インターナショナルスクールの保育士を目指す!面接の注意点は?

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インターナショナルスクールで働きたい保育士は、面接でどのような点に注意すればよいでしょうか。近年、需要が拡大しているインターナショナルスクール。保育士として働きたいと考える人も増えています。インターナショナルスクールは、基本的に母国語を英語とする子どもたちが通う施設のため、「敷居が高い」「面接では何を聞かれるんだろう」といった不安を抱く人も多いでしょう。そこで今回は、インターナショナルスクールで働く保育士の仕事内容や必要な資格、そして面接対策などを紹介します。

面接前に知りたいインターナショナルスクールの特徴

インターナショナルスクールは、母国語を英語とする子どもたちが通う教育施設です。

ここでは日常会話が英語で行われ、母国に近い環境で過ごすことができます。

以下では、インターナショナルスクールとプリスクールの違いや、近年のインターナショナルスクールの傾向について解説します。

インターナショナルスクールとプリスクールの違い

インターナショナルスクールと一緒に、プリスクールというワードを目にしたことがあるかもしれません。

プリスクールとは、日本で生まれ育ち、両親がともに日本人である子どもたちが英語を学ぶ施設のことです。

認可を受けていない場合も多いですが、認可施設もごく少数存在します。

プリスクールでは、子どもたちのほとんどが普段の生活では日本語を使用し、第一言語は日本語であり、英語が理解できない保護者も少なくありません。

 インターナショナルスクールプリスクール
対象 日本に住む外国籍の子ども/帰国子女 日本で生まれ育ち、両親が日本人の子ども
主な言語環境 日常会話は英語 日常会話は英語と日本語
対象年齢 未就学児~18歳(施設によって異なる場合あり) 未就学児
教育内容 カリキュラムは国際的で、英語が主要な教育言語 英語を学ぶ場所であり、日本語も学べる場合がある

プリスクールは、基本的には英語を学ぶ幼稚園というイメージです。

多くのプリスクールでは、日本人の先生が主体で、ネイティブの先生が補助として採用される複数担任制度が取られています。

施設内では基本的に日本語は使用せず、常に英語でコミュニケーションが行われますが、緊急時やトラブル発生時には日本語が使われることもあります。

近年のインターナショナルスクールの傾向

もともとインターナショナルスクールは、外国籍の子どもたちが通う施設として始まりました。

しかし、最近では英語を学びたいという需要が増加し、日本国籍の子どもたちが通うケースも増えています。

その結果、プリスクールとインターナショナルスクールの違いが曖昧になってきています。

また、需要の増加に伴い、保育事業を行う施設も増えているのが現状です。

朝から夕方まで子どもを預かる保育園のような施設や、夕方のみ開園している習い事教室のような施設も存在します。
 

保育士の仕事内容

インターナショナルスクールでの保育士の仕事は、通常の保育士と大きく変わりません。

着替えや食事など、日常生活のサポートを英語メインで行います

主な活動はネイティブの教師が担当し、それを補助としてサポートすることが一般的です。

その他、指導案やおたよりの作成なども、通常の保育士と同様に行います。

ときには日本語で話したり、日本の文化を大切にしたりするシーンもあるでしょう。

世界の文化を比較しながら子どもたちが学ぶように心がけることが、大きな特徴です。

>>>あわせて読みたい「保育士が英語力を活かして働けるインターナショナルスクールとは」
 

インターナショナルスクールで働くために必要な資格

前述のとおり、インターナショナルスクールでは日常的に英語が使われるため、多くの場合、保育士にも“英語が好きであり、得意であること”が求められます。

また、保育士資格や幼稚園教諭の免許を持っていると、インターナショナルスクールでの就職が優遇される傾向があります。

一部の施設では、英語教員資格や、TOEICの点数などが必須条件とされている場合もあります

また、主担として働くのか、補助として働くのかによっても求められる英語力は異なります。

幼児教育・保育英語検定など、身近な資格を取得することも一つの方法です。

以下は、具体的に求められる英語力の一例です。

TOEIC700点以上

日常会話ができるレベル

働きながら英語力を身につけようとする意欲

条件を満たさなくても働くことはできますが、高い英語力を持っているほど手当も高くなる傾向があります。

 

 

>>>あわせて読みたい「保育士に英語力は必要?英語を使う保育園や求められる英語力とは」

インターナショナルスクールの保育士の面接内容

以下では、インターナショナルスクールの具体的な面接の内容と、その対策を紹介します。

英語での面接

英語での面接は、高度な英語力を必要とされるのではなく、英語でのコミュニケーションをどうやって行おうとするかという意欲が見られます。

そのため、簡単な英語でも日常会話ができれば十分です。

(例)

お名前は何ですか?
"What is your name?" 

自己紹介をお願いします。
"Please introduce yourself." 

休日は何をして過ごしていますか?
"What do you do on your days off?"

また、すべての施設で英語での面接が行われるわけではありません。

施設によっては日本語での面接が主体となる場合もあります

その場合は、英語での絵本の読み聞かせや手遊びが条件となることが多いようです。 

英語での絵本の読み聞かせ

ほとんどの施設で英語での絵本の読み聞かせが実施されます。

応募時や募集要項に詳細が記載されているため、それに合った絵本を自分で用意します。

対象年齢は2歳〜3歳児向けが多い傾向があるようです。

『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールの絵本は読みやすいため、おすすめですよ。

 

  

英語での手遊び

絵本の読み聞かせと同様に、英語での手遊びも、ほとんどの施設で行われます。

詳細は事前に確認できますが、時間制限が設けられている場合があるため注意が必要です。

具体的なお題が出ることは少なく、自分に合ったものや面接を受ける施設に合ったものを選ぶ必要があります。

英語の発音も大切ですが、気にしすぎず、子どもたちが楽しめるように心がけることが大切です。

>>>あわせて読みたい「【文例あり】インターナショナルスクール保育士の職務経歴書見本」

インターナショナルスクールの保育士面接での注意点

以下では、保育士がインターナショナルスクールの面接を受ける前に、注意すべきポイントについて解説します。

希望する施設の特色を知る

インターナショナルスクールにおいて、英語を中心に幼児教育や保育を行うことは、どの施設でも共通です。

しかし、施設によってその方針は異なります。

  • 幼少期から英語を中心とした教育を行い、机に向かう時間を多く取る施設
  • 英語に慣れ親しんでもらいながらも、日常会話では日本語を大切にする施設
  • 遊びの中で英語を学ぶ施設 など

公式ホームページを見たり、実際に見学に行ったりして、希望する施設の特色を知りましょう。

事前に特色を知っておくことは、面接の際にも有利になります。

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>>>あわせて読みたい「保育士の就職活動では園見学がカギ!マナーや質問内容をご紹介」
 

社交性や協調性を大切にする

通常の保育園と同様に、インターナショナルスクールで保育士として働くには連携が大切です。

日本人は控えめで、思ったことをあまり口に出さずに空気を読む文化がありますが、それは海外では通用しません。

明るい挨拶から始めて、しっかりと意思を主張したうえで、協調性を大切にしましょう

ネイティブは日本人から見ると、ややオーバーとも感じるほどの挨拶や、ストレートな感情表現をしてくれます。

そのため、自分が思っている以上にはっきりと物事を主張しても問題ないでしょう。

ただし、あくまで協調性が大切です。
 

英語力不足でもチャレンジする

保育士が面接で最も不安に感じることは、自分の英語力ではないでしょうか。

もちろん英語力も問われますが、重要なのは、英語での受け答えができなくても臆することなく挑戦する姿勢です。

どうにかして意思疎通をしようとする習慣を身につけましょう。

ジェスチャーや知っている単語の羅列などでも構いません。

「会話をしたい」という気持ちを見せることが大切です。
 

まとめ

今回は、保育士がインターナショナルスクールの面接を受ける際に、注意すべきポイントについて紹介しました。

インターナショナルスクールの面接では、英語での日常会話や、英語での絵本の読み聞かせ、手遊びの実演などが行われることが一般的です。

しかし、英語力だけが重要なわけではありません。

施設ごとに異なる教育方針やカリキュラムを事前に理解することが大切です。

本記事を参考に、インターナショナルスクールの面接に自信を持って臨み、合格を目指しましょう。

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