保育士はコミュニケーション能力が重要!ポイントや磨き方を紹介

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子どもはもちろん、保護者や同僚、地域の方々など多くの人と関わる保育士にとって、コミュニケーション能力は重要です。特に子どもの安全が第一である保育園において、コミュニケーションを怠ることは大きな事故の原因になることも…。今回は、保育士のコミュニケーション能力に関するポイントや磨き方などを解説します。

保育士に必要なコミュニケーション能力とは?

保育士は、仕事の同僚や上司をはじめ、保護者や子ども、地域の方々など、たくさんの人とコミュニケーションを取らなければなりません。

ここで大切なことは、”相手の立場に立ってコミュニケーションを取る”ということです。

相手が何を求めているのか、どのような言い方であれば相手に伝わるか…
保育士は、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションを駆使しながら、コミュニケーションを取っていく必要があるのです。

言語的コミュニケーション
言葉でコミュニケーションを取る方法。
会話だけではなく、メールなどのメッセージもこれに含まれます。

非言語的コミュニケーション
しぐさや表情、視線、手の位置、態度など言葉以外でコミュニケーションを取る方法。

保育士にコミュニケーション能力が必要な理由は?

保育を行う上で、子どもとのコミュニケーションは絶対に欠かせません。

保育士の仕事は、子どもに寄り添いながら発達を促すことであるため、保育士からの一方的なコミュニケーションだけではその役割を果たすことはできないといえます。

ただ単に、子どもに「〇〇しなさい!」と命令するだけでは、子どもの健全な発育を阻害しかねません。

保育士は、子どもの心の声をしっかりと引き出し、子どもの行動に隠れている真意を読み解き、寄り添って保育を行う必要があるのです。

それは、保育士と子どもの信頼関係を結ぶことにつながり、結果的に保育の質を高めることになるでしょう。

 

【相手別】保育士の上手なコミュニケーションのポイント

保育士は子どもの他に、保護者や上司、同僚、外部の方などさまざまな人達とコミュニケーションを取っていく必要があります。

以下では、相手別にまとめた、保育士の上手なコミュニケーションのポイントを紹介します。

保育士間

保育園内の人間関係で悩む保育士は、多いのではないでしょうか?

保育士として子どもの安全を第一に考えた場合、この職員間のコミュニケーションをおろそかにすることはできません。

自分だけで情報を抱え込まずに、しっかりと報連相(報告・連絡・相談)を行い、情報の伝達ミスがないようにしましょう。

また、保育士同士で声をかけ合うことも大切。

どんな些細な情報でも共有し、保育士同士で連携することで、事故を未然に防ぐことにもつながります。
>>>あわせて読みたい「保育に欠かせない保育士のチームワーク!高める方法や注意点は?」

保護者

保護者には、さまざまなタイプの人がいるゆえ、保護者対応に苦手意識を感じる保育士は少なくありません。

ですが、しっかりと保護者の顔を見てコミュニケーションを取ることは、保護者との信頼関係を築くうえでなによりも大切です。

トラブルがあった際も、保護者の声に耳を傾けることができれば、大きな問題に発展する可能性は低くなります。

保護者からも、「この保育園に子どもを預けてよかった」と、きっと思ってもらえるはずです。

子ども

保育園で預かる子どもは、年齢も発達状況も異なるため、一人ひとりに応じた対応が大切。

特に子どもとのコミュニケーションで重要なのは、子どもの話をよく聞くことです。

威圧的な態度は、子どもを萎縮させ、適切なコミュニケーションを図ることができません。

子どもが何をしたいのかまたはしてほしいのか、子どもに寄り添うようにしましょう。

子どもの話を聞き、理解しようとすると子どもも心を開いてくれるはずです。

 

保育士のコミュニケーション能力の磨き方は?

すべてのコミュニケーションに通じることは、相手を理解しようとすることです。

コミュニケーションが苦手な保育士の方もいるかもしれませんが、以下の点に注意して意識してみましょう。

相手の話を聞く

色々な思いがあるかもしれませんが、意見がぶつかりそうになった場合も、まずは相手の話を聞くようにしましょう。

自分だけが意見を言うだけでは、コミュニケーションは成り立ちません。

相手の言いたいことを引き出すことができるように、しっかりと話を聞くことが大切です。

相手の目を見て話す・聞く

相手の話を聞いたり、何かを話したりするとき、相手の目を見ずに違う方向を見ているのでは、相手も良い気持ちはしません。

話すとき、聞くときは、相手と目線をしっかりと合わせるようにしましょう。

目を見て話すことで、自分の伝えたいことが相手に伝わりやすくなり、目を見て聞くことで、相手は「ちゃんと聞いてもらえている」と安心して話すことができます

自分と相手が心地良いと思えるコミュニケーションを意識すると良いかもしれません。

意見を受け入れる

保育士一人ひとり、それぞれが持つ保育の価値観は違うため、時には意見がぶつかることもあるでしょう。

しかし、意見がぶつかったままにしていては、なんの解決にもなりませんし、質の良い保育はできません。

お互いがお互いの意見を「こんな考え方があるんだ」と認め、受け入れることでより充実した保育ができるようになります。
>>>あわせて読みたい「保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法」

 

まとめ

今回は、保育士のコミュニケーション能力について解説しました。

保育士がコミュニケーション能力を身につけることは、子どもの安全を守るとともに、保育の質を向上させることにつながります。

さまざまな人とコミュニケーションを取らなければならない保育士は、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションを用いながら、しっかりと相手の話を聞いて、寄り添い、理解するように努めることが非常に大切なのです。

 

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