お役立ち情報
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フルーツバスケットの指導案の書き方に困っている方もいるのではないでしょうか。保育実習でも多く使われ、子どもからの人気も高いフルーツバスケット。工夫次第で担当クラスにピッタリの遊びに展開させられますよ。今回は、保育実習でフルーツバスケットをする際の指導案の書き方や導入、年齢別の遊び方を紹介していきます。
そもそも、フルーツバスケットがどのような遊びなのかを説明します。
❶4種類ほどの中から、1人1つのフルーツを振り分けておく
❷人数分より1脚少ない椅子を輪に並べ、1人が輪の中心に立つ
❸輪の中心に立った人は、組み分けられたフルーツの中から1つのフルーツを言う
❹自分のフルーツが言われたら座っていた椅子から離れ、空いている別の椅子に座る
❺椅子に座れなかった人が輪の中心に立ち、フルーツの名前を言う
❻「フルーツバスケット」と言った場合は、全員が移動する
ルールが決められているため、ルールを守って遊べる3歳~5歳児におすすめの遊びです。
準備物も椅子のみと、手軽に遊べますね。
室内で遊ぶことができ、雨の日の活動としても人気があります。
>>>あわせて読みたい「保育園の室内遊びはメリットいっぱい!年齢別おすすめの遊び方」
ここからは、フルーツバスケットの指導案を書く際のポイントを紹介していきます。
フルーツバスケットの指導案の例です。
フルーツバスケットのねらいには以下のようなものがあります。
フルーツバスケットはルールを守るだけでなく、場面に応じた発言をする力が求められます。
年齢の低い子どもにはルールの範囲内で楽しむこと、年齢の高い子どもには考えたことを発言することをねらいにするとよいでしょう。
普段の保育中の様子から、子ども達に身に付けてほしい点を把握しておくことがポイントです。
活気がないため元気に遊んでほしい、お友達のことを考えながら遊んでほしい、など、自分がしたい保育ではなく、誰に対して保育をするのかに重きを置くと考えやすいですよ。
フルーツバスケットは椅子を移動する際に走ることが多いです。
そのため、大きい保育室を用意し、倒れたりぶつかったりしそうなものを移動させて、安全な環境を作っておきましょう。
お昼ご飯など次の活動とのつながりも考えなければならないため、担任の先生と話をして場面に適した環境構成をする必要があります。
椅子で輪を作る際も、子どもたちが自分で椅子を並べるのか、実習生が事前に並べておくのか、子どもたちの力に合わせた指導案を作る必要があります。
指導案には図を書くだけでなく、文字で細かい説明を入れておくと、先生にも理解してもらいやすいですよ。
恥ずかしくて言いたくない子、わざと座らない子などさまざまな姿が予想されます。
事前にルールを決めておき、子どもたちと確認しておきましょう。
実習生がルールを説明するだけでなく、子ども達に復唱してもらうことでルールが定着します。
ルールが定着すると子ども同士で注意し合えるので、ルールの定着を目指しましょう。
座れなかったことが悔しく、泣いてしまう子どももいるかもしれません。
その場合は他の子と交代できるなど、特別ルールを考えておくことで遊びがスムーズに展開できますよ。
マイナスなイメージが多く出てくるかもしれませんが、楽しく遊ぶ子ども達の様子を想像すると、楽しく準備に励めます。
普段から子どもたちの動きを観察しておくことで、実習生がどのように動けばよいか想像しやすいです。
予想される子どもの動きを多く挙げておくと、実習生の動きも書きやすいでしょう。
フルーツバスケット中においても、一緒に遊びへ参加するのか、遊びを見守るのか、実習生によって異なります。
自分に合った保育スタイルや子どもの様子に合わせて考えるとよいですね。
動きを書くだけでなく、声かけ方法を書いておくことも大切です。
遊びを展開させる声かけや楽しさを共有する声かけを書いておくと、より遊びが盛り上がるでしょう。
見守る保育をしたい方でも、声かけは忘れずしましょうね。
自分が行いたい保育と園の方針があっていないと、思うような保育が行えません。
実習先や就職先の園選びを慎重に行わないと、苦しい思いをしてしまうでしょう。
初めての就職先選びはどのようにして選べばよいかわからず、悩みますよね。
専門のキャリアアドバイザーと一緒に自分に合った園を選んでみてはいかがでしょうか。
子どもたちがどれだけ遊びに関心を持てるかは導入にかかっています。
ここでは3つの導入を紹介します。
1日実習なのか部分実習なのかによって導入法が異なります。
導入にどれだけの時間を取れるのか、用意してもらった実習時間から逆算して考えましょう。
果物のシルエットが描かれたカードを子どもたちに見せ、果物名を当ててもらうゲームです。
クイズ形式の遊びは子どもたちも積極的に参加してくれるため、導入にぴったりですよ。
たくさんの果物が登場する絵本です。
擬音も多く登場するため、子どもたちもノリノリで絵本を読んでくれます。
遊びを発展させる際に、擬音ごとにグループ分けをすると一貫性のある保育が行えますよ。
設定保育の時間が多くある実習では、製作も同時に行うとよいでしょう。
フルーツを描いたカードを製作し、それを首にかけたままフルーツバスケットを行います。
自分がどの果物かわかりやすく、遊びをわかりやすくさせることができますね。
ルールが細かく決められているフルーツバスケットは、年齢によって楽しみ方が異なります。
ここからは年齢ごとの遊び方を紹介します。
年齢にとらわれるのではなく、子どもたちの発達段階に沿った遊び方を展開しましょう。
スタンダードな遊び方でルールを覚えていくことが大切です。
自分がどのフルーツに振り分けられたか覚えられない子どももいるかもしれません。
そのため、フルーツカードを配布しておき、いつでも確認できるようにしてあげると安心ですよ。
みんなの前で発言することが恥ずかしいと感じる子は、実習生が一緒に言ってあげると、自信をもって発言できるでしょう。
実習生が主体となって遊びを進めることで、円滑に勧められますよ。
フルーツの数を増やしても楽しめるようになるでしょう。
また、3歳児と比べて、知識量も豊富になってきます。
そのため、フルーツだけでなく、動物や色、生まれた季節などグループ分けを変えても遊びを発展させられます。
子ども達が今興味のあるコンテンツや季節のものに着目すると、他の活動とも結びつけた遊びに発展できますよ。
フルーツバスケットだけでなく、なんでもバスケットをしてみることがおすすめです。
「朝ごはんがパンだった人」「赤い服を着ている人」というように、子どもたちにお題を考えてもらうことで、考えて行動できる遊びにレベルアップさせられますよ。
お題が思い浮かばない子もいるため、お題をひらがなで書いたカードを用意しておくと、どの子も楽しく遊べるようになります。
子どもが主体となって遊べるよう、さりげない手助けをしてあげるとよいですね。
>>>あわせて読みたい「保育に取り入れたいルールのある遊び!年齢別のおすすめの遊び方」
保育でのフルーツバスケットは、ルールを守る力や考えて行動する力などさまざまな力を伸ばすことにつながります。
担当するクラスの子ども達に求める姿は何かを考えると指導案が書きやすくなります。
また、年齢や子どもたちの様子によって指導案も異なるため、普段から子どもたちの様子をしっかり見ておくことが大切です。
子どもたちが笑顔で遊びを終えられるよう、事前の準備を徹底しましょう。
実習は保育士として働くためのものです。
いざどんな職場で働くか、実習終わりに専門のアドバイザーと話してみるとのはいかがですか。
素敵な保育士になるために、自分にぴったりの園選びをしましょう。
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