【2024年最新版】大阪府における保育士の給与相場・転職市場

更新日：2024/07/01

大阪府は全国平均を上回る保育士の需要を抱え、その結果として転職市場が活発です。今回は、大阪府における保育士の給与水準や転職市場の現状について解説します。大阪府の保育士に対する支援・補助制度も紹介するため、大阪府で就職・転職を考えている保育士の方はぜひ参考にしてくださいね。

■目次

大阪府の保育士の給与相場
大阪府の保育士の転職市場
大阪府の保育士に対する支援・補助制度
充実した環境の大阪府で保育士として働いてみませんか
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大阪府における保育士の給与相場

以下より、厚生労働省が発表しているデータを参考に、大阪の保育士の給与相場について解説します。

大阪府の保育士の給与相場

	男女計	男性	女性
全国平均	271,400円	306,600円	268,900円
大阪府	291,500円	283,300円	292,100円

参照：令和5年賃金構造基本統計調査｜政府統計の総合窓口（e-Stat）

大阪府の保育士の給与相場は、男女計で291,500円、男性で283,300円、女性で292,100円となっており、男女計、女性の項目で全国平均を上回っていることがわかります。

特に女性の給与が全国平均よりも約23,200円高く、大阪府では女性保育士の待遇が相対的によいことが示されています。

総じて、大阪府では保育士の給与水準が全国平均よりも高く設定されており、これは保育士の確保と定着を図るための施策が反映されているといえるでしょう。

関西の保育士の給与相場

	男女計	男性	女性
全国平均	271,400円	306,600円	268,900円
大阪府	291,500円	283,300円	292,100円
京都府	302,700円	425,400円	290,600円
兵庫県	273,000円	343,500円	260,900円
奈良県	263,300円	-	263,300円
滋賀県	252,300円	331,300円	251,500円
和歌山県	298,300円	351,400円	293,300円

参照：令和5年賃金構造基本統計調査｜政府統計の総合窓口（e-Stat）

大阪府の保育士の給与相場は、男女計で291,500円、男性で283,300円、女性で292,100円となっており、全国平均の男女計271,400円、男性306,600円、女性268,900円を上回っています。

加えて、関西地域内では京都府の男女計302,700円、男性425,400円、女性290,600円や、和歌山県の男女計298,300円、男性351,400円、女性293,800円と比べて、わずかに低いものの全体的に高水準を保っています。

これらのデータから、大阪府は保育士の待遇改善に積極的に取り組んでおり、他府県と比べても魅力的な給与水準を提供していることがわかります。

大阪府の保育士の転職市場

ここでは大阪府の保育士の転職市場について、有効求人倍率や平均年齢、平均勤続年数をふまえて解説します。

大阪府の保育士の有効求人倍率

全国平均	2.49倍
大阪府	3.07倍

参照：保育士の有効求人倍率の推移（全国）｜厚生労働省

大阪府の有効求人倍率は3.07倍となっており、全国平均の2.49を大きく上回っています。

これらの数値から、大阪府の保育士の需要は非常に高いといえるでしょう。

特に都市部では待機児童の問題が深刻であり、保育士不足が顕著であるため、有効求人倍率が高くなる傾向があります。

関西の保育士の有効求人倍率

参照：保育士の有効求人倍率の推移（全国）｜厚生労働省

大阪府の保育士の有効求人倍率は3.07であり、全国平均の2.49を大きく上回っています。

また、隣接する京都府（2.01）や兵庫県（2.18）と比較しても、大阪府の倍率が高いことから、大阪府では特に保育士不足が深刻であることがわかります。

この背景には、大阪府内の待機児童問題や、都市部での共働き世帯の増加が影響していると考えられます。

大阪府では、保育士の確保と定着を目指して、給与の引き上げや就労支援、研修制度の充実など、多角的な対策が求められています。

高い有効求人倍率は、保育士にとって転職の機会が多いことを意味しますが、一方で保育施設にとっては質の高い保育士の確保が難しくなるため、労働環境の改善や魅力的な職場づくりが一層重要となるでしょう。

大阪府の保育士の平均年齢

	男女計	男性	女性
全国平均	38.0歳	35.4歳	38.1歳
大阪府	36.6歳	31.1歳	36.7歳

参照：令和5年賃金構造基本統計調査｜政府統計の総合窓口（e-Stat）

大阪府の保育士の平均年齢は男女計36.6歳、男性31.1歳、女性36.7歳です。

この数値は、全国平均と比較して低くなっており、大阪府では比較的若い保育士が多く働いていることを示しています。

若い保育士が多い理由として、都市部の保育施設が多く、新卒者や若年層が働きやすい環境が整っていることが考えられます。

また、大阪府が実施する保育士支援制度や研修制度が充実しており、若い世代が保育士としてのキャリアをスタートさせやすい環境が整っていることも影響しているでしょう。

大阪府の保育士の平均勤続年数

	男女計	男性	女性
全国平均	8.5年	7.3年	8.6年
大阪府	9.5年	11.8年	9.3年

参照：令和5年賃金構造基本統計調査｜政府統計の総合窓口（e-Stat）

大阪府の保育士の平均勤続年数は、男女計で9.5年、男性で11.8年、女性で9.3年と、全国平均の男女計8.5年、男性7.3年、女性8.6年を上回っています。

これにより、大阪府の保育士は全国平均と比べて長く働き続けていることが分かります。

特に男性保育士の平均勤続年数が全国平均を大きく上回っており、この背景には、大阪府の保育士支援制度が充実していることや、保育士として働きやすい環境が整備されていることが考えられます。

このように、安定した勤務環境が整っていることが保育士の長期勤続に寄与しており、大阪府は保育士の定着率が高いといえるでしょう。

大阪府の保育士に対する支援・補助制度

大阪府では各市町村で保育士に対する支援補助制度が行われています。

ここでは大阪府の保育士に対する支援・補助制度を3つ紹介します。

保育士就労支援事業

大阪府が行っている保育士に対する支援・補助制度の一つが、保育士就労支援事業です。

この事業では、保育士資格を有する未就労者や再就職を希望する人に対して、就職相談や職場見学、インターンシップの機会を提供しています。

また、就職後のフォローアップも行い、安定した就業をサポートしています。

参照：保育士として働きたい人への支援情報を掲載しています！｜大阪府

保育士宿舎借上げ支援事業

大阪府では、保育士の生活環境の向上を図るために、保育士宿舎借上げ支援事業を実施しています。

この事業では、保育施設が保育士の住居を借り上げ、その家賃の一部を府が補助することで、保育士の住宅負担を軽減しています。

これにより、保育士の定着率向上と人材確保を促進しています。

参照：保育士確保のための貸付事業｜大阪府

保育士修学資金貸付制度

大阪府は、保育士を目指す学生に対して、修学資金を無利子で貸し付ける制度を設けています。

この制度は、保育士養成施設に在学中の学生が対象で、卒業後に一定期間保育士として勤務することで、返済が免除される仕組みです。

この支援により、保育士を目指す若者の経済的負担を軽減し、将来の保育士確保につなげています。

参照：保育士として働きたい人への支援情報を掲載しています！｜大阪府

充実した環境の大阪府で保育士として働いてみませんか

今回は、大阪府の保育士の給与相場や転職市場、保育士に対する支援・補助制度について紹介しました。

大阪府は給与相場も高く、転職市場をふまえても転職しやすい環境だといえます。

支援制度も豊富に行われているため、これから保育士としての就業を目指す保育士にもおすすめの環境です。

「保育求人ラボ」「保育求人ラボ＋」では大阪府で働きたいと考えている保育士のサポートを行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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