保育士の適性検査とは?どんなことを聞かれるの?対策を紹介!

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保育士の就職試験で適性検査と聞くと、一体どんなことを聞かれるのか不安になりますよね。保育士不足だからといって、誰でもすぐに就職できるわけではありません。保育士になるために、子どもが好きであることはもちろん大切です。しかし、「体力的に大丈夫か」「物事を考える力はどうか」など、保育士への適正を見極める試験が行われることがあるのです。そこで今回は、保育士の適性検査の内容や、対策を紹介します。

保育士採用試験での適性検査とは?


就職試験で行われる保育士の適性検査は、保育園によって内容が異なります。

大まかには性格面・能力面・実技に分けられます。

「Yes・No」で答えたり、「そう思う・どちらでもない・思わない」などの3段階、または5段階で答えたりすることが多いようです。

【性格面】適性検査の具体的な例

適性検査の性格面では、どのような仕事が向いているかということを判断されます。

気分がすぐれない日でも、笑顔でいようと常に心がける

新しいことには挑戦したい

困ったことがあれば、周りの人に相談する

【能力面】適性検査の具体的な例

能力面では、仕事をどのくらいテキパキとこなせるかが分かります。

パソコンでワードやエクセルを使える

日案を書いたことがある

お便りのレイアウトを作れる

【実技】適性検査の具体的な例

実技は、保育現場で実際に行うことについての能力を問われます。

ピアノで弾き歌いができる

子ども達の前で読み聞かせをしたことがある

鬼ごっこは苦にならない

【園独自】適性検査の具体的な例

上記のものは一般的に問われる内容ですが、園独自の質問もあります。

キリスト教系の保育園であれば、キリスト教についてどのように考えますか? と記述式で問われることがあります。
もちろん、捉え方もその園次第のため、模範解答はないのです。

否定的な内容だと好まれませんが、自分の想いを率直に書くのがよいようです。

不安になって何も書かないというのが一番よくありません。

保育士の適性検査に向けての対策


適性検査となると、どうやって勉強すればよいのか分からず、ただ漠然とした不安があるかもしれません。

性格面での向き不向きはありますが、保育士としての知識を身につけておくだけでも対策となります。

以下では、保育士の適性検査のためにすべきことを紹介します。

保育士に必要な一般知識を勉強しておく

保育士の適性検査で、保育所保育指針の細かい内容が出ることはありません。

子どもが怪我をした場合の対応や防犯対策、年齢ごとの特徴など、実際の保育で知っておくべき内容が問われることが多いです。

保育実習で体験した方も多いのではないでしょうか。

実習でどんなことがあったか、思い出してみるとよいかもしれません。実習日誌を読み返すのも一つの手です。

また、テレビやインターネットで話題になっている、保育の問題に注目しておくことも大切です。

>>>あわせて読みたい「【保育士試験の参考書】合格を目指す!おすすめの参考書9選」

自己分析をしておく

保育士の適性検査の基本は、自分をよく知っておくことです。
得意なことや不得意なことを、普段から客観的に分析しましょう。

例題を解いてみるのもおすすめです。
いきなり本番だと、「え? どうなのかな?」と自分でもよく分からないことがでてきます。

不得意なことがあるからといって、卑屈になる必要はありません。

大事なのは、それをどのようにカバーしているか、改善できるように努力しているかなのです。

上記の内容は適性検査だけでなく、面接でも問われることがあるため、ぜひそこまで考えておきましょう。

子どもに触れる機会を作る

保育士の適性検査では、「保育現場での仕事を経験したことがあるか」を問われることが多いです。
そのため、ボランティアや実習などを通して、子どもに触れる機会を増やしましょう。

経験の有無は、記述式の回答や面接で明らかな差が出ます。
本やインターネットから知識を詰め込んだだけでは、行動につながらないのです。

就職してからの余裕も変わってくるため、ぜひ進んで子どもと触れあってください。

>>>あわせて読みたい「【保育士を目指す方必見】保育ボランティアの活動内容や参加方法」

適性検査を受ける園の保育理念を理解しておく

適性検査では、保育園の理念と関わる問題が出る可能性があります。
園のホームページやパンフレットをしっかりと見て、理念が自分にあっているかどうか、考えておきましょう。

行事の様子が分かると大変参考になります。どんな行事があるのか、保育士と子どものどちらが主体かなど、園によってさまざまです。

可能であれば、自主的に実習に行くことをおすすめします。

偽って回答を選択するのではなく、自分の考えをしっかりと持っておきましょう。

>>>あわせて読みたい「【保育士の転職】保育理念・保育目標・保育方針の違いを解説」

【絵画・製作】実技試験の勉強

保育園の実技試験は、あらかじめ題材が伝えられていることが多いです。
そのため、事前に練習することができます。

就職した後に必要な技術のため、前もって練習しておくと勉強になります。

絵画や製作の勉強としては、パネルシアターや手袋シアターなどの小道具を作成するのがおすすめです。

仕事を始めてからとても役に立ちます。まずは、本やインターネットの真似から始めましょう。

>>>あわせて読みたい「保育士実技試験「造形」の練習方法とは?試験内容と対策について」

【ピアノ】実技試験の勉強

ピアノの実技試験では、演奏や弾き歌いがよく出題されます。

保育士になってからピアノに苦戦する人はたくさんいます。

両手で弾くことにこだわり、片手がつまずくと演奏をストップさせてしまう保育士もいますが、それはよくありません。
音楽が止まらないことと、片手でも弾き続けることが大切です。

それが難しい場合は、歌って音楽を止めない練習をしましょう。

誰かに頼んで弾いてもらい、手元を録画するのもおすすめです。
それを見ながら繰り返し練習すると、早く上達することができますよ。

>>>あわせて読みたい「保育士実技試験の「音楽」苦手でもクリアできる?試験内容と対策」
>>>あわせて読みたい「ピアノが苦手だと保育士になれない!?解決策はズバリこれ!」
 

保育士の適性検査で気をつけること


保育士の適性検査は、どのように受けるのがよいでしょうか。
スムーズに回答するためには、ある程度慣れておくことも大切です。

以下では、適性検査に回答する際に、気をつけるべきことを紹介します。

よく思われようとして偽らない

「できないと回答したら落とされるかな」と思い、嘘をついて回答したくなる方がいるかもしれません。

しかし、それは入社後に自分自身を苦しめることにつながります。

実際にはできないことがバレてしまったり、バレないように誤魔化したりすることになるのです。

また、適性検査を参考にクラス編成をすることがあるため、同じクラスになる先生に迷惑をかけることにもなります。

適性検査では、自分自身のことを正直に答える方が賢明です。

時間内に全問答えるようにする

保育士の適性検査では、たくさんの質問があります。
一生懸命、一問一問答えるのはよいことです。

しかし、一問に時間をかけすぎて、途中までしか回答できなければ意味がありません。

適性検査は、深く考えすぎず、直感的に回答していくようにしましょう。

どうしても悩んでしまう問題があるときは、飛ばしてまんべんなく回答するとよいでしょう。

回答に一貫性を持たせる

「何事にも長く取り組むことができる」という質問の答えがYesだとします。

「飽きっぽい性格だ」という質問はNoとなるのが普通ですね。

行き当たりばったりに回答していては、矛盾が生じてしまいます。

後の面接では、適性検査の回答と照らしあわせて評価される可能性があることを心に留めておきましょう。

普段から客観的に自分を見る練習をしておくとよいですね。

まとめ

準備をせずに、いきなり保育士の適性検査を受けてしまうと、戸惑いが生じてしまいます。

保育士の適性検査は、事前に準備できることがたくさんあるため、自分なりに努力して取り組みましょう。

その過程で自分のことをよく知れたり、実技的なことが身についたりと、今後に活かせることもありますよ。

背伸びして回答せずに、素直に記入することが大切です。

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