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保育士は忙しいわりに給料が安く、休みが取れないというマイナスのイメージがある方も多いのではないでしょうか。子どもが好きで保育士になりたい!と思っている方でも、働き方次第では二の足を踏んでしまいますよね。今回は、保育士の休みに関する働き方事情について解説します。
■目次
基本的に保育士の休みは、日曜・祝日とお盆、年末年始などです。
ですが、保育園は働く保護者の子どもを預かる施設であるため、運動会や生活発表会といった行事は土日に行われることがほとんど。
そのため、行事がある土日は、保育士は出勤せざるを得ません。
それに伴い、残業や持ち帰り仕事が発生してしまうことも珍しくなく、プライベートの時間が無いと感じる保育士は多いようです。
また、公立保育園で働いている保育士の場合、土日に地域の行事に参加しなければいけないこともあります。
振替休日が取得できる保育園もありますが、保育士が少ない保育園では、なかなか休みがとりづらいことが現状です。
では、有給休暇や産休・育休などの休み事情はどうなのでしょうか?
忙しい日々の業務の中で、「長期休暇を取ってリフレッシュしたい!」と思うこともあるでしょう。
もちろん有給休暇は労働者の権利としてありますが、保育士不足の現場では、長期休暇や有給消化を取ることが難しい場合もあります。
反対に、働き方改革として、しっかりと休みを取ってまた仕事を頑張れるように、とリフレッシュ休暇などの長期休暇を積極的に取らせる園もあるようです。
また、公立保育士よりも、私立保育士の方が有給休暇を取りやすい傾向にあり、施設によっては有給消化率が100%を達成しているところもあります。
>>>あわせて読みたい「【保育士の有給】有給休暇の仕組みと取りやすくするコツを解説」
産休・育休は、労働基準法や育児・介護休業法で国民の権利として定められているため、取得すること自体は問題ありません。
しかし、保育の現場では、産休を取りづらいと感じてしまい、そのまま退職したり、育休を満期の1年を取得せずにすぐに復帰するといったことが見られます。
その背景には、やはり保育士の人材不足が挙げられます。
「自分が抜けることが申し訳ない」「なんだか居づらくなってしまった」「1年も休んでしまうと、自分の居場所がなくなってしまうのではないか」など、さまざまな不安から離職するという決断を下してしまうようです。
>>>あわせて読みたい「保育士の産休と育休の取り方!基礎知識を知って不安を無くそう」
働き方改革が進んで有給消化率が少しずつ高くなってきているとはいえ、まだまだ保育士の休みは取りづらい傾向にあります。
しっかりと子どもと向き合うためにも、保育士の負担を軽くし、休みが取れるような工夫をする必要があります。
保育士は、日誌や子どもたちの出欠確認など、こなさなければならない事務作業が多くあります。
これは、残業や持ち帰り仕事が発生する原因の一つです。
これらの事務仕事をICT化し、そのシステムを導入することで、保育士の負担の軽減につながります。
これらのICT化は、市町村からの補助金を受けることができるため、積極的に活用することをおすすめします。
>>>あわせて読みたい「保育業界のICT化とは?ICT化のメリット・デメリットも紹介」
保育士は、基本週休2日制です。
しかし、ワークライフバランスの確保を目的に勤務時間を延長することで、週休3日制度を取り入れている保育園もあります。
働き方としては、原則、週4日の1日10時間勤務となります。
休みが増えることによりプライベートな時間の確保にもつながるため、家庭や子育てとの両立もしやすいでしょう。
保育園の中には、「長時間勤務や休日出勤は当たり前」「有給休暇や休憩が取れない」などの、いわゆるブラック保育園が存在します。
そういった職場環境の悪さは、心身の不調をきたす原因につながるため、転職を検討すべきといえます。
近年は、保育士不足の解決を目的として、さまざまな休暇制度を設けている保育園が増えています。
求人票や保育園のホームページを確認する際、自分に合った休暇制度があるかどうかを確認するのも良いでしょう。
>>>あわせて読みたい「ブラック保育園のリアル!特徴や見分け方をレクチャーします」
保育士が、なかなか休む時間がないといわれる背景には、保育士不足が関係しています。
そのため、保育士の負担を軽減するべく保育現場ではさまざまな工夫がされています。
働き方改革に伴ってワークライフバランスが取りやすいことを全面に出している求人もあるため、転職を検討する際は、自分の目でしっかり確認するようにしましょう。
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