【2024年前期保育士試験】概要まとめ|今からできる準備とは

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2024年4月に行われる前期保育士試験についてまとめました。保育士になるために、今は第一関門である筆記試験に向けて猛勉強中なのではないでしょうか。国家資格の中でもひときわ合格率が低く、難関資格とも言われている保育士。試験当日に本領発揮できるよう、今から準備することや試験スケジュールなどについて詳しくまとめましたので、参考にしてみてください。

令和6年前期保育士試験のスケジュール

保育士試験は前期と後期の年に2回行われます。

1年に2度試験を受けるチャンスがあるため、たとえ前期で落ちたとしても後期で挽回することが可能です。

ここでは、令和6年度(2024年)前期試験についてまとめていきます。

令和6年度(2024年)前期試験日

筆記:4月20日(土)、21日(日)
実技:6月30日(日)

受験申し込み期間

令和6年1月10日(水)から1月30日(火)まで

前期筆記試験の受験票送付期間

4月4日(木)~4月11日(木)

前期筆記試験の結果通知・実技試験の受験票送付期間

ともに6月4日(火)~6月12日(木)

合格または一部科目合格通知書送付期間

令和6年7月31日(水)~8月9日(金)

参照:一般社団法人全国保育士養成協議会

前期保育士試験の内容

保育士試験は筆記試験と実技試験の2種類があり、筆記試験に合格すると実技試験に進めます。

令和6年保育士試験[前期]筆記試験

筆記試験は2日間に分けて行われ、1日目に4科目、2日目に5科目実施されます。

各科目1時間で、午前中から始まりお昼を挟んで夕方頃に終わります。

4月20日(土) 4科目

  • 保育の心理学(11:00~12:00)
  • 保育原理(13:00~14:00)
  • 子ども家庭福祉(14:30~15:30)
  • 社会福祉(16:00~17:00)

4月21日(日) 5科目

  • 教育原理(10:00~10:30)
  • 社会的養護(11:00~11:30)
  • 子どもの保険(12:00~13:00)
  • 子どもの食と栄養(14:00~15:00)
  • 保育実習理論(15:30~16:30)

令和6年保育士試験[前期]実技試験

筆記試験にパスしたら、実技試験を受けます。

実技試験は3つの表現技術を見る内容になっており、どれも保育現場で必須となるものです。

よって実技試験を受ける前に、細かな知識と技術を身に付けておく必要があります。

6月30日(日) 下記のうち2分野を選択

  • 音楽に関する技術
  • 造形に関する技術
  • 言語に関する技術

 

保育士試験の気になる合格率

保育士試験の合格率と、筆記試験・実技試験の合格率をみてみましょう。

数字を把握することで、試験の攻略方法が見えてきます。

保育士試験の合格率

保育士試験の合格率は毎年約20%です。
ここ数年で合格率は上がってきているものの、まだまだ国家資格の中でも難しい試験の1つです。

なぜこんなにも合格率が低いのでしょうか。
それは広い範囲に及ぶ試験内容に加え、専門分野の数が多く、膨大な知識を必要とするためです。

また、1つの科目に対し60%以上正解しないといけないため、まんべんなく勉強しなくてはなりません。

つまり、不得意科目があるから得意科目でカバーするということができないということ。
保育士試験に一度で合格するにはかなり集中した時間と勉強量が必要なため、複数回に分けて合格しようと割り切る人も多くいます。

このように保育士試験の合格を目指すには、それぞれに合った取得方法があります。
しかし、試験を受けるごとに受験料がかかるので、できるなら一度で合格したいものですね。

筆記試験の合格率

筆記試験の合格率は平均20%台
何を隠そう保育士資格の取得を難しくしているのが、保育士試験の第一関門である筆記試験なのです。

筆記試験の科目別に過去6年間の合格率を見てみると、とりわけ合格率の低い科目が教育原理・社会福祉・児童家庭福祉の3科目だということが分かります。
これらは、合格率50%を切る年が度々出る難易度の高い科目です。

特に教育原理と児童福祉は合格率30%〜40%の数字を叩き出す難関科目ですので、重点的に勉強するといいでしょう。

実技試験の合格率

実技試験も1科目あたり60%以上の得点を取らなくては合格になりません。

しかし実技試験の合格率は比較的高いと言われていて、平均すると75%前後をマークしています。
そうはいっても25%が不合格になるということのため、油断大敵ですね。

合格率が高いとはいえ、実技試験に合格しなければ保育士免許は取れないため、筆記試験を突破したら再度気を引き締めて実技試験に臨みましょう。

まずは筆記試験をすべてクリアしなければ実技試験に進めないため、効率のいい勉強対策をどれだけ取り入れられるかが重要なポイントになります。

 

前期保育士試験の対策と学習法

前期保育士試験を攻略する対策とおすすめの学習法を紹介します。

筆記試験

●通信講座を受ける
課題を提出し、添削を受けることで自分では分かりにくい弱点を発見するメリットがあります。

スケジュール管理ができるため計画的に学習を進められるというポイントも。

自分にあった学習プログラムを提案してもらえるため、各分野をバランスよく学習できるでしょう。

●過去問を解く
基本的な知識を入れたら過去問に挑戦してみましょう。

難しい問題でも、繰り返し解くことで攻略することができるのが、保育士試験。

間違えた箇所は何度も解き、徹底的に頭にインプットさせましょう。
>>>あわせて読みたい「【保育士試験の参考書】合格を目指す!おすすめの参考書9選」

実技試験

実技試験ではその名の通り、実技を試される試験です。

試験管の前で技術を見せる試験のため、緊張はつきもの。 緊張して当たり前という気持ちで臨みましょう。

実技は練習を重ねていけば確実にスキルアップできるため、何度も練習することが大事です。

実試験内容は、全国保育士養成協議会のHPで発表されるため、必ず確認しましょう。

>>>あわせて読みたい「保育士実技試験の「音楽」苦手でもクリアできる?試験内容と対策」

>>>あわせて読みたい「保育士実技試験「造形」の練習方法とは?試験内容と対策について」

>>>あわせて読みたい「保育士実技試験「言語表現」に合格するための対策とは」


試験2週間前の準備と心構え

試験というのは緊張するものですが、緊張してしまうとせっかくの実力が発揮できないまま…なんてことも。

そうならないように、適度な緊張を味方にしつつ、試験に向けて備えておきたい必要なポイントをあげていきます。

試験会場の確認

当日スムーズに会場まで行けるように、前もって会場の場所をリサーチしておきましょう。

電車乗り換え、駅からの道順など調べておくと、知らない土地への不安が無くなり緊張を和らげる効果があります。

できれば実際に足を運んでみるといいですね。

学習範囲を広げない

保育士試験日が近づいてくるとどうしても焦って、あれもこれもと学習範囲を広げてしまいがち。

しかし、ここは気持ちを落ち着かせて今までの学習方法を繰り返すことをおすすめします。

なぜなら試験直前に解けない問題が出てくると不安になってしまうため。

今まで通り、積み重ねてきたペースでじっくり学習した方が精神的にもプラスになり学習の成果が出やすく効果的です。

 

まとめ

前期保育士試験の筆記試験は難易度が高いですが、毎日コツコツと勉強を積み重ねていけば一発合格も夢ではありません。

実技試験の内容も保育現場ですぐに活用できるスキルのため、努力は無駄にはなりません。

子どもたちに慕われる素晴らしい保育士を目指して、試験を乗り越えられるように頑張りましょう。

 

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