お役立ち情報
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5月の連休明けは、五月病に悩まされる保育士が多いと聞きます。4月は新しい環境でワクワクドキドキ、保育士の誰もが多少は緊張しながら頑張っていることでしょう。ゴールデンウィークを楽しみに乗り越えたものの、連休の終わり頃から憂鬱になってしまう保育士もいるのではないでしょうか。いわゆる五月病です。五月病の症状をチェックすると、意外と当てはまって驚くかもしれません。今回は、保育士の中でも増えている五月病の予防法と、改善法を紹介します。
実は五月病というのは病名ではありません。
病院で診断される場合は、症状によっては鬱や適応障害と診断されることがあるようです。
いわゆる五月病は、ゴールデンウィーク明けに身体がだるくなったり、憂鬱な気分になったりする症状のことを指します。
同じような症状として、週明けの憂鬱さが出るサザエさん症候群という言葉もありますね。
以下では、具体的な症状について紹介します。
4月は新しい環境の中で適度な緊張感を持って過ごします。
保育士にとっては、一年の中で最も多忙な時期といえるでしょう。
慣れない保育園で大泣きする子どもがたくさんいると、クラス内が落ち着かず、どうすればよいかと試行錯誤の毎日です。
初めて顔を合わせる保護者にも大変気を遣います。
ほとんどの保育士が「もう少し頑張ればゴールデンウィークだ」という気持ちで頑張っているでしょう。
ゴールデンウィークは、ゆっくり寝たり、羽を伸ばしたりして、心身ともにリラックスできます。
しかし、休みも終わりが見えてくると、また4月の緊張感と慌しさが蘇ってくるのです。
一旦慣れてきた子ども達は、休み明けはさらに泣くことも予想されます。
ゴールデンウィーク明けは大忙しです。
こうして知らず知らずのうちにストレスが積み重なっていき、五月病と言われる体調の変化が起こるのです。
また、4~5月頃は昼と夜の寒暖差があるため、自律神経が乱れやすくなります。
よって、エネルギーを消費し、疲れやだるさを感じやすくなる季節でもあるのです。
>>>あわせて読みたい「つらい保育士の五月病…原因と対策を知って五月病を乗り越えよう」
代表的な五月病の症状は以下の通りです。
この他にもなんだか身体や心がいつもと違うと感じる場合は、早めに対処しましょう。
●身体が重い・だるい
●夜ぐっすり眠れない
●何もしたくない
●食のがなくなる
●仕事に行きたくない
●人に会いたくない
●一日中寝ている
●頭痛や腹痛がする
●何事もきちんと終わらせる人
●真面目な人
●周りにいつも気を遣ってしまう人
●人に相談せず一人で頑張る人
●4月に進学や入社、転職など環境が大きく変わった人
コツコツと真面目に取り組むタイプの保育士は、知らないうちに疲れやストレスを溜め込んで五月病になりやすいです。
また、環境の変化があると、気づかないうちにストレスを溜め込んでいる可能性があり、五月病を引き起こしてしまいます。
>>>あわせて読みたい「保育士のHSPは長所になる!選んではいけない職場の特徴は?」
保育士が五月病になってしまったら、思うように身体が動かせず憂鬱ですね。
以下では、早く五月病を改善できる方法を紹介します。できることから取り組んでみましょう。
五月病のときは、自身の悩みを人に話すだけでもすっきりします。
ここで大切なのは、信頼する人や尊敬する人に話すということです。胸の内を話して否定されては、さらに落ち込んでしまいます。
また、話すだけではなく、尊敬する人の考え方を聞くのもおすすめです。
他者の考えが刺激になり、五月病から抜け出すきっかけになるかもしれません。
五月病の改善には、適度に体を動かすのがおすすめです。
運動中に活性化する交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経のバランスを戻す必要があるためです。
ただし、激しい運動は体に疲労が残ってしまい、保育士業務に支障が出てしまうかもしれません。
次の日に気持ちよく起きられる程度で、自分にあった続けられる運動を選びましょう。
好きなものを食べると、心の疲れを取ることができます。
日々頑張っている自分へのご褒美として、普段は我慢している高価なお菓子や、高カロリーな料理などを食べるのもよいでしょう。
もちろん、お菓子やスイーツなどは依存しやすいため、暴飲暴食にならないように気をつけなければいけません。
保育士の仕事を頑張るために食べるという、メリハリをつけるのがポイントです。
保育士業務における嫌なことや、今の自分の状況などを紙に書き出してみましょう。
自分が置かれている状況を冷静に知ることができます。
「ここまで頑張ったから、今は体を休めてあげよう」という優しい気持ちで、自分自身を労わってあげましょう。
嫌なことは、紙に書いて破り捨てるのもおすすめですよ。
泣くことで副交感神経が活発になり、リラックスモードに入れます。
赤ちゃんが入眠モードに入るために、ぐずり泣きをするのと似ていますね。
辛いことを吐き出して泣いたり、感動する映画を観て泣いたりして、ストレスを発散させましょう。
保育士の五月病がよくならない場合は、今の職場が自分にあっていない可能性があります。
本格的に転職を考えていなくても、他の保育園の求人情報を探してみることが気分転換になるかもしれません。
逃げ道があることが、自分の心の余裕につながるのです。
「この環境で働き続けるしかない」という考えは、自分を追い詰めてしまいますよ。
>>>あわせて読みたい「保育士のメンタルヘルスチェック|ストレスを感じたときは?」
そもそも、五月病にならないようにしたいですよね。
考え方を変えたり、五月病にならないよう準備しておくことで、症状を軽くすることもできます。
以下では、保育士が五月病にならないためにすべき予防法を紹介します。
保育士の4~5月は、本当に大変です。頭ではわかっていても、心身ともに想像以上の負担がかかるものです。
あらかじめ心構えをしておくことで、室内でゆっくり過ごしたり、業務を減らしたりなど、工夫や負担を減らすことができます。
張り詰めて頑張っている人は、きっと子ども思いの素敵な保育士でしょう。
しかし、「自分がやらなければ」と責任を強く感じて頑張りすぎていると、体調を崩してしまいます。
充分頑張っていますし、他の人に任せてよいのです。
抱えている仕事の一部を「お願いします」と任せてみると、気持ちも楽になりますよ。
皆で分担して保育士業務をする楽しさを感じることもできます。
セロトニンと呼ばれる幸せホルモンがあります。
セロトニンは、バナナや乳製品、大豆製品などを摂取することで生み出されるといわれています。
また、趣味などの好きなことに没頭すると、脳内にセロトニンが生成され、ストレス軽減につながります。
疲れていると、休みの日はどうしてもダラダラとしてしまいがちです。
しかし、それは五月病には逆効果。そのときはよくても、朝早く起きることや、仕事に行くことに対して億劫になってしまいます。
いつも通り起きて、溜まった疲れは温泉に浸かったり、おいしい物を食べたりして解消しましょう。
保育士のなかには、周りの目を気にしてしまう性格に悩んでいる人もいるでしょう。
しかし、人は思っているよりも、他人に興味を持っていないものです。
他人にどう思われるかを気にしすぎる必要はありません。
また、冷静に周りを見てみると、意外と仕事をしていない人がいることや、頼れる人がいることに気づくかもしれません。
気を抜くところは抜いて、自分に優しくしてあげましょう。
ゴールデンウィークが終わると、祝日が少ないのも気が重くなる原因ですね。
月に一度くらいは、ライブや旅行など、仕事を頑張る原動力になるような予定を立ててみましょう。
休みの日はゆっくりしたいと思うかもしれませんが、適度に外に出ることでストレスを発散できます。
>>>あわせて読みたい「保育士の仕事に疲れた!疲れる理由と疲れたときの対応方法を解説」
保育士が五月病になってしまうと、改善するまでに時間がかかります。
5月はせっかく気候のよい季節なのに、もったいないですよね。
自分のためにも、可愛い保育園の子ども達のためにも、五月病にはならないようにしたいものです。
日々、自分の体を労り、慌ただしい4~5月を乗り切るために、早めの対策をしましょう。
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