お役立ち情報
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保育園で子ども達に「文化の日ってどんな日?」と聞かれたら、どのように説明しますか?文化の日があることは知っているものの、どんな日かを説明することは意外にも難しいですよね。どのように説明すべきか悩む保育士も多いことでしょう。今回は、子どもに分かりやすく文化の日を説明する方法やおすすめの過ごし方について解説します。
■目次
文化の日とは、”自由と平和を愛し、文化をすすめる日”として定められている国民の祝日です。
文化の日には、科学技術や芸術など、その年に文化の発展においてめざましい功績をもたらした方に授与される文化勲章の授与式が行われます。
また、文化庁が主催する芸術祭が行われたり、芸術に関する博物館・美術館が入館料無料イベントを行ったりと、さまざまなイベントを実施するところもあります。
文化の日は、1946年11月3日に日本国憲法が制定されたことをきっかけに、1948年に祝日法により定められました。
日本国憲法には、自由と平和を大切にするという意味があることから、憲法の精神に最大限基づいた祝日であるといえるでしょう。
また、文化の日が制定される以前は、11月3日が明治天皇の誕生日であることから”明治節”という名の国民の祝日とされていたようです。
新たに祝日を定めるにあたって、第二次世界大戦前の明治節を残したいという思いから、文化の日が生まれました。
子どもに文化の日について知ってもらうために、イメージが膨らむような例えを交えて伝えると良いでしょう。
文化の日について子どもに分かりやすく説明する方法は、以下の通りです。
<乳児向け>
文化の日は、みんなが健康で楽しく過ごせること、ありがとうと言ってお祝いする日です。
文化というのは、みんなが大好きな絵本を読んだり、歌を歌って踊ったり、お絵描きをしたりすることをいいます。
だから、文化の日も、みんなで楽しく歌を歌ったり、お絵描きしたりしてたくさん楽しもうね。
<幼児向け>
11月3日は、文化の日です。
”文化”って聞いたことあるかな?
文化というのは、みんなが大好きな絵本や歌、アニメなど、楽しく幸せに過ごせるようにと、人が作ったものを文化といいます。
みんながいつもお話している言葉も、文化の一つです。
文化の日は、そういった文化を大切にしていくために、みんなで考えたり、楽しく過ごす日です。
だから、文化の日は、みんなで好きなことをして楽しく過ごそうね。
ただ「文化」と言われても、ピンとこない子がほとんどです。
まずは、文化というものを身の回りのことに例えて伝えてあげると良いでしょう。
保育園で毎日親しんでいる遊びを交えると、イメージがしやすく分かりやすいです。
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日本には、伝統や絵画、舞踊など多くの芸術が溢れています。
この機会に、子ども達と日本ならではの文化に触れてみましょう。保育園での文化の日のおすすめな過ごし方は、以下の通りです。
日本の文化にまつわる絵本の読み聞かせは、文化の日のおすすめな過ごし方の一つです。
言葉で説明するには難しい日本の文化ですが、絵本を取り入れることで、楽しく学ぶことができます。
また、絵本ならではの可愛らしいイラストや分かりやすい文章は、子どもの興味を掻き立て、理解を深めることにもつながります。
子ども達も絵本で紹介した文化に、「やってみたい!」「行ってみたい!」という気持ちを持つかもしれません。
日本で昔から親しまれている伝承遊びを楽しむのも、文化の日を楽しく過ごすのにぴったりです。
わらべうたを歌ったり、竹とんぼ飛ばしたり、あやとりに挑戦したり… さまざまな伝承遊びに触れてみましょう。
普段の遊びとはまた違った楽しさを経験でき、子ども達も新しい発見があるかもしれません。
また、伝承遊びで使う玩具は、手作りできるものが多くあります。
自分達で一生懸命作れば、愛着を持ってより楽しく遊ぶことができるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育で取り入れたい!伝承遊びのねらいとおすすめの遊び方」
文化の日には、美術館や博物館で入館料無料など、さまざまなイベントを実施している施設が多くあります。
この機会に、戸外活動として子ども達を美術館・博物館へ連れていくのもおすすめです。
ここでのポイントは、子ども達が興味・関心を持つようなテーマを選ぶことです。
例えば、恐竜や動物、昆虫などの博物館であれば、小さい子どもでも楽しむことができます。
子どもにとって美術館や博物館に行くことは、知的好奇心を刺激する効果が期待できるため、有意義な時間を過ごせるでしょう。
文化の日は、”自由と平和を愛し、文化をすすめる日”として定められている国民の祝日です。
保育園では、子ども達が日本の文化に触れられるような遊びや活動を行うことをおすすめします。
文化の日について分かりやすく説明することで、子ども達にとって新たな発見ができる日になると良いですね。
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