保育士面接でよく聞かれる「何歳児を担当したいか」の答え方は?

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保育士の面接でよく聞かれる定番の質問に、「何歳児を担当したいか」というものがあります。しかし、中には「経験がないから分からない」「正直に答えてもよいの?」という疑問を抱く人もいるでしょう。また、採用担当者がこの質問をしてくる理由も気になるところですよね。そこで今回は、保育士の面接で「何歳児を担当したいか」と聞かれた際に印象をよくする回答例を、例文と共に紹介します。

保育士の面接で「何歳児を担当したいか」と聞かれる理由

採用担当者は、どのような意図でこの質問をするのでしょうか。
以下で詳しく解説します。

意欲を確認したい

採用担当者は面接で、応募者の意欲や志望度を確かめたいと思っています。

そのため「経験がないから分からない」といったやる気が感じられない回答や、「絶対に赤ちゃんを担当したい」といったこだわりが強すぎる回答をすると、印象が悪くなる可能性があります。

考えすぎる必要はありませんが、きちんと理由を添えて希望を伝えるのがよいでしょう。

得意不得意を知りたい

採用担当者は希望する年齢の回答から、応募者の適正を見極めることがあります。

保育士の業務内容は、担当する子どもの年齢によって大きく変わります。

そのため、適性があるクラスに配置した方が、業務がスムーズに進む場合があるのです。

職歴や子育て経験などから得意とする年齢がある場合は、エピソードを交えて伝えておきましょう。

人員配置の参考にしたい

先述の通り、採用担当者は「何歳児を担当したいか」という質問の回答を参考に、採用後の人員配置を考える場合があります。

そのため、状況や適正によっては、本人の希望に合わせた配置が行われます。

ただし、必ずしも希望が通るわけではないため「絶対に○歳児クラスを担当したい」のような回答はNG

希望を伝えつつも、柔軟に対応できる姿勢を見せましょう。

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保育士面接の質問「何歳児を担当したいか」の回答例

採用担当者に意欲を伝えるためにも、「何歳児を担当したいか」という質問の答えは事前に考えておくのがベストです。
以下では、具体的な回答例を紹介します。

自身の経験に基づく理由

実体験を踏まえて希望する年齢を伝えると、回答に説得力を持たせられます

経験に基づく理由を話す際は、その経験が保育でどのように役立つかをきちんと説明することがポイントです。

回答例

基本的には何歳児でも対応可能ですが、前に勤めていた園では2歳児クラスに配置されていたため、2歳児の対応に自信があります。
2歳児は特に多感な時期であるため、子どもの意思を尊重しながら、気持ちに寄り添ったサポートをするよう努めていました。
この経験から、貴園でもお役に立てる場面があると考えています。

回答例

私は子育て経験があるため、0歳児や1歳児などの乳児クラスを希望します。
理由は、私自身も子育てに悩んだ経験があり、保護者の気持ちに共感できると考えるためです。
特に子育てに慣れていない保護者には、温かく寄り添いながら対応させていただきます。

園の特色を踏まえた理由

自身の経験だけでなく、保育園の特色を踏まえた理由を伝えるのもおすすめです。

保育園ごとに各年齢の取り組みは異なるため、特徴的なカリキュラムや活動などがある場合は、それを参考にしてみましょう。

回答例

私は5歳児の担任を希望します。
この年齢は、小学校生活を見据えた準備が必要な時期です。
貴園では5歳児クラスから就学へ向けたカリキュラムをスタートさせていると伺い、非常に興味を持ちました。
5歳児クラスを受け持つことで、子どもたちの自己肯定感や学習意欲を高めるお手伝いをしたいと考えています。

回答例

私は0歳から2歳児までのクラスを希望します。
貴園の乳児クラスでは複数担任制を取り入れているため、経験豊富な先輩方と連携し、子どもたちの保育に取り組みたいと考えています。
先輩方から多くのことを吸収し、一日でも早く貴園に貢献できるよう尽力していきます。

>>>あわせて読みたい「保育士にとって何歳児が大変?年齢別に対応のポイントを解説」

保育士面接で避けるべき「何歳児を担当したいか」のNG回答例

希望する年齢を聞かれた際に、嘘を伝える必要はありません。

しかし、回答の内容によっては採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうことも。

以下では、「何歳児を担当したいか」と聞かれた際に避けるべきNG回答例を紹介します。

限定的すぎる回答

希望する年齢を伝えたからといって、必ずしもその通りのクラスに配置されるとは限りません

そのため、あまりにも限定的すぎる回答をするのは避けましょう

例えば「赤ちゃんが好きだから0歳児を担当したい」という理由だと、「赤ちゃんにしか興味がないのでは」と思われてしまうかもしれません。

NG回答例

私は、0歳児の担任を希望します。
理由は、保育士になりたいと思った理由が、赤ちゃんが好きだったからです。
赤ちゃんの成長過程を近くで見守りたいという思いが強くあります。

ネガティブな理由

「○歳児は嫌だから」のようにネガティブな理由を伝えてしまうと、採用担当者に傲慢で意欲が低いという印象を与える可能性があります

希望する年齢を伝えるときは、必ずポジティブな理由を考えましょう。

NG回答例

私は5歳児を担当したいと考えています。
前園では2歳児クラスを担当していたのですが、イヤイヤ期の子どもの対応に難しさを感じてしまいました。
この経験から、感情をきちんと言葉で伝えてくれる5歳児を受け持ちたいと思うようになりました。

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まとめ

今回は、保育士の面接でよく聞かれる「何歳児を担当したいか」という質問への答え方を紹介しました。

採用担当者はこの質問から、応募者の意欲や適性を確認しています。

基本的には、正直に自分の得意とする年齢を伝えるのがよいでしょう。

しかし、あまりにも限定的すぎたり、こだわりが強すぎたりする回答は、傲慢な印象を与えてしまうリスクがあります。

なるべくポジティブな理由を交えながら、希望する年齢を伝えるのがおすすめです。

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