お役立ち情報
お役立ち情報
保育士の面接試験では、最近読んだ本について問われることがあります。普段あまり本を読まない人にとっては返答しにくく、苦手な質問だと感じている人もいるのではないでしょうか。今回は最近読んだ本を聞かれる理由と、答えるときのポイントを紹介します。事前に対策をし、万全の状態で試験を受けられるようにしましょう。
■目次
試験の中で最近読んだ本を聞かれる理由は、以下の3つです。
なぜ質問されるのか意図を知ったうえで話すと、的を射た回答が作りやすくなります。
以下では、試験において重視されるポイントについて詳しく紹介します。
応募者がどんな本を読むのか知ることで、その人の人柄を知ろうとする意図があります。
面接官は履歴書をはじめとした提出書類で、応募者のことをある程度は理解しています。
しかし、紙だけでは性格や本質的な部分は分かりません。
就職後のミスマッチを防ぐためにも、直接のやり取りを通して理解を深め、自分の園に合った人かどうかを判断しようとしているのです。
最近読んだ本を知ることで、受験者の学習意欲の有無を知ろうとする意図があります。
本を読む行為は知識の獲得につながり、学習意欲があるかどうかの判断材料になります。
面接官としては、就職後も自ら勉強するような向上心のある保育士に入職してもらいたいものです。
率先して学ぶ人は、人としても、保育士としても成長します。
本を読む習慣があるかどうか知ることで、学習意欲の有無を見極めていますよ。
受験者の緊張をほぐすために、最近読んだ本を聞く場合もあります。
面接試験は就職の合否に関わるため、緊張する人も多数います。
志望動機や保育に関すること、しっかり伝えたいことで頭の中はいっぱいです。
そこで、受験者がより自然体で面接に臨めるように、保育に関する質問よりは話しやすい最近読んだ本を問うケースがあります。
しかし、リラックスさせるとはいっても面接の一部分です。
言葉遣いや答え方に配慮し、丁寧に答えていきましょう。
>>>あわせて読みたい「【保育士の面接対策】よくある質問やマナー・服装について解説」
最近読んだ本について答える際に押さえておきたいポイントは、5つあります。
以下で詳しく解説します。
全体を通して、自分の言葉で伝えることを心がけましょう。
難しい言葉や抽象的な言葉を使うと、本当に自分の意見なのか疑われてしまうことがあります。
それまで普通に話していた人が急にかしこまった話し方になると、面接官は違和感を感じるのです。
「読書や面接が苦手で答え方が分からず、参考書通りに話したものの、うまくいかなかった」という場合もあるでしょう。
無理して難しい言葉を使わず、分かりやすく簡潔に自分の言葉で伝えるとよいでしょう。
面接では、“順序立てて話ができるかどうか”がよく見られています。
試験前に、ある程度話の流れを考えておくとよいでしょう。
最近読んだ本に対する答え方としては、
❶本のタイトル
❷読んだきっかけ
❸内容
❹感想
という順番で答えるのがおすすめです。
中には緊張すると考えていたことを忘れてしまい、うまく話せなくなる人もいるかもしれません。
そういったときも焦らずに息を整え、ゆっくりと話しましょう。
正しく答えることも大切ですが、あくまで面接官とのやりとりが重視されます。
応募者が臨機応変に対応できるかを見ているケースもありますよ。
話しているうちに思い出すこともあるため、焦らずゆっくりと伝えましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の面接で緊張しない方法は?面接前や当日に実践しよう!」
面接試験での質問に対しては、正直に答えましょう。
読んでいない本を読んだと嘘をついたり、憶測で内容を話したりすることはよくありません。
面接官がその本を知っていて、嘘だとすぐにばれてしまうことも考えられます。
内容が間違っていれば読解力がないと捉えられてしまい、悪い印象を与えかねません。
質問に対しては正直に分かる範囲で話しましょう。
分からないことに対しては正直に「分かりません」と言い、誠実な対応を心掛けることが大切です。
質問に対して答えられるように、事前にしっかり本を読んでおきましょう。
質問を受けたら、最初にその本を選んだ理由を答えましょう。
たくさんある本の中から、なぜその本を選んだのかを伝えます。
本のどんなところに興味を持ったのか、詳しく伝えられるとよいでしょう。
ただし、詳しく伝えることに夢中になり、話が長くならないように注意が必要です。
ある程度焦点を絞って、どうしても伝えたい部分をまとめて伝えるとよいですよ。
「最近読んだ本」という質問で最も重視されるのは、本を読んで応募者が何を感じたかです。
特に保育士は仕事において、感受性の豊かさが重視されます。
ネガティブな感想は印象の低下につながるため、前向きな内容で答えましょう。
面接官としては、物事を前向きに捉えられる人を採用したいものです。
本を読んで良いと思ったことや、学びになったことをポジティブな言葉で伝えましょう。
また、“感じたことを実生活にどう活かしたか”まで具体的に話せるとなおよいですね。
面接官に、就職後も学びを活かして活躍してくれる人材だと感じてもらえます。
小さなことでも意識して変えられたことがあれば、積極的に伝えましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の面接を成功させる!面接時のマナーや見られるポイント」
最近読んだ本について質問されるからといって、難しい本を無理に読む必要はありません。
自分がどれだけその本に影響を受けたかが重要になります。
ただし、中には「本を読まないから答えられる本がない」という人もいるのではないでしょうか。
普段本を読まない人におすすめな本の種類は、以下の2つです。
どちらも気軽に読めるため、読書の習慣がない人も読みやすいですよ。
小説の中には、短い話がまとめて収録された短編小説があります。
小説は話が長くて集中力が途中で切れてしまう、飽きてしまうという人もいるかもしれません。
短編小説は1話ごとに話が切れるため読みやすく、飽きることなく読み進められます。
また、話が短いため短時間で読むことができ、長編小説よりも集中して読み切れます。
気になるジャンルの短編小説を探し、隙間時間に挑戦してみてくださいね。
エッセイは作者が感じたことがつづられており、有名人が出しているケースも多くあります。
親しみやすい言葉で書かれているため、読みやすく共感しやすいのが特徴です。
共感のしやすさは感想の答えやすさにも影響します。
気になる人のエッセイをチェックし、何冊か読んでみるとよいでしょう。
面接試験対策だけでなく、日々の生活充実にもつながるかもしれません。
今回は、保育士の面接試験で最近読んだ本を聞かれる理由と、答え方のポイントについて紹介しました。
面接官の意図を押さえたうえで話すことで、より自分らしさをアピールできます。
本が苦手な人は自分が読みやすい本を選んで読み、試験に備えるとよいでしょう。
ポイントを押さえて試験対策に活かしてくださいね。
【保育求人ラボ】は専門のアドバイザーがあなたに合った保育園・幼稚園の求人をご提案させていただきます。ご不安な点やご希望などしっかりとヒアリングさせていただき、サポートさせていただきます。まずはお気軽にお問い合せください。
保育求人ラボ+(保育求人ラボ プラス)は、保育系管理職(園長職・主任職等)限定のハイキャリア向け転職サービス。ハイキャリア専門のアドバイザーが、次のステージに挑戦するサポートを提供いたします。「自分の市場価値が知りたい」「現状のキャリアで管理職は可能か?」などの相談からでもOK!まずはお気軽にお問い合せください。
Instagram・TikTok・X(Twitter)・YouTubeにてお役立ち情報更新中!
フォロー・いいね・コメントよろしくお願いします♪