレヨンを3~4種類ほど選び、クッキングシートの上に散らす

❶のクレヨンの上に、もう1枚のクッキングシートを重ねる

❷に低温のアイロンを当てて、クレヨンを溶かし、❷のクッキングシートをはがす

黒い画用紙を好きな形に切り、中も切り抜いて枠を作る

※子どもが難しい場合もあるため、あらかじめ下絵を描いておくことをおすすめします。

❸の上に❹の枠を乗せ、切り取る部分を決める

切り取る部分が決まったら、枠にのりをつけてクレヨン台紙を貼りつけ、ふちをはさみで切り取る

くっついてるもう1枚のクッキングシートをはがして完成

まとめ

クレヨン遊びは、0歳児からのお絵描きにぴったりなお絵描き遊びの一つです。

表現力を高めたり、手先・指先の発達の促進に役立つ効果があります。

ただし、安全面や使いやすさなど、子どもの成長に合わせたクレヨンを選ぶことが大切です。

本記事を参考に、子どもに最適なクレヨンを選んで、楽しくクレヨンで遊びましょう。

 

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