お役立ち情報
お役立ち情報
結婚・離婚などで苗字が変わったときは、何かと手続きがありますね。保育士証の苗字変更もそのうちの一つです。どうやって手続きをすればよいのか、知らない人は多いでしょう。期限はあるのか、後回しにしても大丈夫なのか不安になりますね。そこで今回は、保育士が苗字変更をしたときの、保育士証の手続き方法について解説します。
諸事情で苗字変更をしたとき、保育士証の変更手続きは、登録時の方法とさほど変わりません。
保育士証の原本を郵送することになるため、早めに手続きをしましょう。
用意する物や注意事項は以下の通りです。
参照:社会福祉法人 日本保育協会 登録事務処理センター|保育士証 書換え交付申請手続き
まず、この手引きを取り寄せなければいけません。その際は、日本郵便での郵送のみとなります。必要な物は以下の4点です。
登録事務処理センターから手引書が送られてきたら、同封されている払込用紙に住所と氏名を記入します。
郵便局の窓口に行き、送られてきた払込用紙で手数料1,600円を払いましょう。
郵便局に置いてある払込用紙やATMからは払い込みができないため、注意が必要です。
払込用紙の中央にある振替払込請求書兼受領証と、払込用紙の右側にある振替払込受付証明書は、必ずとっておきましょう。
申請に必要な書類は以下の4点です。登録事務処理センターは窓口での受付ができないため、必ず郵送しましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士証とは?転職・就職前には保育士登録を忘れずに!」
保育士証を取得したら安心しますよね。
しかし、ライフプランの変更とともに住所や苗字が変わると「保育士証はどうなるの?」という疑問が出てくることでしょう。
そこで、保育士証について、多くの方が疑問に思う事柄について説明します。
保育士として働く予定がなければ、苗字変更はしなくてもかまいません。
働く予定がある場合は、書類上と異なる名前になってしまうため、速やかに変更しましょう。
これから面接を受けに行く予定がある方は、保育士証の変更が完了していない旨を伝えておくとよいでしょう。
旧姓のまま働きたい方は、旧姓と新姓を両方とも記載するという選択もできます。
保育士証には、住所ではなく本籍地の都道府県が記載されます。
そのため、引っ越しなどで住所が変わっただけであれば、変更する必要はありません。
結婚などで本籍地の都道府県が変わった場合にのみ、変更する必要があるのです。
本籍地変更の際は、上記に記した“変更の経緯が分かる書類”が必要となります。
本籍地や苗字が変わった際に、いつまでに変更しなければいけないという期限は設けられていません。
自分のタイミングで変更手続きをすることができます。
しかし、変更まで2ヶ月間程かかることや、後回しにしていると忘れてしまう恐れがあることを考慮すると、変更後速やかに手続きをすることがおすすめです。
必要な書類を準備して提出してから、およそ2ヶ月かかります。
その間は保育士証が手元にないため、提出する前に原本のコピーを用意しておくとよいです。
3ヶ月を過ぎても何の連絡もない場合は、登録事務処理センターに問い合わせましょう。
先述の通り、新しい保育士証が届くまでに2ヶ月ほどかかります。
保育士証がない期間は、旧姓の保育士証のコピーを用意しておきましょう。
保育士証の変更手続き中である旨を保育園に伝えれば、問題なく転職することができます。
ただし、入社する際には保育士証の提示を求められるため、コピーは必ず用意しておいてください。
保育士の苗字が変わったときには、書類上の手続きが必要となります。
しかし、現場では旧姓のまま働きたいと思う方もいるでしょう。
保育士は、職場で旧姓を使うことが可能です。ただし、保育士証に旧姓と新姓の両方を記載しなければいけません。
以下では、旧姓のまま働く場合と、新姓で働く場合のメリット・デメリットを紹介します。よく考えて決断しましょう。
長年勤めている保育士の場合、旧姓が保護者や子どもの間で親しまれていることでしょう。
特に1歳児など、まだ苗字変更の理解ができない年齢の子どもにとっては、せっかく言えるようになった先生の名前を覚え直すのは大変です。
また、保育士自身も、旧姓に保育士としての自分らしさを感じるかもしれません。
プライベートと仕事を分けることもでき、保育士としてのキャリアに誇りを持てますね。
保育士が旧姓のまま働いたとしても、書類上は新姓です。
しかし、呼ばれるのは旧姓のため、自分自身が混乱してしまう可能性があります。
何より、書類を提出される側が大変です。そのため、旧姓を名乗ることが許されない園もあります。
また、我が子を自分の園に預ける場合、新姓を名乗る子どもと苗字が変わってしまうため、混乱を招きかねません。
保育士が新姓を名乗ると、心機一転新たな気持ちで働くことができます。
結婚した際には、保護者や子ども達にも披露することができますね。
書類も新姓後から一つのハンコで済ますことができるため、とても楽です。
年度が変わるときや、新しい職場で働くときなど、タイミングを見計らって変えるのもよいでしょう。
子ども達のなかには、先生の名前が変わることについて理解できない子もいるでしょう。
しかし、それは時間とともに解決します。
大人から言われて理解できなくても、理解している子どもから教えてもらい、いつの間にか新姓で呼べるようになることもあります。
変更する書類はたくさんありますが、一気にしておけば後が楽になるため、新姓で働くデメリットは少ないです。
今回は、保育士の苗字変更について解説しました。
保育園側が許せば、苗字変更後も旧姓のまま働くことはできるのです。
新姓と旧姓のどちらを名乗っても、メリットとデメリットがあります。
保育士証には旧姓を併記できるため、悩んでいる人は併記しましょう。
変更の期限はありませんが、手続きに2ヶ月ほどかかるため、苗字変更手続きはできる限り早めにしておくのが賢明です。
また、『保育求人ラボ』では幅広い園の求人を取り扱っています。
「自分に合った園を見つけたい」「多様な園で保育経験を積みたい」とお悩みの方はぜひお気軽にご相談くださいね。