【保育士の転職】退職に踏み切る前に辞めたい理由を振り返ろう

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保育士の仕事は楽しいことばかりではなく、ときには辛いことや嫌なこともたくさん待ち受けています。女性が多い職場ならではの人間関係や子どもとの接し方、保護者対応など悩みは尽きません。保育士を辞めたいと考えたときに、本当に退職すべきなのか、行動に移す前に振り返っておきたいことについて解説します。

保育士が退職したいと思う理由とは?

自分がどのような理由で保育士を辞めたいのか、退職に踏み切る前に一度振り返ってみましょう。

以下では、多くの保育士が退職を考える理由について紹介します。

人間関係で辞めたい

保育士の退職理由として、人間関係は多く挙げられる理由の一つです。

特に他の保育士や保護者との人間関係が辞めたいと思う理由につながるようです。

ここでは、対保育士と対保護者の場合に分けて、どのようなことが退職したい理由につながるのか見ていきましょう。

<対保育士の場合>
先輩保育士から嫌みを言われる、いじめられる…保育士の世界では今でもそのようなことがあります。

保育士同士の人間関係で悩んでいるのであれば、悩んでいる相手が複数なのか、1人なのかを考えてみましょう。

もしも相手が1人で、その人以外との人間関係が良好なのであれば、翌年度から状況が変わる可能性も大いにあります。

また、相手が複数なのであれば、転職を考えても良いでしょう。

保育はチームプレイが必要不可欠であるため、クラス運営にも支障をきたしてしまう可能性もあります。

何より、心身にストレスを抱え込んでしまうことにもなりかねないでしょう。

<対保護者の場合>
保護者の中にもさまざまなタイプの人がおり、中にはモンスターペアレントと呼ばれる保護者がいることも…。

毎日のように寄せられるクレームは、多くの保育士の悩みの種でもあります。

クレーム対応を含めた、保護者との関わりに精神的に疲弊してしまう保育士は少なくなく、退職に至る保育士がいることも事実です。

もしも精神的に参ってしまうほどの特定の保護者がいる場合は、園長や主任に言及し、クラスを外してもらったり、会う時間がかぶったりしないように配慮してもらうのも良いでしょう。

ただし、その保護者に対して、園長や主任が保育士ではなく保護者側に肩を持つのであれば要注意です。

保育園と保育方針が合わない

意外にも、保育園との保育方針が合わず退職を決める保育士は多いようです。

保育園によって保育方針はさまざまであり、内容によってはある程度の妥協は必要かもしれません。

自分にとってはもっと他の保育をしたいと思っていても、保育園にとっては最善の方法であることもあります。

例えば、 都心の保育園で木登りや裸足で園庭を駆け回る保育がしたい!と思っても、園庭がない保育園であれば、物理的に無理なことも出てきます。

もしも「提案したけれど、聞く耳を持ってもらえなかった」など自分の力で改善することができなかった場合は、転職で他の保育園を見ることも一つの方法です。

他の保育園に勤めることで、得るものもたくさんあります。

給料が低い

保育士の給料は、近年増加傾向にあるものの、他業種と比較してまだ低い傾向にあります。

もちろん保育園によっても異なり、月給が良くても賞与が少なかったり、手当ばかりで基本給が低く設定されていたりと給与事情はさまざまです。

保育士の給料問題に関しては、昇給やキャリアアップが望める「キャリアアップ研修」や平均経験年数に応じて支給される「処遇改善加算」などの対策が行政によって行われています。

転職をしたからといって確実に給料がアップするとは限らないため、このような制度を利用してみるのも良いでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士のキャリアアップ研修とは?仕組みや研修内容について」

休みが取れない

特に人手が不足している保育園は、希望する休みが取れなかったり、自由に有給休暇を取れなかったりといったことがあるようです。

また、基本的に保育士は日曜が休日となりますが、保育園の行事は土曜・日曜に行われることが多いため、その日は出勤しなければなりません。

通常であれば、その代休を平日に取得しますが、代休を取れないことも多く「他の職種に就きたい」と考える保育士も多いようです。

加えて、仕事量の多さからプライベートの時間を確保することができず、体調を崩してしまう保育士も…。

きちんとプライベートが確保されており、有給休暇が取得しやすい環境を求めるのであれば、保育士の人数が潤っている保育園を選ぶことをおすすめします。

保育士を退職する前にできることは?

日々仕事への辛さが募り、早く退職を告げたいと考えてしまうでしょう。

ですが、せっかくなりたいと思って就いた保育士の仕事。

退職を決断する前に、解決できる方法を考えてみましょう。

信頼できる同僚や先輩に相談してみる

信頼できる同僚や先輩に、今抱えている辛さや悩みを相談することで、良いアドバイスがもらえるかもしれません。

自分だけが感じていると思っている悩みは、意外にも他の保育士も感じているケースが多いです。

保育士同士、同じ悩みを共有することで「自分だけじゃなかった」「みんな同じ悩みがあったんだ」と安心感を感じられ、ネガティブな気持ちから解放されるでしょう。

また、経験年数が長いベテランの保育士に相談してみるのもおすすめです。

「過去に同じことを考えていたけれど、これで解決できたよ!」といった解決方法を教えてもらえる可能性もあります。

一人で抱え込むのではなく、自分の気持ちを周囲に吐き出すことが大切です。

自分の悩みと向き合い、対処法を見つける

自分が抱えている悩みときちんと向き合い、自分に合った対処法を見つけることも方法の一つです。

保育士になる方は感受性が強く、責任感が人一倍あることから、中には「自分が悪い」と自分を責めてしまう保育士もいるでしょう。

悩みとの向き合い方は「悩みを忘れて好きなことに没頭する」「友達と会って仕事の愚痴を聞いてもらう」「ノートに思いの丈をつづる」など、人によってさまざまです。

自分が何をしたら悩みから解放されるのか、どうしたら解決できるのかを考えることが大切です。

もしも解決方法が見つかった場合は、どんなことをしたのか、ということをメモしておくことで、同じ状況に直面しても乗り越えることができるでしょう。

保育士としてのやりがいや魅力を再認識する

「仕事が楽しくない」「子どもと関わりたくない」とネガティブな気持ちを抱えているときこそ、保育士としてのやりがいや魅力を思い出してみましょう。

保育士は、子ども達の成長を間近で感じることができ、喜びや充実感、感動といった経験をたくさんすることができる仕事です。

これまでに自分が仕事を通して感じたやりがいや嬉しかったこと、楽しかったことをノートに書き出してみることもおすすめです。

「やっぱりこの仕事が好き」と思えるきっかけになるかもしれません。
>>>あわせて読みたい「保育士の魅力って?子どもと一緒に成長し楽しいことが盛り沢山!」

まとめ

転職を考えた場合、衝動的に辞めるのではなく、自分がどうして辞めたいのか振り返ることが大切です。

休日日数が少ない分、給料が多めに設定されていたり、有給休暇は取得しやすいけれど給料は低くなっていたり…と完璧な求人はそうそう無いもの。

また、辞めたい理由を振り返ることで、退職をせずとも解決できることもあります。

何が一番大切なのかを考えたうえで、転職活動を行いましょう。

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