お役立ち情報
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お正月の風物詩である書き初めについて、保育園で説明してみましょう。日本では古くから伝わる伝統的な文化の一つですが、保育園に通う子どもにとってはあまり馴染みがないかもしれません。書き初めがどのような文化なのかを分かりやすく説明すれば、日本ならではの風習に興味を持ち、理解も深まることでしょう。今回は、子どもに分かりやすく書き初めについて説明する方法や保育園での楽しみ方を紹介します。
■目次
書き初めとは、新年になって初めて毛筆で文字や絵を書く、日本のお正月行事です。
新年の抱負や目標、四字熟語などの言葉を書くことが定番です。
そして、1月中旬頃に神社やお寺で行われる”どんど焼き”で燃やすという風習があります。
この”どんど焼き”で書き初めを燃やす際、炎が高く立ち昇れば「書き初めに書いた目標が成就する」「習字が上達する」と言われています。
書き初めは一般的に、1月2日に行います。
その理由は、昔の仕事始めは1月2日であったため、それにあわせて書き初めを行うことが縁起が良いとされていたからです。
また、現在では、書道や茶道、華道などのお稽古ごとを1月2日から始めると上達する、と言われています。
そのため、この日を”初稽古の日”とする習い事も多いようです。
書き初めは、平安時代の宮中行事が起源とされています。
元日の朝に初めて汲んだ水で墨をすり、新年の縁起が良い方角に向かってめでたい詩歌や祝賀を書いていたことに由来するようです。
その後、江戸時代に入ると寺子屋の普及により庶民に広まったとされ、現在も日本の大切な伝統文化として親しまれています。
子どもに分かりやすく書き初めについて説明する方法は、以下の通りです。
乳児クラスの場合、実際に習字を見せながら説明をしてあげると興味が持てるかもしれません。
小さい子どもにとって、字を書くことや目標という言葉は難しいため、書き初めをすることがどのようなことなのか簡潔に伝えてあげると良いでしょう。
また、幼児クラスの場合は、筆や墨を実際に見せて、どのように書き初めをするのかを実際に見せてあげると良さそうです。
あわせて、どんなことを頑張りたいか、どんなことに挑戦してみたいかをみんなで発表するのも楽しそうですね。
以下では、保育園で子どもと楽しむ書き初めのアイデアを紹介します。
乳児クラスの場合、筆を持って文字を書くことは難しいかもしれません。
そのため、文字ではなく絵を描くことから書き初めに挑戦してみましょう。
その際、スポンジやタンポ、野菜スタンプを用意してあげると、スタンプ遊びとしても楽しむことができます。
普段のカラフルな絵の具とは違い、墨ならではのにじみや色味を感じられるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育にお絵描き遊びを取り入れよう!ねらいやおすすめのアイデア」
>>>あわせて読みたい「保育園で野菜スタンプをやろう!ねらいやおすすめな製作アイデア」
折り染めとは、折り畳んだ紙の角に色を付けて、その色合いや模様を楽しむ方法のことです。
3歳児から楽しむことができ、半紙を折り畳むところから活動にしてみましょう。
折り染めした半紙は、よく乾かして書き初めをすると、一味違った書き初め作品になります。
ある程度文字が書ける幼児と書き初めを楽しむ際は、年齢に合った言葉選びが大切です。
また、半紙の大きさにもよりますが、文字数としては2〜3文字が良いでしょう。
書き初めを実施する際は、「汚れても良い服装」「墨には素手で触らない」「机や床に新聞紙を敷く」など、片づけに時間がかからないような対策や工夫をすると安心です。
●ゆめ
●もち
●げんき
●”いぬ”や”とり”などその年の干支
…など
墨と筆を使って年賀状を製作するのもおすすめです。
半紙よりも小さい年賀状に文字を書くことは難しいかもしれないため、ただ自由に絵を描くのでも良いでしょう。
前述で述べたように、タンポや野菜スタンプを活用して、自分だけのオリジナル年賀状を製作するのも素敵ですね。
>>>あわせて読みたい「保育園で年賀状ごっこをしよう!ねらいや楽しむポイントを紹介」
お正月の風物詩の一つである書き初めは、保育園のお正月行事としてもおすすめです。
文字を書けない乳児でも、お絵描きや折り染め、スタンプなどさまざまな遊び方で楽しむことができます。
書き初めは「字が上手に書けるようにお願いを込める」「新年に頑張りたいことを書く」など、分かりやすい言葉で説明してあげると、どのような文化なのか理解しやすくなるでしょう。
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