子どもとの上手な関わり方|保育士が工夫していることは?

更新日:

子どもとの関わり方が上手な保育士が、子どもと接している中で工夫していることは何かあるのでしょうか?小さな子ども達と上手くコミュニケーションが取れない…という保育士は多いものです。今回は、子どもとの関わり方において、保育士が工夫していることについて解説します。

保育士が工夫していること|まずは子どもの特性を知ろう!

子どもとのコミュニケーションで悩む保育士は、たくさんいるのではないでしょうか。

それにはまず、子どもの特性を知るところから始めましょう。

子どもは、成長していくにつれて、行動範囲や興味の範囲が広がります。

触りたいものに触れたりと、さまざまな物事に興味関心を持ちますが、危ないものを触ろうとしたとき、子どもはそれが危ないものだとは分かりません

そんなときに「ダメ!」と叱られても、なぜそれがダメなのかを説明しない限り、同じことを繰り返します。

先の見通しを立てることができない子どもと接するときは、順序よく説明し、叱ったあとは、その理由を必ず説明するということが大切なのです。

 

子どもとの関わり方が上手な保育士が工夫していることは?

子どもとの関わり方が上手な保育士が工夫していることは、以下の通りです。

事前に説明する

子どもは、繰り返し、繰り返し説明することで、しっかりと理解していきます。

例えば、危険な場所に登ろうとしたとき、言葉がまだ話せない赤ちゃんでも「ここは登ると危ないからね」と繰り返し伝えていけば、きちんと危険を理解してくれるようになります。

しかし、ここで説明を怠ると、理解ができずに同じことを何度も繰り返してしまうため、注意しましょう。

約束する

子どもとコミュニケーションを取るとき、効果があるのがお約束をするということ。

ですが、約束の方法もただ「先生がお話をしているときは静かにしてね。約束よ。」と一方的に約束するのではありません。

例えば「今から〇〇をするための説明を先生がします。どうやってすればいいのかが分かるから静かにしてね。」と具体的な内容を伝えた後、「どんなお約束をした?」と確認をすることで、子ども達に約束したという意識を思い起こさせ、効果が高まります

そして、約束を守った後には、必ず褒めてあげることが大切です。

非言語的コミュニケーションを活用する

子どもは、言葉だけではまだ理解ができないため、視覚に訴えていく必要があります。

静かにしてほしいときは、「静かにして!」というより、「シー」と人差指を口の前に立てて、ジェスチャーをしてあげると分かりやすいです。

また、ハグや手を握ることも子どもの情緒を安定させることにつながります。

話を最後まで聞く

仕事が忙しいからと、子どもとの会話を途中で遮っていませんか?

話を遮ってしまうと、子どもは会話を楽しいと思えずに黙ってしまい、コミュニケーション能力の低下にもつながります。

最後まで子どもの話を聞いてあげると、子どもはどんどん話したくなり、積極的に保育士と会話をするようになります。

頭ごなしに叱らない

子どもの行動は、ときに大人を戸惑わせることがあるため、保育士もつい叱ってしまうことがあるでしょう。

子どもは感受性が強く、保育士の表情をしっかり見ているため、頭ごなしに叱ると、ただ怒られたという事実しか心に残りません。

ですが、子どもの行動の背景には必ず理由があります。

まずは、どうしてその行動を取ったのか、その理由を必ず聞くようにしましょう。

しっかり褒めて認めてあげよう

子どもを褒めることは、子ども自身が自分を認め、自己肯定感を高めることにつながります。

子どもが成長したことや新しく何かができるようになったことがあれば、どんなに小さな出来事でもしっかりと褒めてあげましょう。

日常生活の大半を過ごす保育園だからこそ、たくさん褒める・認める、その繰り返しが子どもの人格形成に大きく役立つのです。

 

子どもと関わる際に保育士が注意すべきこと

子どもと関わる際に保育士が注意すべきことは、以下の通りです。

感情的に叱らない

子どもがなかなか言うことを聞かないとき、つい感情的に叱ってしまうことはありませんか?

叱ることで、子どもは一瞬萎縮し、言うことを聞くでしょう。

その理由は、”なぜしてはいけないのか”ということを理解したからではなく、”ただ単に怒られたから”ということが背景にあるからです。

そのため、子どもは、同じような場面に遭遇した際、必ずといっていいほど同じ行動を取り、そしてまた叱られます。

この悪循環を断ち切るためには、子どもに根気強く一つひとつ説明すること、そして子どもを信じることが重要なのです。
>>>あわせて読みたい「保育士が子供に怒りすぎてしまう原因は?対処法や叱るときのコツ」

抽象的な言葉はNG

例えば「ちょっと待って!」「早くして!」「ちゃんとして!」といった言葉を使う保育士は、多いのではないでしょうか?

ですが、この言葉だけでは”どれだけのスピード”で”いつまでにやればいいのか”ということが子どもに伝わらないため、子どもは混乱してしまいます。

そのため、抽象的な言葉は避けて具体的に伝えるようにしましょう。

例えば「ちょっと」「早く」などは、「時計の針が6のところまでね。」などと言ってあげた方が子どもにとっては分かりやすいです。

 

まとめ

保育園で子ども達に大きな声で叱ったりすることは、子どもの成長にとって避けたいところです。

事前にしっかりと説明をし、約束をすること、そしてそれを繰り返し根気強く行っていくことが非常に大切です。

ちょっとした工夫で、子ども達とのコミュニケーションが楽しいものに変わるため、ぜひ試してみてくださいね。

 

保育士さんの転職サポートは【保育求人ラボ】


【保育求人ラボ】は専門のアドバイザーがあなたに合った保育園・幼稚園の求人をご提案させていただきます。ご不安な点やご希望などしっかりとヒアリングさせていただき、サポートさせていただきます。まずはお気軽にお問い合せください。

お電話で無料お問い合わせ 簡単!Webで無料お問い合せ

 

保育系ハイキャリア転職なら【保育求人ラボ+】

保育求人ラボ+(保育求人ラボ プラス)は、保育系管理職(園長職・主任職等)限定のハイキャリア向け転職サービス。ハイキャリア専門のアドバイザーが、次のステージに挑戦するサポートを提供いたします。「自分の市場価値が知りたい」「現状のキャリアで管理職は可能か?」などの相談からでもOK!まずはお気軽にお問い合せください。

【完全無料】60秒で簡単登録!


Instagram
TikTokTwitterYouTubeにてお役立ち情報更新中!
フォロー・いいね・コメントよろしくお願いします♪