お役立ち情報
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何らかの理由で休職中の保育士さんの中には、今の期間を利用して転職活動をしたいと考えている人もいるかもしれません。しかし、そもそも休職中の転職活動は違法なのではないか、バレたら不利になるのではないか……という不安もあるでしょう。そこで今回は、保育士が休職中に転職活動を行ううえでのリスクや成功ポイントをまとめました。
■目次
保育士に限らずですが、休職中の転職活動は問題ありません。
休職とは、会社との雇用契約を維持したまま、働くことを免除されている状態のことです。
病気やけが、海外留学、ボランティア活動など、休職に値する理由はさまざまですが、保育士の場合はうつ病などの精神疾患やけが、育児・介護など家庭の都合での休職がほとんどです。
休職中は時間の融通が利くため、その期間に転職活動を進めたいという人もいるかと思います。
休職中の転職活動に法的な規制や罰則はありませんが、以下の2点に注意しましょう。
休職中は職場に籍が残っている状態であり、まだ雇用してもらっている状態です。
そのため休職期間が終われば復帰することが前提となり、職場側も戻ってきてくれると認識している可能性が大きくなります。
復職できずに急に辞めてしまうと、場合によっては懲戒解雇などのトラブルになるかもしれません。
職場の就業規則で休職にできる理由、休職中の扱いや期間などについて決まりが定められていることがあります。
その中で、休職中の転職活動が禁止されているかどうかをよく確認しましょう。
禁止されているのに転職活動を進めた場合は、罰則の対象となるリスクがあります。
>>>あわせて読みたい「うつ病になる保育士は多い!その原因や対処法について紹介」
休職中に転職活動することについては問題ないものの、あまりおすすめはできません。
ここでは、休職中に行う転職活動のリスクについて解説します。
休職している事実によって「選考が不利になったり、悪い印象を持たれたりするのではないか?」と不安になる人もいるでしょう。
休職の事実を隠そうとする人もいるかもしれません。
しかし、応募先に休職していることを隠しても、いずればれてしまう可能性が高いです。
それは、源泉徴収票や税金の金額によって明らかになります。
休職中は給与が発生しないため、前年に比べて極端に年収が少ないと、源泉徴収票や住民税の納税額などで事情が分かってしまうのです。
嘘をついていたことが判明すると、内定が取り消しになる可能性もあります。
これはモラルの問題でもあり、休職を隠そうとするのは良い選択とはいえません。
休職中に転職活動をすることは、元の職場を裏切る行為と判断される可能性があります。
応募先からの信頼を損なってしまい、担当者に「転職後もまた同じことを繰り返すのではないか?」と疑われてしまうことにもなりかねません。
休職の理由がどうであれ、中途半端な状況で職場を変えようとすることは信頼関係にも関わってきます。
転職活動する場合は、自分なりの考えで筋を通す必要があるでしょう。
自分の中で休職中に転職活動していることに後ろめたさがあると、応募先とのやりとりの中で言動が不自然になったり、つじつまが合わなくなったりすることがあるかもしれません。
特に面接では、少なからず気を遣わなければならない場面が出てくるでしょう。
不安を抱えたままでは気持ちに余裕がなくなり、転職活動を前向きに進めていくことが難しくなります。
勢いに任せず、自分のためになる選択を第一に考えることが求められます。
>>>あわせて読みたい「保育士のHSPは長所になる!選んではいけない職場の特徴は?」
先に述べた通り、休職中の転職活動は注意しなければいけない点がありますが、どうしても転職したいという場合には以下のポイントを踏まえて行動してみましょう。
普段仕事をしているとなかなか自分を見つめ直す時間を取ることは難しいですが、休職中ならゆっくり自己分析に時間を使うことができます。
などをじっくり考えてみましょう。
自己分析は自尊心を高めることにつながるため、転職活動においても自分の軸がぶれにくくなります。
休職中の方は、それを応募先に言ってもよいのか迷うかもしれません。
しかし、休職中の事実は嘘をつかず正直に伝えるべきです。
休職することは決して悪いことではなく、誰にでも与えられている権利です。
必ずしも採用選考で不利になるとはいえません。
そのため「今の自分には必要なことだった」と自己認識することも大切です。
自分から正直に話せば、むしろ信用を得て、良い印象を与えられるかもしれません。
休職中に学んだことや励んだことがあれば、それをアピールすることでやる気や意欲が伝わります。
また、保育現場から一度離れてみると、子どもたちに対する愛おしさや仕事のありがたみに改めて気付いたりするものです。
そうした発見や学びを前向きに伝えられれば、今後活躍する見込みがあると判断してもらえるでしょう。
うつ病や適応障害など精神的な問題で休職していた場合、「今後きちんと働けるだろうか」と心配されてしまう可能性があります。
そのため「今は症状が改善し医師からの許可も出ている」などの根拠をきちんと示したうえで、働くことに対して支障がないことをアピールしましょう。
育児や介護などの理由も同様で、短時間勤務にするなど多少の配慮は必要かもしれませんが、今後は長期的に働きたいという意思を伝えましょう。
>>>あわせて読みたい「発達障がいを持ちながら保育士はできる?働くための解決策を紹介」
すっきりした気持ちで転職活動に挑みたいときは、復職後か退職後のスタートがおすすめです。
休職を乗り越えた後であれば、過去に休職した事実があってもそれを知られる可能性は低く、わざわざ転職先に説明する必要もありません。
とはいえ、自分の職場で休職中の転職活動が禁止されていないのであれば、前向きに職探しを始めるのもよいでしょう。
一生懸命保育に従事していた保育士であれば、休職していたことよりも過去の経験や取り組みが評価されることは大いにあります。
また、休職によって人間として成長し、新たな気持ちで再スタートを切る保育士を応援したいと考える保育園も存在します。
休職中だからといって、早く転職したいと焦ってしまうのはよくありません。
時間をかけ、十分リサーチしたうえで、自分の希望に沿った保育園を選ぶべきです。
準備が不十分のまま転職活動を進めて、途中で後悔してしまっては意味がありません。
闇雲に行動せず、自分が納得できる転職を実現させましょう。
休職中で不安を抱えている方には、転職エージェントの活用がおすすめです。
具体的には、以下のようなサービスが無料で受けられますよ。
●無料で内定までサポート
●理想や条件に合った求人をご提案
●履歴書や職務経歴書の添削
●事前に保育園の雰囲気を調査
●条件交渉や面接日程の調整などの仲介
今回は、保育士が休職中に行う転職活動について解説しました。
休職中の転職活動には、メリットとデメリットがあります。
それぞれを自分の状況に当てはめ、自分にとってベストな方法を選択しましょう。
転職を急がず、休職の時間を利用して今だからできることに挑戦してみるのもよいかもしれません。
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