お役立ち情報
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保育士でも利用できる“退職代行”というサービスをご存じですか。保育士は激務で忙しく、仕事に対しての責任感が強いため、退職の意思を伝えることが難しい場合があります。辞職の意思を言い出せずに、長期間悩んでしまうこともあるでしょう。そんなときは、退職代行サービスの利用を検討するのも一つの手です。今回は、保育士が退職代行を利用する方法についてまとめました。
■目次
以下では、退職代行について詳しく解説します。
退職代行とは、依頼した人の代わりに退職の意思を職場に伝えてくれるサービスのことです。
退職の意思を伝えるだけでなく、有給休暇の消化や事務手続き、私物の返却に関する交渉まで行い、退職をサポートしてくれます。
このサービスは会社員だけでなく、保育士や幼稚園教諭などももちろん利用できます。
依頼する際に費用はかかりますが、自力での退職が難しい場合には心強い味方になることから、最近では保育士の利用者も増えているようです。
退職代行と聞くと、社会的に非常識と思われるかもしれません。
しかし、退職代行は有料のサービスです。
「お金を払ってでも退職したい」と思うほど追いつめられるということは、職場にも何らかの原因があると考えられます。
退職代行を利用せずに済むのであればその方がよいですが、常に不安を抱えながら仕事を続けてもストレスになってしまいます。
そんなときは、退職代行に頼るのも悪いことではないでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士を辞めたい…理由や辞めたくなったときの考え方」
退職代行は便利なサービスですが、すべての人が使うべきものではありません。
以下では、保育士が退職代行を利用すべきケースについて解説します。
保育園の中には、労働基準法に違反したいわゆる“ブラック保育園”が存在しています。
こうした園では、残業代が支払われない、有給休暇の取得が禁じられているなどの問題が発生します。
そのような園に勤めている場合は、自力で退職することが難しいでしょう。
中には、既に自分で退職の意思を伝えたのに、辞めさせてもらえなかったという人もいるかもしれませんね。
そんなときは、退職代行を利用することをおすすめします。
退職代行を使えば、今まで使えなかった有給休暇も消化した上で退職することが可能です。
>>>あわせて読みたい「ブラック保育園のリアル!特徴や見分け方をレクチャーします」
辞めたいと申し出ても、ほとんどの場合には「人手不足だから辞められると困る」「もう少し頑張ってみて」などと理由をつけて引き止められるでしょう。
ときには「退職は許さない」と、脅しとも取れる強引な引き止めにあうケースもあります。
自分に一歩も引かない強い意思がない限り、その駆け引きに負けてしまう可能性は極めて高いです。
こうした状況ににぴったりなのが、退職代行といえます。
退職代行を利用すれば、話を聞いてくれない上司と揉めることなく、スムーズに退職の話を進めることができるのです。
保育士の中には、園長や先輩保育士からのパワハラ、いじめなど、職員同士の人間関係に悩む人が少なくありません。
このような人間関係の問題に苦しんでるときは、保育園に足を運ぶこと自体がストレスになります。
「顔も見たくない上司がいる」「もう職場の誰とも会わず、一刻も早く辞めたい……」
という思いがある場合、退職代行を利用すれば、辛い環境からすぐに抜け出すことができるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の人間関係のストレスとは?良好な関係を築く方法も紹介」
>>>あわせて読みたい「先輩保育士が怖い…上手く関わる方法ややってはいけない行動は?」
職場によるストレスは、精神的・肉体的に不調をもたらす原因となります。
●気分が落ち込みやすい
●仕事のことを考えると涙が出る
●上司の顔を思い浮かべると過呼吸になる
●出勤前にお腹が痛くなる
●食欲がなくなった
このような症状は、すでに限界に達しているサインです。
適応障害やうつ病を発症するリスクもあるため、自分を責めず、退職代行を利用して辞めてしまいましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士のメンタルヘルスチェック|ストレスを感じたときは?」
ここでは、退職代行業者を利用する際の流れとポイントを解説します。
❶メールや電話、LINEなどで無料相談をする
必ず事前に無料相談を行うようにしましょう。
このとき、退職に関する自分の要望をしっかり伝えてください。
退職代行の会社を選ぶ際のポイントとして、過去に保育士の利用実績があるかどうかも考慮しましょう。
❷申し込む
サービス内容を確認し、納得できたら利用申し込みをしましょう。
❸代行費用を支払う
振り込みや、クレジット決済で事前に費用を支払います。
追加料金が発生しないかもチェックすべきポイントです。
❹いつ退職するか打ち合わせする
退職する日を決めます。
申し込んだその日に退職することも可能です。
❺実行して退職
職場へ連絡してもらい退職します。
退職後はもう職場へ行く必要がなくなります。
このとき、代行業者から職場へ「本人には直接連絡しないように」と伝えてもらうことができるため、職場からの電話に怯える必要はありません。
ほとんどの代行業者は、このような流れでスムーズに退職することができるようになっています。
また、業者を選ぶ際は、女性に特化している業者や、退職成功率が高い業者を選ぶと安心して任せられるでしょう。
退職代行を利用すると、以下のようなメリットがあります。
退職代行を使えば、保育園を即日辞めることが可能です。
法的には退職を申し入れてから2週間すれば辞めることができますが、その手続きを省けるのは嬉しいポイントですね。
退職を考えている保育士は、辞められなくて苦しい状態を一刻も早く解決したいと思っているはずです。
悩みを長期化させないためにも、即日退職できることは大きなメリットです。
一般的に、入職してから6ヶ月以上経っていれば有給休暇が付与され、誰でも使用申請できる権利を持ちます。
しかし、実際には有給休暇をまったく消化できていない保育士が多く存在します。
今まで使えなかった有給休暇を消化してから退職することはもちろん可能ですが、有給休暇を使わせてくれない園があるのも事実です。
そんなとき、退職代行業者が有給消化の消化について交渉してくれます。
これまで一生懸命働いてきた分の当然の権利を、代行業者を通じて主張しましょう。
メリットがある一方で、確認しておきたいデメリットは以下の通りです。
退職代行業者の利用には費用がかかります。
正社員の場合は3〜5万円で、パート・アルバイトの場合はこれより若干安くなります。
弁護士事務所の退職代行を利用する場合は5〜6万円ほどが相場です。
金額だけ見ると高い印象を受けるかもしれませんが、自力での退職にかかる労力を考えれば、この金額でも納得できるでしょう。
退職できなければ全額返金が保証されるところが多いため、その点については心配いりません。
準備期間なく無理矢理辞める形になるため、円満退職ではなくなります。
急に辞められた保育園側にとっても、業務の引き継ぎや人員補充に追われることになり、負担が増えてしまいます。
その結果、お互いの関係が悪化してしまうことがあります。
退職には勇気がいりますが、心地よく働ける職場を求めて転職することは間違いなく自分のためになります。
そのための手段として退職代行を利用することは決して悪いことではありません。
保育士として理想の働き方を実現するために、自分にぴったりの転職先を探しましょう。
保育士の転職には、転職エージェントの利用がおすすめです。
サイトから申込をすると、あなた専任のアドバイザーがご希望・条件をヒアリングし、適切な求人を紹介してくれます。
こちらは退職代行と違って無料で利用できます。
便利なサービスは積極的に活用していきましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の転職エージェント活用方法とは?メリットや選ぶポイント」
今回は、退職代行サービスを利用して保育士を辞める方法について解説しました。
退職代行を利用しようと考えているものの、なかなか踏み出せないという人もいるでしょう。
本記事を参考にして、よりよい決断ができるように、退職代行についての理解を深めてみてくださいね。
新たな一歩を踏み出すことで、未来への希望が広がることでしょう。
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